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2004.06.23
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○ ということで、大型の台風6号が引き金だったんですね。もう大昔といってもいいあの、どーーん、って落としていくような飛行機の感覚を身体が覚えているんです。それから台風情報が気になって気になってしょうがなくなりました。

○ そしてそれがトリガーになって、いろいろな恐れが芋づる式にでてくるんです、もう「なんでやねん」って感じ。どんなときに恐怖心を感じたか、人間関係の恐れなんてのも次から次へと表面に上がってきて。。。漠然とした不安もみんなみんな表面に上がってきちゃって、---、もしかするとこれも屋久島パワー?

○ 3日目の夜、干潮時だけに入れるというYHの近くの平中海中温泉に何人かで行きました。ここも行ってみたかった場所です。夜中の12時出発です。その日の干潮は午前2時前で普通であればその前後2時間ぐらいは問題なく入れるということでした。

○ 真っ暗な海に3m-4mの激しい波が打ち寄せていました。温泉は波で洗われてとても入れる状況ではありませんでした。そんなわけないのに、海にさらわれてしまう想像で足がすくむ思いでした。遅いし気乗りはしなかったのですが、同行者に促されて、近くのもうひとつの海辺の温泉に向かいました。湯泊温泉です。こちらは海辺でもかなり波打ち際からは離れているので問題なく入ることができました。

○ 夜中の温泉。台風の波。波の砕ける音。それでも漆黒の空には所狭しと星が輝いていました。

○ 「災難に逢う時節には災難に逢うがよく候、死ぬ時節には死ぬがよく候。これはこれ災難をのがるる妙法にて候。」正確にこの通り覚えていたわけではないのですが、ごうごうと打ち寄せる波の音の中に、良寛さんのこんなことばが響いたのです。

○ 台風の影響で砕ける白波。そしてごうごうと伝わる風の音。そんななかでも上を見上げると、星空が輝いているのです。ずーーと見つめているうちに、一瞬波の音も風の音も耳から消えました。

○ 飛行機を一日早くして明日かえろうかな、それとも思い切って2日ぐらい滞在を延ばして台風をやり過ごしてから帰ろうかなどとどうどうめぐりしていた心が吹っ切れました。飛ぶなら帰る飛ばないならその時考えればいい。怖いのが消えるわけがないのだから、思い切り怖さを感じてみよう。。。表にでてきた過去の恐怖も不安も逃げないでただ感じてみよう、自分を信じてみようって、そんな気持ちになっていました。

○ 星空に意識を向けただけで世界がこんなに変わるとは思いませんでした。波も風ももう恐怖を呼び起こす物ではなくなっていました。






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最終更新日  2004.06.23 23:17:30
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