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2009.10.01
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カテゴリ: なぜなにすっぱん
<登場人物>


lh-641.jpg  シムカ:ぷろふぇっさー


lh-643.jpg  スポーン:生徒A(主人公)


lh-644.jpg  カラド:生徒B


lh-642.jpg  双七:アホ



<前回のあらすじ>

数々の助言を経て、ようやく目指すべき方向性が明るみに出たスポーン。

その一方でより対人的な戦法をカラドと双七の実演交じりに学んでいく。

ところがその途中で両者が決闘を始めるという思わぬ事態に先生までもが巻き込まれるが―――











































<なぜなにすっぱん 第八話『砂漠の決戦-前編-』>


二人の闘う決意をした男は、およそ10メートルほどの間合いを隔てて対峙していた。



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lh-644.jpg  「いずれ、アンタとはこうなる気がしていた」


lh-642.jpg  「奇遇だな、俺もだ」






lh-643.jpg  「あの……なんなんですかこの展開」


lh-641.jpg  「心配しないで、万が一の為に私が来たんだから」


lh-643.jpg  「ところで背景が砂漠じゃn」


lh-641.jpg  「細かいことを気にする男は嫌われるわよ」








































カラドは剣を構える。しかし対する双七に武器は無く、拳を握り腰を落している。
確かに相手の太刀筋を読み、急所に渾身の一撃を加えられれば勝ち目はあるだろう。
しかしやはりリーチの差というものは大きい。ならば武器のない双七が狙うはカウンター。
対峙するカラド自身もそう来るであろうと踏んでいた。


lh-644.jpg


驚愕はカラドのものだった。
眼前の武道家は、定石を守るでもなく、しかし無策故に猪突猛進したわけでもない。
真実、腰を落とし、脚をバネのように使い低い姿勢のまま切迫、
相手が驚愕に身を固めている隙に脚を高く上げ、素早く相手めがけて落した。


lh-663.jpg


双七の素早い蹴りはしかし虚空を裂いたに過ぎなかった。

カラドには盾という防御手段があるが、双七にはその肉体一つである。
故、双七は最初に一撃を決め、その後戸惑う相手に対し連撃を加え勝利するのが最上。
最早叶わぬその策を捨て、現状を把握する。







































対しカラドは好機と見定め速断のうちにすばやく双七に向かって走り出し、剣先を引く。
それは突きの構えに相違なく、一点を突くその剣技は双七にとっては僥倖だった。
何せ横薙ぎや袈裟懸けに割られるのと比べればその攻撃範囲は酷く小さくなる。

愚直にすら思える一直線の突き込み。
防御より回避の構えをとる双七の間合いを推し量ることなく突き進んでくる相手に、
双七が回避成功の確信を抱いた刹那―――


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―――それは分身して襲い掛かってきた。

咄嗟に回避を試みるが、剣先は脇腹を掠め、肩口を裂き、脚を穿とうと襲い掛かる。
更に後退し距離を取った双七に対し、カラドはその場から動くことは無く、
振り下ろした剣からは血の雫が滴る。







































lh-644.jpg  「へぇ~やるじゃん先輩」


lh-642.jpg  「お前がそう来るなら……!」


双七は目を閉じ自身の内へと意識を集中させる。
敵は眼前、目を閉じるなど愚策以外のなにものでもないとカラドの嘲笑が聞こえる。
先の攻撃が致命傷には至らなかったものの、思ったよりも響いており、刻々と体力が削られる。
嘲笑するカラドの慢心を突くしか双七に残された道はなかった。
カラドが歩み寄り、止めを刺そうと振り被る。


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しかしその攻撃が通ることはなかった。
先の攻撃のように双七は何体にも分身し、その実体を明らかにせず虚空を切り裂かせた。


lh-644.jpg  「なるほど面倒な技だ」







































カラドはその分身を目の前にしても焦ることはなかった。
変わってカラドが距離を取ってスポーンに近寄り、叫ぶ。


lh-644.jpg  「スポーン、TUだ!TUを使え!!」


lh-643.jpg  「え?で、でも効果あるの?」


lh-644.jpg  「使えばわかる!」


スポーンにとっては決闘などどうも良い事で、早く終わることを望んでいたため、
どちらが勝とうが、どちらに加担しようが気にする事もなく言われたとおりに行動する。


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TUは元々アンデッドを退治する為のビショップ特有の技であるが、
しかし双七の分身は何度目かのTUを受け霧散し、実体がその姿を現した。
それを見逃すことなくすかさずカラドが襲い掛かる。









































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lh-644.jpg  「双七、覚悟ォー!!」


lh-642.jpg  「!!!」




―次回へ続く―





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Last updated  2009.11.12 19:08:20


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