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August 12, 2010
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カテゴリ: カテゴリ未分類

今日でコウは生後19日。
3~4時間まとめて寝てくれる良い子です。
ウンチが出たら泣いてお知らせして、オムツを替えてあげるとまたスヤスヤ…
顔がちょっとふっくらしてきました。


忘れないうちに、コウ誕生までの記録を残しておこうと思います。


7月22日の朝7時におしるしから始まった入院生活。

入院してから帝王切開当日の朝まで陣痛を抑える点滴に繋がれ、副作用で激しい手足の指の震え、動悸、息切れに悩まされた2日間。
術前検査も目白押し。

更にコウの肺を成熟させるための薬を数本、肩から注射されました。

37週と1日。
普通に陣痛がきて生まれる赤ちゃんであれば問題ないのですが、帝王切開でこの週数で出してしまうと、赤ちゃんが自発呼吸できないことがあるのだそう。
その場合、即、国立に搬送することになると説明を受けました。

麻酔が効くかどうかより、コウが生まれてすぐ産声を上げてくれるか、それが心配で心配で…

そして、コウに賭けた思い、コウに込めた願い…色々な思いで胸がいっぱいな手術前の一夜でした。


24日午前11時前に旦那が到着。
すぐに医師から帝王切開と赤ちゃんの自発呼吸ができなかった場合の処置、卵管締結不妊手術の説明がありました。

昼前には実家の母と子ども達も到着。
「赤ちゃんは!?」
と、笑顔で病室に入ってきたセイ。

と言うと、なんだぁ~。と、笑っていました。


12時20分。
婦長さんが部屋に迎えに来られて、陣痛室へ。
陣痛室で術前の注射を打たれ、12時40分に手術室入り。

手術室に入るなり、1人の看護師さんから

と聞かれ、他の看護師さんも
「ちょっと!しせりさんの旦那さん見た!?」
「見た見た!すごい筋肉マッチョ!!」
と、旦那の話題でもちきり(笑)

手術室はアロマのいい香りでリラックス~。

手術室に入って来られた医師や看護師さん達に
「よろしくお願いします。」
と、挨拶し、麻酔開始。
麻酔も、もう三度目の帝王切開ともなれば要領得てるので、6箇所も針を打ち込まれるのも、針の太さにも注入される液を重く感じる感覚にもビビりませ~ん。

エビのように丸まって麻酔を打たれている間、窮屈なのかコウはお腹の中で暴れまくり。

しばらくすると、胸から下がいい感じに痺れてきました。

うんうん。
今回はちゃんと麻酔が効いてるわ♪

と、余裕だったのですが、赤ちゃんを取り出すためにお腹を広げておく機械でお腹を広げられ始めた瞬間、絶叫モノの激痛が!!
麻酔、恐らくここで切れました。

「何か触られてる感覚はあるけど、痛くはないですよ。」
と、説明受けてたはずなんですけど!!

そして、子宮にメスが入った瞬間、更に切腹の激痛!!
絶叫はしませんでしたが、あまりの激痛に「うぅ~っ」と、唸りました。

「破膜します。」
「羊水の吸引準備。」
「患者さん、血圧74の38です。」
「破膜。」

激痛で意識が遠のきそうになりながら、医師や看護師さん達のやりとりは冷静に耳に届いていました。

「しせりさん、赤ちゃん出ますよ。
お母さんからの最後の酸素、大きく深呼吸して赤ちゃんに送ってあげてくださいねー。」

看護師さんにそう言われて深呼吸するも、医師が2人がかりで赤ちゃんを取り出すときは、お腹を掻き回される感覚に思わず
「いたぁ~いー…っ」
と、零して眉をしかめました。

「赤ちゃん、頭が出ましたよ!」
と、看護師さんの声がしてすぐ、コウが短く「おぎゃっ。」と泣いたのが聞こえて、

(あぁ~。自分で呼吸できた!)

と、安心して涙が零れました。
吸引される前に、しかもまだ頭だけしか出てない状態で産声上げるだなんてね(笑)

コウの産声を聞きながら、今度は胎盤を取り出される激痛と気持ち悪い感覚に襲われ、私はもう限界!
気絶寸前で、体を拭いてもらったコウを見せてもらって引き戻され、また意識が遠のき…

ここで、笑気ガス登場~。

意識はあるのに、まぶたが重くなって痛みがすぅ~っと引いていき、どれくらい時間が経ったのか、意識が戻ったときにはお腹も閉じられ、手術が終わっていました。

医師に、
「赤ちゃんは元気に生まれてきたけん。
お腹開けたら、もう子宮が透けて赤ちゃん見えとったとよ。
本当に破裂寸前のギリギリのところやった。
子宮はそんなふうやったけん、前回と同じところは切れなかったとさね。
子宮の上の方の、比較的厚みが残ってるところを切ったけん。
卵管も縛ったけんね。」
と、説明を受け、まだ朦朧とする意識でとりあえず「ありがとうございました。」とだけは言いました。

ナースステーション横の部屋のベッドに移され、電気毛布をかけられて心電図に繋がれて、看護師さん達にされるがまま。

そしてやっと家族と対面。
旦那が
「ありがとう。お疲れ様。」
と、言ってくれて、胸が熱くなってまた涙が出そうに。
出産直後に旦那から労いの言葉をもらったのは、4人目にして初めてでした。
(リキのときなんか、私が手術室から出てくる前にいなくなってたし!)

「今回も痛かったよ~…」
と、返した私。

「4D超音波ではリキと似とったけど、どうやった?
赤ちゃんの顔、まだじっくり見とらんとさね。」

そう言った私に、セイがすかさず
「オレに似とるって!」
嬉しそうにそう言いました。
リキは、なんだか複雑そうな表情。
シンは、
「コウ、きんタマが丸くてシワが均等に入っててきれいかったばい!」
と、下ネタな着眼点(笑)

術後、毎回高熱が出るので今回も40℃超えを覚悟していたのに、37℃8分止まりで拍子抜けでした。
しかし、導尿カテーテルが入っているのにも関わらず尿が出ずに膀胱が腫れ上がり、カテーテルを差し替えてみても尿は一滴も出ず、真夜中に医師が駆けつけること2回。
傷より腫れ上がった膀胱の方が痛くて痛くて。

『ラシックス』を点滴の途中から注射器で注入してもらったら、有り得ない量の尿が出始めて膀胱の痛みも引きました。


今回は、麻酔の際に出た髄液の比重がなかなか戻らず、頭痛と不安定な血圧に悩まされた産後でした。
退院後は実家に一週間世話になり、血圧はすっかり安定したし頭痛もなくなって、今日、懐かしの我が家へ帰宅。
今月いっぱいはリビングで生活する予定です(笑)


最後に『昊』の名前の由来ですが、この漢字に決めたのは、どうしてもどうしても、絶対に『天』という漢字を入れた名前にしたかったから。

姓名判断で名字と合うものを探して、この漢字がヒット。

この漢字には、“夏の空”や“大空”という意味があり、夏生まれだし、女の子でも男の子でも『昊』にすることは早くから決めていました。

『昊』
この名前に込めた願い。

夏の青空のように、澄みきった心を持った子に育って欲しい。
天にあるお日さまのように、明るく、ひとの心を照らす子に育って欲しい。
そして、一昨年の12月、名前もないまま天国へ逝ってしまった流産した赤ちゃんの分も元気いっぱい、すくすくと育って欲しい…そんな願いを込めました。


離婚寸前に危機的だった私と旦那の縁をつなぎ、幸せを運んできてくれたコウ。

宝ものであり守るべきものが増え、改めて親としての責任の重さを感じています。

私達夫婦にとって本当に最後の赤ちゃんだから、育児を楽しみたいと思います♪


長い長い出産記録を最後まで読んでいただき、ありがとうございました!





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最終更新日  August 12, 2010 02:02:30 PM


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