憬月庵雑記

憬月庵雑記

2004年10月29日
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"I cannnot forget you."

今朝メールボックスを開けてみると、そういうタイトルが目に留まった。

そんなこと日本語でも言われたことない。もちろん身に覚えがない。

身に覚えがある英語国民なら思わず開けてしまうかも知れない。

かつてほどの数は来なくなったが、今でも毎日20から30のウィルスメールが届く。

最近の特徴はタイトルの多様性だ。それもなかなかプロはだしのコピーが見られるようになった。

以前なら"Re:Your document""Mail failure""Failure notice"などというものばっかりで、当初はうっかり開けそうになったが、もう引っかかるヤツもあまりいないだろう。

逆に実際のビジネスメールで"Re:Your document"などが使えなくなって、ビジネスマンの多くがメールのタイトル付けに時間をとられるようになったのではと気の毒に思う。

その後"Hi"とか"Hello"などというのが出てきていまも人気の一つだが、案外こういう単純なほうが引っかかり易いのかもしれない。



"You cannot do that"というのは日本人にはピンとこない表現だが、これは「あなたはそれはできません」ということではなくて「そうはさせないぞ!」というニュアンスだ。

誰かと言い争いをしている人ならつい開けてしまうかも知れないし、身に覚えのない人は逆に誰かから誤解されているかもしれないと思ってやはり開けてしまうかも知れない。

そんな中"I cannot forget you"というのを初めて受け取ったのだが、これはなかなかロマンチックで気が利いている。

もしあなたにワケありの異性がいたら、これを開封せずに削除することができるだろうか。

あの人の切実な訴えを読まずにゴミ箱に捨てるなんて!

私が最近入れてもらったネット通販業界ではメールマガジンでの営業が花盛りで、業者を対象に「効果的なメールマガジンの書き方」とか「読んでもらえるタイトル」などの講座ビジネスがかせぎまくっている。

ネットでいたずらに夢中になっているお兄ちゃんたちもそのコピーライティングの経験を生かしてこっちの方へ転職したほうが稼げるのではなかろうか。

いや逆に、連中もこういう講座で勉強しているのかもしれない。

考えてみればテレビでの大衆情報戦が勝敗を分けるアメリカの大統領選挙なども同じ世界の出来事だ。

もっともな成り行きだと思うと同時に、つくづくいやな世の中だとタメイキが出る。





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最終更新日  2004年10月29日 12時01分56秒


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