オフィシャル“飲食コンサルタント”である「大久保一彦」の誰も言わない外食のトレンド

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May 20, 2011
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 「20世紀初頭、われわれはでんぷん質はほとんど穀類、野菜、果実でとっていた。
しかしいまは、総量でカロリーの44%になるでんぷん質のうち、24%は砂糖でとっているのだ。これは国民の健康のうえで重大なダメージを与えた」
 北欧三国連合医学会会議はこう説明する。
 「いまわえわれはカロリーの60%を脂肪と砂糖でとっている。しかし今世紀初めは、この両者でとれるカロリーは30%以下だった。この変化はミネラルやビタミンの摂取を低下させるものとなった。今日の食生活は、カロリーの割に基本栄養素が少ない生活になっている」

 同じ変化が日本ではもっと短期間に起きて現在に至っていることは何度も述べた。脂肪も急増したし、砂糖は敗戦直後に比べれば数百倍だし、昭和30年代に比べても何倍にも増えている。話は少し横道にそれるが、自分はそんなに砂糖をなていないと思ってる読者のためにマクガバン委員のおもしろい指摘を報告しておく。アメリカ人だってまさかカロリーの24%もの砂糖をなめているというわけではない。
しかし、 大部分の砂糖は“見えない砂糖”としてとっている。(あるいは“とらされている”)
中年以上なら、20年前から佃煮でも何でも市販の惣菜などの味付けがますます甘くなってきたのに気づくだろう。社会全体が年々“甘く”なってきているで、われわれは味付けのかげにかくれた“見えない”砂糖は知らぬ間に何倍もとらされているのだ。

「いまの食生活では早死にする」著者今村光一氏(経済界)
P127~128





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最終更新日  May 23, 2011 05:28:45 AM
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