妻と歩いた足跡とその後の熟年生活

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2005年01月21日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
・寒くなってきて、カイロが欲しい時が増えてきたので、昨年の使い残しを探した。すると病院から持ち帰った妻の荷物から大量のカイロが出てきた。
これには、辛い思い出が残っている。
・最後の入院の初期、食事が十分とれないので、栄養を点滴をするのに、腕から注射針を刺すわけであるが、これがなかなか一仕事であった。
もともと血管が細いところへ病気で痩せてきている。そのうえ毎日の点滴では、太い部分にもたくさんの刺傷ができている。新しいところを探すのが難しい。針を入れても、血管が真っ直ぐの所でないと中で針先が当たって痛いという。上手な看護師さんだと一回で済むが、下手な人だと何回も刺し直しで、謝りながらしてもらっても痛いものは痛いようだ。するほうも辛いがされるほうはもっと辛かったであろう。
ときには、下手な看護師さんがギブアップして、代わりの人にやってもらったこともあった。だから、担当の人が誰かによってその日の妻の最初のストレスの程度がきまるわけであった。下手な人の当番だと朝から落ち込んでいるのがわかった。
そんな状態を少しでも緩和するために、お湯で温めたタオルを直前まで巻きつけておいたりしたが、一人でそれをするのは大変だと予想できた。そこで姉の提案で使い捨てカイロをサポータで巻きつけたりした。サポーターも、普通のでは短いし太さも合わず、100円均一のルーズソックスの足先を切ったものが長さも,太さも締め付け加減もが丁度で一番使いやすかった。そんなわけで見舞いに来た姉が、帰ってから大量のカイロを送ってくれたわけであった。
時々付き添いをしているときは、そんなこともいろいろやったが、一人でいる時は、そこまで自分自身でする元気も無く、姉から送ってきたカイロの包みもそのままであった。
 そうした努力の甲斐も無く、何回も刺すうちに腕も温度が冷めて、もとの木阿弥になるのが常でもあった。この病院の方針で、針をさしたままにしておかないので毎朝の苦痛があり、見ているのが辛くなるような場面が多くほんとうに可哀想であった。
入院後半になって常時付き添いをするようになってからは、中心静脈点滴になり、針は刺したままでよくなって、毎朝のストレスからは開放された。






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最終更新日  2005年01月21日 08時41分21秒
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