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2005年11月20日
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テーマ: 『義経』(332)
この色は、追加訂正部分です。

お好みによって評価は分かれそうですが、 わたくし 大絶賛 します。久々に3度見ました。フィギュアまで差し置いて(爆)
映像も素晴らしかったし。
滴るような夏の緑の中の演舞かと漠然と思ってましたけど、紅葉の中、しかも夕焼けどきというのが良かったなあ。
舞扇の上にはらりと落ちる紅葉が美しい。
音響にちょっと物申したい気もしたんですけども・・・まあ他にもいくつかツッコミどころはあるけれど(あと2~3月で子供を生む女の腹が、男にも分からん程度なのはちょっとどうだろうとか・・・ま、臨月でも目立たない人はホントに目立たないが)、それは他の方にお任せするとして。
(ついでに義経一行も場外へ)

圧巻  「しずやしず」


このドラマ一のヒロインにあるまじき号泣ッぷりを披露しての熱演、私、ほとほとと感心して見ておりました。
私はもともと石原さとみが演じている を好いてましたし、実際何度も書いてますけれども、今回は最高級の賛辞を贈りたく思います。
ええなあええなあ。
いっそさとみちゃんに義経を演じてもらえれば(爆)

ほんとなら腹ボテのまま舞い踊るはずですけども、さすがにそれはやめたようで。先に出産することになりましたが、それがなかなか効果的だったように思います。
オダマキの花 を出せなかったのは季節が合わなかったからかなあ・・・? どうせ静の舞の中にフラッシュバックを差し挟んでいくなら、現実にパラレルな義経の イマイチな 殺陣だけじゃなくて、少しはある (少ししか無い^^;) ラブシーンを使うって手もあったろうに、返す返すも残念;; 特に、 オダマキの花を介したシーンは 結構良かったのに、「 しずのオダマキ 」に引っ掛けてくれなきゃ効果も半減ですよぉ;;  ・・・いくら回想シーンが多かったって批判があったって、バカとハサミは使いようだっちゅーに、バカの一つ覚えじゃやっぱり浅はかだってばよ・・・


いまや日本一の権力者・源頼朝に相対しても物怖じしないふてぶしさ。
政子の言ではないけれど、ガンと腹を据えた女の強さを存分に感じさせてくれました。
産んだばかりの子を奪い去った御台所政子につかみかかる情の強さ。
舞を奉納せいといわれれば、
「この鎌倉で、太鼓その他の鳴り物や楽師を揃えられるかどうかの方が気がかり」
と応じるあたり、一歩も引かない芯の強さ。
ちょっと分かりにくいかもしれないけれど、京育ちの静にしてみたら、 鎌倉なんてド田舎
太刀を佩いた白拍子姿の麗しさもさることながら、扇の向こうで頼朝を睨みつける目の強さ。

その辺が、私のイメージの中の静そのものだったのですよ><

「咎人の想い者」風情が「頼朝様」なんて呼びかけていいものですか。
小泉首相に面と向かって「純ちゃん」と呼びかけるようなもんですよ。生まれ育ちがすべてを左右するこの時代に、そうそうできるこっちゃないんです。
敵陣の中丸腰以下の状態で、女人の身で武器になるとしたら己の美貌だけですが、笑み1つ浮かべない。全身から切れるような緊張感と冷え冷えとした恨みと怒りが漂ってくるかのようでした。
ここでもし媚びておいて心象を良くしておけば、あるいは咎人義経にはプラスに働いたかもしれないのに、静って人はそういうことを一切しないんですよね。その辺、頭悪いなあなと思うか、剛直頑固と見るか・・・。
なのにね、伏せた冷たい目の周りとか、色をなくした唇に、ほのかに色香が漂ってるんですよね。たまらんわね~(笑)
ありがとう、さとみちゃん vv

静のあまりの潔さは、日本人には好感を呼びますね。それはあの時代の人も同じらしい。鎌倉の府をも黙らせ、結局プラスに働きます。
静の想いを受けて立ち、その姿を「見事」と賞賛する 政子 も好きな人です(史実に残ってるのは、怒る頼朝を宥めたのが政子)
もう少し、情深い方が好みですけどね^^;
政子はそれでも女人であり母であるがゆえに、やはり静の子を殺すのはしのびないと思ったろうと思います。かつて義高の命乞いまでした政子さんですから。
つまり政子も、随分と強くなったんですね。

女の戦いは、引き分けというところか。

さて、「赤子が男児ならば殺せ」ということ以外は無言のままの 頼朝 兄さん。
今回の中井貴一頼朝兄さんは(今回に限らないか)、とことん表情を殺すことに精を傾けている気がしました。
「何故義経を追い詰めるのか」と問う静に
弟ゆえに
とのみ答える・・・そこに、万感の想いが込められていたと思う。
もっとも些細なこっちゃ感情を出さない人で、そんな彼が怒るとしたら鎌倉全体の意志に他ならない・・・思いのほか、不自由なお方でありますが・・・・。
「入りにし人の あとぞ恋しき」
「昔を今に なすよしもがな」
という詞に大きく揺さぶられただろう心は、
もしかしたら兄さんがもっとも静の心境に近いのかもしれません。
むしろ開き直って、素直に歌い放ち、自分はおろか下手したら義経がどうなってもいいぞと言わんばかりの態度で鎌倉を試す一介の白拍子・静に羨望を抱いたかもしれません。というか、中井さんの横顔に羨望の色を見たと思うのです。
・・・というのは、頼朝兄さん贔屓な私の妄想が多分に加えられておりますが^^;

結局全国に指名手配をしながら2年も義経が逃げ回っていられたのは、戦巧者だった義経の本領発揮って部分もあっただろうなとも思うのですが、一方で「案外兄さん、甘かったんじゃないか」と思う(思いたい)部分もあるんです。
もちろん、機会をつかめば容赦しない冷徹さを発揮しますが、実はそれほど積極的になったような感じも受けない・・・他にも色々忙しかったんだろうけど。奥州にいることをつかんだら速攻で攻略したんだから、本気で探させたらもっと早く義経は殺されたんじゃないかなとかも、思ったりしてます。
義経の想いばかりが強調されがちなこの兄弟の確執は、案外兄貴の方の想いも強かったことが、後々にまで伝わる「古代日本をマタにかけた壮大なる兄弟喧嘩」という史話を作ったのかもしれませんねえ(妄想妄想)

ところで、とても哀しいなあと思わされたのは、 忠信 の行動。
カラの輿に静が乗っていると思い込んで討ちかかり、護衛兵士に斬られるところですね。
洒落者だった忠信が、烏帽子も被らず髷も結わないザンバラおどろ髪に無精髭で、破れ衣装もかまわず裸足になってまでずっと彷徨っていた挙げ句に勘違いで死んだのかかと思うと・・・そのあまりにも敢えない最期に泣けました;;
その忠信に思わず駆け寄ろうとするなら、うじきつよしの次郎を見習え滝沢義経~~~!

さて、来週は勧進帳・・・







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最終更新日  2005年11月21日 15時20分07秒
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