時雨×時雨

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カテゴリ: 時雨×詩ネタ帳
震える拳を

握り締めて少女は歩く。

雨降るビルの

細い隙間を猫のように歩く。

身を縮めては

嗚咽を漏らす。

蒼い月の夜を

ただ茫然と泣きながら・・

空を見上げることもなく歩き続ける。



彼女は囁いた。

「私に抗うのならあなたのその喉を引き裂いて、

私から全てを奪うのならあなたのその命を奪ってあげる。」

彼女の虚ろな目は人形のようで

頬に雨に混じったわずかな涙を溢す。

彼女の行方は誰も知らない。





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Last updated  2006/07/12 10:50:24 PM
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