青春のギターリペア  K2ギターファクトリー

青春のギターリペア  K2ギターファクトリー

2023年02月09日
XML
カテゴリ: ギターリぺアー
◆EL Martin 50 弦高の下がり過ぎです
ギターオーナー様は、非公開とさせて頂きます
  全ての弦がフレットにベタ付きになって困っているので、何とかして欲しいと
 ご連絡を頂きました

◆画像から確認して行きます

●どこかで見た事が有ったと思いましたら、2021年の10月に工房でセッティングを
 させて頂いたギターでした。

◆2021年10月のリペア前の画像です 
●6E/12Fは3.40mm 1E/12Fは、3.10mm 有りました

 ベストなセッティングをさせて頂きました。
  1年余りでここまでセッティングが変化した原因を特定させたいのですが
 ビンテージギターでは比較的ポピュラーなトラブルの、ネックヒールの剥離が有り
 ヒールを接着固定するまでは、確認作業が出来ません


●超レアギターですから、元の健康体に戻して行きます

◆リペア開始して行きます

●ネックヒールが剥離する事は珍しい事では有りませんが、ヒールが剥がれると弾くどころでは
 無く、チューニングもする事が躊躇われます


●タイトボンドを、パワー技で隙間に流し込んでおきます


●トルクを掛けた時に捻じが生じない、ラチェット式のクランプで固定しますが 
 ヒールの先端との隙間を滑り難い素材で密着させます



●ヒールが剥がれた時?抜け落ちたポジションマークを打ち込んでおきます


●表面をバインディングに合わせてサンディングします

🌻このまま朝まで固定して接着を待ちますが、チューニングは気温が低い事も有り
 数日のインターバルが必要です


●弦が張っていない状態でネックを確認しますと、13フレットから逆ゾリしてます


●セッティングの障害になる、13フレットから上を事前に擦り合わせしてきます


●擦り合わせしました。


●更に8フレットからも逆ゾリしてますので、ネックヒーターでストレートに
 矯正して見ます。1回で矯正されて再発無しですと良いのですが、この段階では
 予測は出来ません



 他の弦は低すぎるのですが、音を出す事に問題は有りません


●ナットを外して溝を確認しますと、5Aの溝が指板の350Rカーブに対して低い事が確認出来ると
 思います


●ナットは底面75度のタイプです。
 8フレットから上の逆ゾリを中心に3度目のアイロンを掛けて見ますが、改善されなければ
 ナットを交換する必要が有ります👉結果は、軽く弾くには5Aの解放弦の音は出ますが、
 普通に弾くとバズってしまいますので、ナットを交換しても良いと了解頂きましたので
 ナットを交換して行きます

◆ナットの交換をしますので、その前に弦高をセットします

●捨てサドルの高さを基準にエボニーでサドルを削り出してセットします


●弦を張り戻します


●予定通り6E/12Fは、2.25mmです


●1E/12Fは、1.75mmです


◆ナットを削り出して行きます

●底面角度75度に削ってオイル漬けにして有ったナットをセットします
 隙間が無いか太陽光を使って確認します


●両サイドをカットして接着します


●弦溝は余裕を持たせて切り込みます


●今回の件も有りますので、僅かに高めに1フレットをセットしましたが、
 弾く事に支障は無いので大丈夫です



●手に当たっても痛く無い様に、全体のシェイプを整えて有ります


●ナット交換後の弦高は交換前と同じ高さです
 全ての弦が全てのフレットにベタ付きだった状態から元に戻しました


●弾き易く音質も良好です


●修復リペアは完了しました



🌻K2ギターファクトリー

  千葉県八街市 八街 に-67-3 
   代表 加藤 和久
   ☏ O8O-5376-O998       
   ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2023年02月17日 07時36分03秒
コメント(12) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: