書と育児と時々妻

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2023年05月05日
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カテゴリ: 日記
5月5日は2歳下の弟の誕生日である

弟は20年前亡くなった

20年という月日は、とても長い時間のような気もするし、ついこの前という感じもする

今私がいるドトールで、目の前の椅子に弟が座っていたとしても、おう、何だ、いたのか、というくらいの普通の挨拶をして、当たり前のように接しているような気もする

あるいは、生きていたんだな、と声を出すのがやっとで、ただただ涙を流し続けることしかできないような気もする

弟ほど才能のある人間はいなかった

弟より頭の良い者もたくさんいるし、運動ができる者もいるが、総合すると弟の右に出るものはいなかった

サッカーが上手くチームの10番でキャプテンで県の選抜選手だった

成績も良く、性格も良く、おまけに、顔も良く、女にはもちろん好かれ、男にも慕われ、先生にも可愛がられていた



控えめで、自ら手を上げないのに、自然と上に立たされる人間だった

そんな弟の兄であることが、誇らしかった

今も生きていたら、どれほど活躍していただろう

政治家にでもなっていたら、今の多くの議員と異なり、私利私欲のためでなく世の中のために理想を掲げて活躍していただろうか
公務員になっていたら、真に世の中のためになる仕事を目指して働いていたろうか
教師になっていたら、一人一人の生徒に真摯に向き合い、一人一人が立派に生きられるように関わっていただろうか

そんな弟の活躍を見ていたら、私はどれほど勇気付けられていただろうか

人は亡くなったら、今度は心の中で生き続けるんだ、と、父が言っていたことを覚えているが、その通りだった

ただ、20年の月日の中でその存在は小さくなり、薄くなり、他の者に取って代わられ、今日のような誕生日や命日になってやっと思い出すようなことも多い

忘れまい
忘れはしないが、もっと感じなければいけない



誕生日おめでとう
おれの弟に生まれてきてくれてありがとう







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最終更新日  2023年05月07日 20時31分40秒
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