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2006.08.09
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絲山秋子のデヴュー作『イッツ・オンリー・トーク』の映画化。
絲山秋子の作品は、まだどれも読んだことがないんです。

イッツ・オンリー・トーク イッツ・オンリー・トーク


廣木隆一監督

寺島しのぶ
豊川悦司
松岡俊介
田口トモロヲ
妻夫木聡

ストーリー
肉親や恋人、友人を失い、すべてに無気力になって入退院を繰り返すようになった橘優子・35歳。そんな彼女が東京の片隅にある街・蒲田に引っ越してきた。この町は下町だけど”粋”がない。しかし今の彼女にとってはとても居心地がいいところだった。大学時代の友人で大田区長を目指す本間、ネットで知り合った”趣味がいい痴漢”、まだ幼さの残るうつ病のヤクザたちと知り合い、時には癒され合う優子。ある日、福岡からいとこの祥一が優子のアパートに転がり込んでくる。ダメ男ながらも憎めない祥一に、優子は心を開いていくが…。

~~~~~~~~~~~

この監督と寺島しのぶで『ヴァイブレータ』がありますね。
あちらはロードムービー。
精神的不安定な女がトラック運転手のトラックに乗り込み新潟まで往復するんですよね。
彼女がこの旅で徐々に癒されていくんです。
ロードムービーの部分は、申し訳ないけど時々早送りしてしまいました。
かったるいんだもん^^;)
しかしラストなど、なかなか印象に残りましたね。
寺島しのぶの印象は、普通のお姉ちゃん。
普通なんだけどバランスが取れなくなった女というのがうまいんだなあというか自然なのか・・などと思ってみていました。
見た直後は、なんだかわからんと思うんだけど、後からじわじわ来る映画って感じだった。
ただ、面白いからお勧めしたいという感じではないんだけど(笑)

ヴァイブレータ スペシャル・エディション

~~~~~~~~~~

そして、この映画、再び二人がコンビを組んだ映画。
やっぱり、見た直後はう~んだから何?って思うんだけど、時間が経つとじわってくる感じだ。

原作は知らないんですけど、主人公は躁鬱病の元キャリアウーマン。
やっぱりこの監督、手ブレのあるハンドカメラがあったり、ワンシーンが結構長まわしだったり、独特だね。

お話として、もっとコミカルなのかと思ったんだけどそうではなかった。
登場人物が、紳士的な痴漢のおじさんやうつ病のヤクザ(妻夫木くん)だったりするもので、ちょっと期待していたんだけどね。
あんまりこの痴漢おじさんや若いヤクザがどんな役割なのかわからなかった。

こういう話ってどうとらえたらいいのかわからない。
寺島しのぶと豊川悦司を見る映画ともいえるかも。
寺島しのぶって大柄で顔が大きいなあって思った。
彼女の履いているブーツがかわいい。
そして足が長いなあ~なんて思いながら見ていた。

豊川悦司は、なかなか胸板が厚い(笑)
結構いい加減でふるさとを捨て逃げてきたんだけど、寺島しのぶの部屋に転がり込んでから、なかなか優しいし、いい奴なのだ。

主人公の優子は躁鬱病なんだけど、欝のどん底の時は結構シンドそうだった。
しかし、彼女は淡々とそれを受け入れているようにも思う。
『心の捻挫』という言葉は頷ける。
人間生きていればいろんな病気にもかかるし・・生きているからこそだもの。

また彼女を看病する祥一(豊川悦司)が、いいんだよね。
彼がいて救われているんだなと思った。

彼女の傷は癒えていないんだね。
自分の悲しみは自分しかわからないと、祥一が言うんだけど、そうなんだなあと思う。
同じ体験をしても、やっぱり悲しみはそれぞれ個人のものだ。


ラスト近くになって、いろいろかかわりを持った男たち(そういえば女性は全くでてこないな)とそれぞれ距離感を感じさせるシーンが出てくる。
そうなんだな~~、いつまでも同じってことはないんだよね。
彼女はまた一人ぽっちと思っただろうか、それともこうなる事は予想できたと思っただろうか・・


ラストの事件は、う~ん、私としては違うラストにしてほしかったかな。
ハッピーにしてほしかった。

ラストの彼女は、これからどうするのだろうか?とちょっと不安になってしまうが・・













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最終更新日  2006.08.09 19:49:38
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