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稲葉忍

稲葉忍

Nov 6, 2015
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カテゴリ: 映画
 本日見た映画はベルリンオリンピックのドキュメンタリー映画「オリンピア」。
 陸上がメインの「民族の祭典」と陸上以外の競技を収めた「美の祭典」の二部構成。
ベルリンオリンピックといえばヒトラーが国威発揚に利用した大会だが(敗戦から立ち直り「もはや戦後ではない」というのをアピールした1964年の東京大会なども同じことをしてるのだが)、政治の話云々は抜きにしてもできのいい映画です。
 公開当時「記録か芸術か?」の論争が巻き起こったものの、ヴェネチア国際映画祭で金賞を取っている(この作品に影響されて作った市川崑監督の「東京オリンピック」も「記録か芸術か?」の論争を巻き起こしている)

<民族の祭典>
・開会式は当時の国際情勢がわかる一コマ。選手団の中にはナチス式の敬礼をしている人も。当時ドイツと緊張状態にあったフランスの選手団が行進の際「右手を斜め横に掲げるオリンピック式」の挨拶をし、これをナチス式の敬礼と見たドイツの観衆の熱狂的な拍手を浴びた。
日本の選手団の姿も登場。男子のみしか映っていないが軍服で行進している。日本の選手団といえばTvで見た赤い上着+白いズボン(orスカート)の東京オリンピックの奴が印象に残るが
・聖火リレーの映像も登場。聖火リレーはベルリンで最初に行ったもの。最終聖火ランナーは陸上選手でエンジニアでもあったフリッツ・シルゲン。この人は出場こそしなかったものの以降のオリンピックに関わってたとか。
・開会式のシーンではヒトラーが開会宣言をしているところも写っている。

・走り幅跳びは普通にジャンプしており、背面飛はない。背面飛びが普及したのは1968年のメキシコシティ以降。
・棒高跳びは当時のカメラの感度から夜間撮影が困難だったため別の日に撮り直ししてるとか
・マラソンでは日本人として参加した朝鮮の孫基禎が写っている。孫は1984年のロス、1988年のソウルでは聖火ランナーとして参加し、ソウルでは最終聖火ランナーを務めた。

<美の祭典>
冒頭は選手村でのやり取りが写されている。
・体操が今と違って外でやっている。床運動もTVで見る跳躍も含めた演技はしておらず地味。日本人の選手も写ってる。
・馬術にフェンシング、射撃・・と連続して競技が行われている映像が見られるが近代五種競技?
・馬術は男子でなおかつ軍人のみ参加できたということでいろんな国の軍服が見られる。馬術で軍人以外の男子と女子が参加できるようになったのは1952年のヘルシンキオリンピックから。
・男子の水泳が見られるが昔は男子の水着は女子と同じデザインであることは驚き。今ではウェットスーツの余剰部分を取ったデザインの水着で泳いでる選手がいるとはいえ。



第1部「民族の祭典」











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最終更新日  Nov 7, 2015 06:39:03 AM
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