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稲葉忍

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May 5, 2020
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今回のお題はピンク・フロイド「夜明けの口笛吹き(The Piper at the Gates of Dawn)」。
 ピンク・フロイドの1stでギター兼ボーカルのシド・バレットが主導権を握って制作した作品で1967年リリース。
 タイトルは、ケネス・グレアムの児童文学作品『たのしい川べ』の第7章の題名から拝借したもの。11曲中8曲はシドが作ったが、アルバム制作段階でシドLSDの過剰摂取によりまともな精神状態ではなかったものの、何とか完成にこぎつけた。
 アングラ時代から交流のあったザ・フーのピーター・タウンゼンドは「ライブでの本来の力が発揮されていない」とプロデューサーの制作姿勢を批判している。
2007年にモノ版とステレオ版を同梱した、40周年記念盤が発売された。

<曲目>

2.Lucifer Sam
3.Matilda Mother
4. Flaming
5. Pow R. Toc H. (Barrett, Waters, Wright, Mason)
6.神経衰弱 - Take Up Thy Stethoscope And Walk (Waters)
7. 星空のドライブ - Interstellar Overdrive (Barrett, Waters, Wright, Mason)
8.地の精 - The Gnome
9.第24章 - Chapter 24
10.黒と緑のかかし - Scarecrow
11. バイク - Bike

*特記事項がないものはシド作曲

音は「狂気」「炎-あなたがここにいてほしい-」等とは異なる作風で「狂気」はブルージーな印象を受けたが本作のリリース時はサイケロックが流行っていた時代。ドラッグのトリップを音楽にしたというのがサイケロックとの事ですが、トリップしそう。音がフワフワしてるから。
#7はライブでは30分にもなる即興演奏で演奏していたとの事。


 本作制作時、シドは既にLSD中毒のためまともな精神状態ではなく、録音中に勝手に歌詞を変える、機材のレバーを適当に上下させて、たまたま気に入ったセッティングで収録を行うという、気まぐれともいえる方法を貫いたというが、以前弟に聞かせてもらったシドのソロ「帽子が笑う・・・不気味に(当初の邦題は「幽玄の世界」)」にあったある種の危うさは感じない。


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最終更新日  May 5, 2020 09:27:01 AM
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