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†Aina† @ あとがき♪ みなさまこばわぁ えと… サクッと軽めに…
†Aina† @ あとがき♪ さて…「第1話」を公開しました♪ えと…………
†Aina† @ Re:STORY 00:「本日も晴天なり……?」(08/25) みなさまこんばんわぁ… ずっと「保留」に…
†Aina† @ あとがき… みなさま…あけましておめでとうございまし…
†Aina† @ Re:第3話「初勝利」(12/22) みなさま…お久しぶりでございます… と言っ…
2023/12/22
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『Fantasy Earth Zero』~メルファリア大陸の物語~
第三章・第3話「初勝利」


(「思い出すね…訓練場の時の模擬戦…今度の相手は私たちと同じ新人じゃないから簡単にはいかないと思うけど頑張ろ♪」)

「うん!」

アイナはもう1人の自分にそう返事をするとにじり寄ってくるセスタスの方を向いた
アイナが視線を外したのを見てかスカウトがハイディングで姿を消した

(「スカウトが姿を消したわ…でも草の動きで私が追ってるからそっちを警戒して」)

アイナは声を出さずうなずいて返事をする
正面にいるセスタスは1人がアイナと同じ対人用のルプス、もう1人が対物用のベンヌへとスタイルを切り替えた
そしてルプスの方のセスタスが先行して近づいてくる

(「スカウトは周囲を回りながら徐々に距離を詰めてる…ウォリアーはかまえたまま動かないからおそらくスカウトと同時攻撃を仕掛けるつもりね…あなたは合図したら3歩前に進んですぐ左に移動…これでウォリアーとの間にオベリスクを挟めるで同時に左真横にファイよ」)

アイナはうなずくとわざと明ら様に正面のセスタスに対して身構える

(「3…2…1…今よ!」)

アイナは作戦通り3歩前進してサッと左に移動してウォリアーとの間にオベリスクを挟むと手を真横に突き出してファイを撃ちこむ

「なんだ?!」

そんな声と同時にスカウトがまた吹き飛ぶ
同時に残った敵が一斉に動き出す

(「今度は私がセスタスを見るんであなたはウォリアーを!…今、右側に回り込んでるから飛び出してすぐにファイよ!」)

アイナはセスタスに背を向けるとオベリスクに隠れてウォリアーが踏み込んでくるのを待つ
タイミングを合わせて飛び出して大剣を振りかぶったウォリアーにファイを撃ち込んで弾き飛ばす
同時にしゃがんで後方に転がり飛び掛かってきたルプスのセスタスに下からファイを撃ちこむ
そして起きるなり足払いでその後ろのセスタスを転ばしてまたオベリスクに張り付く
それからしばらくこんな攻防を続ける
なんとか善戦してはいるが明らかに体力が続かない

(「やっぱりファイだけじゃ無理ね…」)

「そうだね…一時的だもんね」

(「とりあえず…相手をまとめる事は出来たけど…」)

もう1人のアイナがそう言いかけた時…敵のウォリアーが飛び込んでくる
それに合わせるかのようにセスタス2人も突っ込んできた
飛び込んできたウォリアーの攻撃をステップで回避してファイを撃ち込む
しかし相手もこっちがファイしか使えない事を見こして防御の体制で吹き飛ばされるのをこらえる
突っ込んできたセスタス2人の攻撃をかわしてファイで吹き飛ばした時

(「あれ?…ゴメン…スカウトが居ない…見失った!気を付けて!」)

そんな声を聞いた瞬間…アイナは真横からアームブレイクを食らい武器を封じられてしまう
武器を封じられてしまうとファイなどのスキルが使えなくなってしまう
そして殺気を感じて右方向を見た時…そこにはウォリアーが居た
態勢から次に繰り出される技はヘビースマッシュである
ヘビースマッシュ自体は破壊力の大きさは絶大だが「溜め」やモーションの大きさからファイを使えば回避はしやすい
しかし今のアイナにはそのファイを使う事が出来ない
とりあえず耐えられる自信はないが防御の姿勢をとる

(「防げる?」)

「やってみるけど…たぶん無理かな…」

繰り出されたヘビースマッシュがまさに当たるその瞬間

「間一髪…セーフだった?」

爆風は援護に向かってきていた味方のドラゴンテイルの物だったそのウォリアーはアイナにウインクをしてニヤッと笑う

「よく頑張ったね…こいつらは私たちが相手をするからキミはアムブレが解けたらオベの回復をお願いね」

そう言って手を引いて立たせてくれたのは真っ白いワンピースを着たソーサラーだった

「新人ちゃんが踏ん張ったんだからうちのオベには指一本触れさせないぜ!」

そんな声と共にハイディングを解いてスカウトが現れる

「部隊は違えどファミリーだからね…とりあえずパンでも食えよw」

スカウトはそう言ってポカーンとしているアイナにパンを投げ渡した
そして3人は見事な連携でオベを狙ってきた敵に反撃を始める
アイナはそんな3人の背中にお辞儀をしてアームブレイクが解けたと同時にオベリスクの修復を開始した
数分後…さっきの3人が戻ってくる

「スカウト1匹逃がしちまったが…このタイミングでもう1回は無いだろうな」

パンをくれたスカウトの男性が頭の後ろで両腕を組んでそう言いながらオベリスクにもたれ掛った

「俺たちは戻るが…あとどれくらいだ?」

ウォリアーの男性は座って修復してるアイナと目線を合わせるようにしゃがんでそう聞いてきた

「えっと…今80%くらいだから…もう少しです」

「そっか…じゃあ修復頼んだぜ」

そう言ってアイナの頭にポンと手を置いて立ち上った

「ここはまだ戦場が狭い方だし地形も複雑じゃないからなんとかなるけど…大きな戦場や複雑な地形だと1本のオベで戦況が変わるのよだからキミもそんなオベを支える立派なセスタスさんになってね♪」

ソーサラーの女性はそう言ってニコニコと微笑む

「あ、あの…ありがとうございました!」

アイナは3人に改めてお礼を言う

「どういたしまして♪…でもねキミはちゃんと修復っていう仕事をしていた…私たちはそれを助けた…それだけの事よ♪」

アイナはそんなソーサラーの声にうなずいて返事をした

(「あの服…可愛いなぁ…やっぱりソーサラー用なのかな?」)

もう1人のアイナがそんな事をつぶやいた
アイナもそう言われて改めてソーサラーが来てる服を見たが確かにかわいかった
その時…

「中央と東側はほぼ制圧したが敵が西側を崩そうとしてる!手の空いてる者は西側防衛に急行してくれ!」

そんなチャットが入った

「そんじゃ俺たちも向かいますか…」

「そうだな…勝ちは見えてるが気を緩めるとひっくり返されるのが戦争だからな」

「それじゃキミもがんばってね♪」

そう言って3人は立ち去った
しばらくして修復が終わり

「こちらB8オベ…修復完了しました!」

アイナがそうチャットで報告すると

「了解!お疲れ様でした!…とりあえずB5のクリスタルはもう枯れてるのでキープの方に向かってください」

「わかりました!キープに向かいます」

アイナはそう返事をしてキープへと向かう
橋を渡りキープが見えた時…チャットから敵キープ陥落の知らせを聞いた

(「相手のキープが陥落したって事は…終わったの?」)

「かなぁ…」

アイナはそんな返事をしながらキープに向かう足を急がせる
キープに着くと自軍の兵士たちが笑いながら語り合ってた

(「終わったみたいだね…」)

「うん…」

アイナがホッと胸をなでおろした時…

「お!さっきの新人ちゃんじゃん!お勤めごくろーさん!ほんじゃお疲れさんのチョコをあげようw」

そう言って助けに来てくれたスカウトの方が声をかけてきてアイナの目の前にチョコレートを出した

「いやねぇ…あんたは新人の女の子を見るとすぐそうやって口説こうとする…キミ、こういう奴には気をつけなよ」

そう言ってきたのはさっきのソーサラーだった

「おい!口説いてないし!…ほんでもカワイイからよwどうよこれからこの場を使って初心者講習するけど一緒しない?」

「カワイイと初心者講習の要請は関係なくない?」

「バカだな…講習会の基礎は親密な関係からって言うだろw…俺が優しく教えるからさw…で、とりあえず名前は?部隊どこよ?」

スカウトの人はそう言ってアイナに絡む

「まったく…バカはアンタよ…チャット聞いて…………」

ソーサラーの女性はそう言いかけたところで言葉を止める

「チャット?戦争中は色々流れてるからさ…いちいち…ってどうした?顔が引きつってんぞ?」

スカウトは怪訝そうな顔でソーサラーを見る

「この子の名前は『アイナ』…で、うちの新人よ!よろしくね…坊やw」

スカウトの背後でそう言いながらミズキは指をポキポキと鳴らす

「え、ええと…も、もしかして………」

スカウトはまるで壊れた機械仕掛けの人形のようにゆっくりと振り返る
そして不敵な笑みを浮かべるミズキの顔を見るとまたゆっくりとアイナの方に向き直る

「し、初心者講習では…う、裏オベ構築の復習や…が、崖のぼり…し、召喚の基礎とか……ぜ、絶対に役に立つんだぜ」

スカウトは真剣な顔でアイナにそう言った

「確かに…新人にとっては重要ね…私も講師として参加するからお願いするわw」

ミズキのそんな声に

「よ、よろしくお願いします!」

スカウトは直立不動になってそう返事をした
その後…日が落ちかけるまで講習会は続いた

「よし!そうそう…次はそこに足をかけて…もうちょっと!OK!」

「の、登れたぁ…」

「よし!頑張ったじゃん!…あとは見極めと練習ね」

ソーサラーの指導でアイナは崖登りを終えた

「今の状態じゃ実戦で使えないけど…崖登りは戦場攻略の基礎になるからね…上達は必須だよ」

「はい!」

「お!登れるようになったかぁ♪…講習ありがとね♪」

そこにミズキが人を引きずりながら現れた
ミズキに襟首を掴まれ引きずられていたのはさっきのスカウトの人だった

「い、いえ…新人の育成は重要ですから」

ソーサラーは苦笑いでそう答える

「で…うちのそのチャラいのは…」

ソーサラーがそう聞くと

「ああ…頑張ってたわよ♪…前線の猛者たち相手にパニの強化講習w…まぁ50回仕掛けて50回とも返り討ちに合ったけどね…最後の方はいい感じになってたから…ちょっと上の相手なら確殺できるんじゃないの?」

「あ…あり…ありがとう…ござい…ました…」

引きずられていたスカウトはそれだけ言うと力尽きた
それを見ていたアイナとソーサラーは苦笑いを浮かべる

「ほんでも…こいつはイイ根性してるわね…他のスカウトが次々と脱落する中最後まであきらめなかったからね…『今度は遊撃隊として私達と一緒に前線に行くわよ』って…目が覚めたら伝えておいて♪」

ミズキはそう言ってソーサラーにウインクをした
国や戦場によって戦術は数多とあるが…『遊撃』として前線の戦士に誘われる事は兵士としての誉でもある

「ありがとうございます!必ず伝えます」

「うんうん…で、名前は?」

「ソレの?」

「ううん…あなたよ♪」

「私はアデレードです」

「そっか、じゃあアデレードさん…今度みんなでうちのお店においでよ♪…おごるからさw」

「は、はい!…必ず行きます!」

「じゃあ…私はコイツ連れて先にキープに戻るから♪」

ミズキはそう言うとスカウトの人を引きずってキープに向かって歩き出した
アイナとアデレードも少し休んだ後キープへと戻って行った








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Last updated  2023/12/22 09:31:08 PM
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