独白

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壱玖

壱玖

2006.01.19
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カテゴリ: 本だとか。



しかし今日はずっと本を読んでいました。
服部まゆみの「この闇と光」です。

前々からタイトルと、「塔に幽閉された盲目の姫君の物語」ということくらいは知っていて興味はあったのですが、何となく先延ばしにし続けていたのでした。で、それを昨日購入しまして。

結果。「何で今まで読まずに放置してたのさ自分!!」

すっごく面白いです。
まず、文章から漂う花のような香気にうっとりです。美しいばかりで全く情景の想起できない本もあるけど(そして、そういうのも嫌いじゃないけど)この本は違います。
でも情景がリアル、というのとは違って、語り手である姫君が盲目であることもあって、視覚というよりは嗅覚や気配が広がる感じでしょうか。一言一言が、まるで極上の香水を垂らすように薫り高く広がるイメージ。
完璧に優雅で隙のない、美しい世界が段々と破綻してゆくようすには読んでいて本当に眩暈がするような心持になるし、姫君の感じる不安や孤独を我がことのように慄けます。


うーん、素敵!

今は小川洋子の文庫作品を制覇する目標を果たし中なので、それが終わったら…いや並行しつつ(我慢できないと思うので笑)服部まゆみもチェックして行きたいなと思います★
「時のアラベスク」「1888切り裂きジャック」とか面白そうだものー。

宮部みゆきの「模倣犯」も、文庫化されたことだし読もうかなと思ってたんだけど……これは後回しかしら。





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Last updated  2006.01.19 23:45:06 コメントを書く
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