Come Home!

2011年03月20日
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地震から1週間がたちました。
本当に信じられないことが起きていて、
ニュースをみるたび、涙が止まりませんでした。

被害が明らかになるにつれ、
また原発の事故が大きくなるにつれ、
「もうお願い。もうこれ以上はもうやめて・・・」
と毎日祈るしかありませんでした。

避難所で必死に生きている方々。
原発で命を省みず必死の作業をしている方。


遠く名古屋で、ただ祈ること、節電すること、
そして買占めしないこと、
わずかですが、募金箱をみるたび募金すること
それだけが今の私にできること。

残念ながら直接被害のなかった名古屋でも
買い占めは起きています。
ティッシュもオムツも電池もカップラーメンも
棚から消えてしまいました。
この地方は常に東海大地震の不安があり、
不安になる気持ちはよくわかります。
それでも、今は、本当に困っている人のために、




津波の映像は本当に恐怖でした。
うちは、海から数キロはなれているので、
普段海を意識することなんてありませんでした。
津波がきても、避難勧告がでるのは、いつも港のごく近くだけ。
伊勢湾台風で、甚大な被害を受けたところなので、

津波のことはまったく頭にありませんでした。

でも、今回起きた津波がもしここでも起きたら、
海に近く、川に挟まれたこの地域は水没してしまう。
もともと海抜0メートル地帯で、
東海大地震がきたら、液状化で名古屋でも一番被害がでると言われているところ。

この中で私は子供たちをどうやって守ればいいのだろう。
みんなが離れ離れになっている時間に地震が起きたら、
どうやって助けられるだろう。

いろんなことを考えては、不安で夜も眠れない毎日が続きます。


TVでも、最近は地震以外の通常の番組も始まりました。
不謹慎だと非難されるかもしれませんが、
少しほっとしている気持ちがあります。

子供たちも、毎日地震と津波のニュースで、
不安な毎日を送っていました。
そんな中、普通に日常を送るということが、
子供たちにとって、とても安心できることだとわかりました。

各地でいろんなイベントの自粛が起こっています。
小さなところでいえば、うちの本屋でも
毎週開催されている「おはなし会」が中止になりました。
その決定には「なぜ?」と疑問が残りました。
参加するのは、小さな子供たちです。
毎週楽しみにしている子供たちのほんの少しの楽しみを
どんな状況においても提供するのも大事なことなのではないでしょうか。
上が決定したことで仕方がないのですが、少し残念でした。


「今そんなことやっている場合ではない」
「今はそんなものよりもっと大事なことがある」
それはもちろんそうです。

でも、何もかも自粛して、閉じこもって、縮こまることが、
本当に、被災地のために、日本のためになることなのでしょうか。

被災地の方々の苦難を考えたら、そんなことはいってられないのかもしれません。
それでも、私たちは、前を向いて歩いていかなくちゃいけない。
被災者の方々のことを常に胸にとどめながらも、
私たちは私たちの今できることをやっていかなくちゃいけない。
今、こんなことしてる場合だろうか。
こんなことしていていいのだろうか。
常にそんな焦りと不安に駆られながらも、
やっぱり子供たちの前では元気に、普通に、
楽しい日常を送っていかなくちゃいけない。

こんなことを思っているのはまだまだ私は甘いのかもしれませんね。

ただ、心がふさぎがちな毎日のなかで、
子供たちの笑顔だけは、守っていかなくちゃいけないと感じています。






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最終更新日  2011年03月20日 10時33分24秒
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