序 章: 和歌山の巻



 日記といっても、書くネタがない。そんな大した1日でもないし。
 ニューヨークで飛行機が落ちたとか、大阪でJAC機がニアミスをしたとか、そんな暗いネタでは書きたくないし、夜勤明けで京都に行こうかと環状線に乗ったら案の定、1週半してしもうたとか(しかも今年2回目)眠気を覚まそうと京都までの新快速で本読んでたら、気持ち悪くなったとか、ましてや京都駅前のパチンコ屋で「ちょっと両替」のつもりが気が付いたら・・・、なんてお馬鹿な話は書けないし・・・って書いてるがな。
 おかげで普段なら約1時間半・¥1,000ちょっとでたどり着くところが、約4時間・¥10,000強かかってしもうた。
 そんな単純で退屈な一日の日記よりもこの間の讃岐うどんツアーのネタを書きます。別にその日に起きたことを書くのが日記でもなかろう・・・。いや、違うか? ま、記憶の限り書き留める、それも日記の役割だ。 しかし、前置きが長い!

 そう、「恐るべきさぬきうどん」ツアー。この話が持ち上がったのは、忘れもしない、10月の初めのとある日のことだった。 
 「いまから和歌山にラーメン食いに行きます~。」と、げんちゃん(34才 福岡在住)がtelをかけてきた。
 「あぁ~、今から夜勤なんっすよ~。」とそっけないわたし。明日時間があったら、とtelを切っていつものようにチンタラと職場で朝を迎えた10時ごろ。そんな私に、げんちゃん(400ccのスクーターバイク所有)からtelが入った。
 「今、和歌山ですぅ~。昨日井手商店休みでしたぁ。今日の夕方四時にまた行きます。」
 「そうなん? じゃ、それまで遊びましょうか?」
 「ほんとっすか? じゃぁ、昼にラーメン行きましょう。気になるところがあるんっすよ。」
 「はいよ~。じゃ、11時頃に和歌山駅で。」
 そういった私の腹の中には、既にあさイチのうどんが収まっていた。
 「もう5分はよ言っておくれぇ~!」

 ところで、1800文字ってどれくらい?

 そんなこんなで、和歌山駅。なんでもげんちゃん、既に朝風呂温泉したらしい。やる気満々なこの男を乗せて、まずは昼飯、いや、昼ラーメンへ。
 そこは・・・、場所も名前も忘れてしもうたが(←そんなら日記にかくな!)地元のサラリーマン&おっちゃんでコミコミ。夜勤明け&うどん済の体には、和歌山ラーメンはdeepだが、そんなことを顔に出すほど私は子供ではない。いや、単に麺好きなだけなのだが。
 「この店、昨日そのへんのおっちゃんに教えてもらったんっすよ。」と、げんちゃん(人当たりの良い男)。確かにおいしかった。店の雰囲気も、おばぁ(失礼か?)の風貌もなかなか良かったたしねぇ。もう少し、店内をきょろきょろしたかったが込んでたのでそそくさと退散。金を払って(もちろん俺がおごったさぁ~)店を出たところで、げんちゃん(沖縄で一緒に働いていた同僚)が「あぁ!」
 なんと、昨日この店を教えてもらったおっさんと遭遇。和歌山が狭いのか、おっさんがかなりのラーメン好きなのか?とにかく、我々は昼ラーメンを終えてそそくさと車に戻った。だって路駐してたんだもぉ~ん!(良い子はマネしないように)

 と、書いたところでもう17時前。隣では、ねっしー(大学院1年生、教師を目指す男)が机に覆い被さって寝ている図が見れる。
 そう、いまは大学院の研究室。これは研究室のPCなのである。こんなことしていて、私(修士論文の締め切りまであと2ヶ月な男)は卒業できるのだろうか? 論文は25,000字以上。 それ以上に構想が煮詰まっていない。果たして日記すらまともに書けないヤツに論文が書けるのだろうか? 請う御期待!(って誰がやねんん)


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★★★『恐るべきさぬきうどん』ツアー:序章②【和歌山の城と温泉とラーメンと】★★★

 相変わらず修士論文ははかどらない。とりあえず【はじめに】から書き出したけど、続かない。
 あ、論文のネタは、讃岐うどんではないよ、念のため。
 とりあえず昨日の続き、和歌山の旅を続けます。


 げんちゃんとおっさんの(意外な?)再会の儀式も、そこはかとなく終わり、我々は夕方の2回戦のために体調を整えることにする。そう『井手商店』。なんってったってこのために、げんちゃんは、わざわざ福岡からやってきたのだから。熱いゼ!げんちゃん(←千葉県出身)
 「で、どぉしましょ~?」と投げかける私。そう、時刻はまだ13時にもなってない。井手が16時にOPENということはあと3時間以上。「どっか和歌山で行きたいところないですか?」の問いに、げんちゃんが一言。
「和歌山城、行きましょう!」
 いや、行きますけどね、何で城?ってなことを思ったが、私も子供ではない(少し子供ではあるが。)
「いっすねぇ~、俺も入ったことないもんねぇ。」
 ということで満場一致(参加者2名中2名の圧倒的多数の賛成)で和歌山城に針路をとる。この事が後の「『恐るべきさぬきうどん』ツアー」にも重大な影響を及ぼすことを、このときの2人は知るよしもがな。いや、今でもわかんない。

  ★「で、ラーメンの話はどこ言った?」
  ☆「いや、ラーメンどころか、もともと『さぬきうどん』のハズやで?

 そんな疑問はさて置き(←置いとくんや!)とりあえず一行(おっさん2名)は天下の和歌山城へ。
 和歌山城は和歌山市内をみくだす、いや、みおろす小高い丘にある。城内には、数々の展示品。鎧兜や紀州徳川家の家系図などなど。残念ながら松平健の写真はなかった。いや、あってもいいと思うんだけどな。誰だって思うでしょ?「徳川吉宗=松平健」もちろん嫁は元ジェンヌ。(扇千景じゃないよ)
 しかし、いつも思うが、なぜお城の展示室に『縄文時代の土器』とか『弥生時代の和歌山の様子』とかがあるんだ? 私はそれより、槍が見たいし大名行列のクルクルまわしている先っぽがフワフワしたやつが見たい。(←わかります?) ちなみに和歌山城の瓦には、桃の形の細工があります。これってアップリケ? 『アッチョンプリケ!』は・・・やめときます。
 最後にお約束の『各地のお城の写真』を拝見して、和歌山城を後にする。ん~、まだ腹は減らんぞ。

「さ、まだ時間ありますねぇ~。どうしましょ?」のげんちゃんの言葉に「俺も温泉いきてぇ~!」
 実はげんちゃんは私と合流する前、既に朝温泉を決めていたのである。それを知りつつ「温泉行きてぇ~!」な俺、やっぱ子供である。「だって夜勤明けよ、風呂入りたいでしょ?」って言い訳は有効ではない? ないか? せめて「効果」はとってよ。
 しかし、そんな私の「いいっすよ。」とげんちゃん。彼はかなり大人である。いや、単なる温泉好きだということが、後ほど「『恐るべきさぬきうどん』ツアー(ぼっちゃん編←仮称)」でわかるのだが・・・。

 てなことで、やってきました温泉。またしても名前を忘れたが、場所はカーナビが覚えているぞ!(←威張れることではない)。確か、和歌山ICの近くであった。そういえば「らぐまん」のトマトが入ったラーメン。誰か食べたことがありますか?
 温泉は、古泉だそうだ(解説:セルジオげんちゃん)。
「道後温泉も古泉ですよ」とセルジオさん。
「ここの温泉が後々の試合にも影響しますから、ここは1分でも2分でも長く試合に出ておいた方が2人の為です。」と言ったかどうだかわからないが、とにかく『暖まる以上、のぼせる未満』でNO SIDE(by yuming)

 実はこの他にも何箇所か行ったのですが、今回は書きません。いや、面白くなかったってことでは・・・。いいとこ、和歌山!

 とにかく、腹もちょっと減ってきた夕刻の和歌山。我々は井手商店の前にいた。いや周りをグルグルしていた。
「車、どこに止めよぉ~。」
「ロイホに止めとけ。」
「あ、¥100パーキングみたいになってるぞ!」
「ええから、そのへん止めとこ!」
 ってな会話がなかったということにしておいて、2人はそそくさと井手商店へ。 
「味は・・・、」とか言うつもりは全くありません。なぜなら人によって違うでしょ? ただ、あっさり味を好む人には和歌山ラーメンは無理かも? あと、和歌山ラーメン食べた後、ケーキバイキングに行く予定のある人にも勧めるめられません(←当たり前やっちゅうに)
 とにかく、井手商店は、和歌山ラーメンの道標となるべき店でしょう。いや、深い意味はないです、はい。

あ! 1800字だ。 bye-bye!


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★★★『恐るべきさぬきうどん』ツアー:序章③【僕らが旅に出る理由】★★★

 ちっとも肝心の「さぬきうどん」が出てこない。別に出し惜しみをしている訳ではない。だったら、なんで? そう、私の文章構成能力がないだけ。ちゅうか、だらだら書かしてよ~。

 話は和歌山からだった。その通日後・・・。
 無事に和歌山ラーメンツアーを終えたげんちゃん(←もはや、このHPの看板役者)が、真っ当な生活に戻ろうとしていたある秋の日、私はいつもの思いつきで、その社会復帰しかけた男にMAILを送りつけた。
「11/7の日本代表対イタリア代表、見に行かない?」
 そう、サッカー キリンチャレンジカップ(←あえてスポンサー名を出す。って私はキリンの人間ではない。『サッカーが好きだ』だけ)を、さいたま市までわざわざ見に行こうの誘いである。しかも、年休取って。
『行きましょう、そしたら東京でラーメン食いにいけますね。』と、げんちゃん。
「おぉ~、らーめん! いいっすね。」どこまでも、麺食いな2人。
「で、ですよ・・・。」と私が続ける。
「・・・チケットがTEL申し込みなんですが、その日、私用事あるんですよ、だから申し込んでもらえます?」あいかわらず失礼な男>俺。
「いいっすよ!」あいかわらず心の広い男>げんちゃん。

 ということで、申し込み当日の10:00.私は遠くから迫りくる爆音を見つめていた。
「お、ユーンが一番乗り。あ、アレジ、がんばれ!ラスト・ラン。」ってF1見に行ってたんかい! って、そう。鈴鹿にいました。うるさいのなんのって&寒いの暑いのって・・・。去年は雨降ってきたけど、今年は大丈夫・・・って、そうじゃない。人にチケット取らしておいて、言い出しっぺがF1観戦。やなやつだ。
 そんな無礼者に、いい人げんちゃんからmail。「全然繋がらない。」そうか、やっぱそうなのか。そのあとも、「全くだめ」「気合だ!」とmail、「がんばれ!げんちゃん・・・。」そう呟きながら、じっと深紅のフェラーリを見つめる私。やっぱ、やなやつ。
 フリー走行が終わる頃、「だめでした・・・」のmailが入る。「残念でした。じゃ、代わりに讃岐うどんツアーでも行きますか?」と、いつものなんとなくの提案でサッカー観戦が讃岐うどんツアーに変更に。日程は11月上旬。行程を考え中、「僕、松山寄って道後温泉にも行きたいんすよねぇ~。」のげんちゃんの一言に「俺も行く。」
 ということで、「『恐るべきさぬきうどん』ツアー」は以下のような行程になった。

 初 日:松山空港09:30集合(げんちゃんは朝の5時)
     松山で、うどん&鯛飯&道後温泉 松山泊
 2日目:松山8時半出発 げんちゃんはバイクで、
     私はアンパンマン号(特急いしづち、モチロン学割)で丸亀へ。
     到着次第、うどんを食いまくる。 高松泊
 3日目:早起き&うどんを食いまくる。夕刻各自解散。

 うどん屋の選択は、げんちゃんのアレンジで。どこまでも頼りになる、その男の名は、げんちゃん。それにひきかえ…。子供な私。


 てな、行程で「『恐るべきさぬきうどん』ツアー」は行われることとなった(雨天決行)。その話は次回の日記から(←まだ、ひっぱるか?)。
 やっと、うどんの話が出てきます。お楽しみに…?

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