フライブルク日記

南ドイツの環境・ソーラー都市フライブルクへようこそ!
二十年以上住んで、第二の故郷となったフライブルクから、日ごろ体験したおもしろい出来事、知人・友人たちのストーリー、考えたこと、思いつき料理などを気ままに不定期に発信します。生きるためには役に立ちそうもない話ですが、お暇なときに笑いながら読んでいただければ幸いです。
フライブルクはじめドイツの環境についても、新しいニュースがあればご紹介します。環境対策はこれまでいくつかの本でくわしく書きましたので、 著書・訳書リスト にある本も参考にしてください。


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2018/10/14
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カテゴリ: プライベート
このブログを始めて10年経ってしまった。

最初は結構、何もかも書いていたけれど、今は書きたい、他人に何かを知らせたい、という意欲も薄れ、ほとんど書くこともなくなった。
そう言えば、写真を撮る、という行為ももうずっとしていない。写真というのは、撮った本人や撮られた人には意味があるし、思い出の手がかりになるけれど、それ以外の人にはあまり意味がないように思う。
私が死んだ後には、ただのデータゴミでしかない。だから、もう残したくない。

死んだ後に残されるもの、つまりは遺品は、遺された者には重荷となる場合もある。
父方の祖母の死後、まだ一度も使っていない晒しの「腰巻」が見つかった。祖母は下着は最期まで和式だった。昔なら、この真っ白な晒しでオムツが作れたけれど、その必要もなくなった当時、これは無駄に捨てられた。それ以外にも、山ほどの「遺品」がむざむざと捨てられることになり、その処理だけでも大変だった。
両親の死後も、同じ作業があった。
けれども、母が遺してくれた洋服や食器で、今だに私が着ている物、使っている食器も多い。質の良い洋服は、時代や年月がたっても、魅力を失わない。それどころか、私の娘も、母が遺したセーターをいまでも着ている。ヴィレロイ&ボッホ社の皿やカップは、さらに同じ製品を買い足して使っている。


マダガスカル、インド、アルゼンチン、ベトナム、などなど、旅行先の写真には思い出がいっぱいなはずだけれど、何年も経った今、眺めることもない。無駄だなあ。

というわけで、身辺整理を思い立ち、その手始めとして、このブログも終了いたします。
とは言え、別のところに引っ越して、ぼちぼち別のスタイルで、小さく書くことも考えています。



長いこと、拙文を読んでくださった方、深くお礼を申し上げます。
また、どこかでお会いしましょう。
お元気で





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Last updated  2022/01/19 12:47:49 PM
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