2003年07月26日
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堺市博物館は仁徳天皇陵から歩いて3分のところにある。常設展は「仁徳陵と自由都市」だということはあらかじめインターネットで調べてあった。

堺市博物館常設展「堺ー仁徳陵と自由都市ー」


館内に入ると他に誰も見学者がなく、貸切状態だった。土曜日の入場者がこれでは完全に赤字だろうと思うが、ゆっくりと時間を気にせずに見ることが出来るのでtetywestにはありがたい。

最初のコーナーは仁徳天皇陵を始めとする百舌鳥(もず)古墳群についての展示だった。壁いっぱいの大きさの堺市の航空写真が展示されている。それを見ると、改めて仁徳天皇陵の大きさを実感することが出来る。

「堺市にはせっかくこんな有名な観光資源があるのに、全然それを宣伝する気が無いんだよね。仁徳天皇陵だって、上から見ることが出来たら絶対みんなが見に来てくれると思うんだけど、天皇のお墓を見下ろすことは出来ないんだそうだよ」
「へ~、だってこの写真があるということは、飛行機からなら構わないってことじゃないの」
「堺市も、そのつもりで展望台を造ったんだけど、その建物の下に戦没者の慰霊碑か何かがあったんだって。それで、慰霊碑を踏みつけるのはダメと言うことになって上がれないんだよ」
「何だか変な理屈だなあ」
「それで、どこか上から見れるところがないかと調べたら、市役所の一番上からなら見れるらしいよ。ちょっと遠いんだけど」
「それならいいよ。ここでこの写真を見た方がよくわかるかも・・・」


I江君は、堺市に展望台が無いことがよほど気になるらしい。そういえばI江君の故郷は七宝山の麓にある。当然子供の頃からしょっちゅう山に登っていたために、高い所から見下ろしたときの風景の素晴らしさをよく知っているのだろう。

実はtetywestとI江君は、お互いに七宝山の反対側で育ったのだ。tetywestは山の上から瀬戸内海を見て育ち、I江君は三豊平野を見て育ったわけだ。今では七宝山にトンネルが抜けたので、I江君の故郷はtetywestの住んでいる地区から一番近い場所になってしまった。そしてこれも全くの偶然なのだが、みかんの収穫時期になるとtetywestの家にアルバイトに来てくれている女性がI江君のお義姉さんだったのだ。それを知ったとき、tetywestは「まったく世間は狭いものだ」と感じたことを覚えている。

このコーナーで目を引くのは、先ほどボランティアのおじさんから聞いた石櫃だった。縦2m、横3m、高さ1.5mくらいの大きさで、周りに直径30cm位の円筒形の出っ張りがある。その櫃を見ていると何となくUFOを連想してしまう。そんなことは起こるはずがないのだが、いかにも空中に浮かびそうなのだ。

そういえば古墳から出土した埴輪の人形も、大きな頭と大きな目をしていてスピルバーグ映画に出てくる宇宙人に見えなくもない。それに、完成した当時の古墳は表面にタイルのように葺き石が並べられていたのだ。「ひょっとしたら、古代の前方後円墳はナスカの地上絵やストーン・ヘンジと同じように、宇宙人のための標識だったのかも知れない」などと想像するのも楽しいものだ。






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最終更新日  2003年07月26日 19時26分16秒
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