2004年01月09日
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通りを歩いて三層の楼閣に到着すると、楼閣の周りはさらに道幅が広くなっている。ちょうどそのあたりを整備中で、小さな池や噴水を造っている最中だった。大通りのど真ん中にある楼閣は「五華楼」と呼ばれ、石の基礎の上に建っている。石の基礎にはトンネルがあり、観光客は皆そのトンネルを通って行く。もちろんtetywestたちもそうした。トンネルを抜けたところで振り返ってみると、トンネル越しに南城楼が見えた。


五華楼の下のトンネル


この辺で引き返して欲しいというtetywestの期待はもろくも裏切られ、みんなはどんどん先へ歩いていく。大理古城は広いのだ。同じように道の両側には土産物屋が並んでいるのだが、南城楼の付近よりこちらの方が建物が立派だった。


大理古城の街並み


交差点の角に、まるでお城のような白壁に茶色の格子窓の三階建ての建物が聳えている。
「これは郵便局です」
とwhさんが教えてくれる。はす向かいには金花大酒店という立派なホテルもある。ちょうどそこは大理古城の真ん中あたりだった。三人はようやくこの交差点を曲がって山手の方へ歩き出した。やれやれ、これ以上先へは行かないようだ。

その通りは復興路よりも狭かったが、同じように土産物屋が並んでいた。少し違うのは、土産物屋に混じって飲食店があることだった。時々店員さんに「土産はいかがですか?」と中国語で呼び止められる。こんなときに使える単語は、
「ぷーよー、ぷーよー(不要、不要)」
しか知らない。

1ブロック歩いて、復興路と平行に走る博愛路を引き返す。たった1ブロックしか離れていないのに、こちらは路線バスが走っているごく普通の通りだった。土産物屋さんも全くない。tetywestはかなり疲れていたのでwhさんの後をほとんど何も見ず何も考えずに歩いていたのだが、ふと気が付くと家内がいない。サンタナの運転手とhyxさんが立ち止まっているところまで引き返すと、そこは布の民芸品の店だった。薄暗い店内にはいろいろな種類の布が積み上げられている。家内はその店に置いてあった「暖簾」が気に入ったようだ。

「180元か・・・日本円だと幾らなの?」
今度はtetywestに訊く。
「3000円より少し安いくらいだね」
「それじゃ、絶対買う。お金あるの?」

実は、tetywestは今回の旅行に人民元をあらかじめ持っていた。しかし、それは2月にアモイへ行ったときの残りだったので、たいした額ではなかったのだ。中国へ来てはや4日目ともなれば、手持ちの人民元はほとんど底をついていた。財布の中をチェックすると、かろうじて200元残っていた。

家内にお金を渡した後、tetywestは店の外で待っていた。その時、このシチュエーションは以前京都でもあったのを思い出した。清水寺から「ちゃわん坂」を下っているとき、家内がおしゃれな暖簾を飾ってある店に入ったのだ。tetywestは外で待っていたのだが、やがて家内が、
「どれも高いわ」
と言って出てきたのだ。暖簾はそれ以来ずっと家内の「欲しいものリスト」に掲載され続けていたようだ。

ニコニコしながら店から出てくると、
「はい、お釣り」
と、50元札を2枚渡された。

「あのね、お金を払おうとしたらwhさんが『100元でいいです』と言うのよ。びっくりして、『どうやって値切ったの?』と訊いたら、『この人は日本から来た私のとても大切な友人ですから安くしてください』と言ったんだって」
と、念願の暖簾をとてつもなく安い値段でゲットして上機嫌だった。確か京都では10倍位の値段だった筈だ。

現地の事情に詳しい案内人がいるということは、何とありがたいことなのだろう。






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最終更新日  2004年01月09日 12時11分21秒
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