『半身浴』とは、38~40度ほどのぬる目のお風呂に、ゆったりのんびり浸かり、血行の促進と自律神経調整を図る、非常にらくちんな健康法です。
湯の量を、腹から胸の辺りまでの少なめにして、全身浸からないので『半身浴』です。
肩まで浸かってしまうと、疲れてしまうというのが理由です。
その時の気候や、好みで湯の量は決めてください。
ただし、必ず20分以上浸かっていて下さい。
20分浸かると、血液が体内を隅々まで一周しますから、体の芯まで温まり、血行が実感できます。
20分ほどで、突然汗が全身から噴出します。
体中の悪いものが一挙に排出されるような快感があります。
ただ、今年の夏のように猛暑にやられると、温まる?、汗が吹き出る?、と嫌な感じがしますが、上がった後は案外さっぱりします。
さて、問題はその20分をどうやって過ごすかと言うことです。
本を読んだり、音楽を聴いても結構です。
本当は、瞑想をすればいいのだろうけど、寝てしまいそうな人がいるので、注意が必要です。
そこで今回は、僕がやっている『爪もみ・足もみマッサージ』のやり方を紹介します。
半身浴で血行がよくなったところで、さらに効果が上がるマッサージなので、冷え性の方などはぜひお勧めです。
1・腹式呼吸(丹田呼吸法)
ヨーガの呼吸で気持ちを落ち着かせます。
おへそを背骨にくっつけるようにぐーとへこまし、息を吐き出します。
吐ききったところで、おへそと股間の中間部辺りの『丹田』に力を入れ、もう一息吐き出します。
お風呂の中でお腹を覗き込むと、ぺっちゃんこになったお腹が見えます。
それから、ゆっくりとお腹の力を解除して、おへそを前方に突き出すようにして息を吸います。
無理にいっぱい吸い込もうとしなくてもいいですよ。
力を緩めるだけで、けっこうぽっこりお腹が膨らみます。
それを3回ほど繰り返します。
これで神経が落ち着きます。
2・爪もみ
爪の生え際から2ミリほど下の部分を、反対の手の親指と人差し指で、少し痛みを感じる程度の強さで挟みます。
爪もみと言いますが、あえて揉まなくても挟んで押すだけでいいです。
挟んだまま、息を10~15カウントでゆっくり吐きます。
その時、『気』を送り込むようなつもりでやって下さい。
それを親指から順に各指行ないますが、薬指は飛ばします。
爪もみが健康に働くメカニズムは、爪のツボを刺激することによって、「副交感神経」を優位にし、免疫力を上げ、自然治癒力を高めると言うものです。
ところが薬指だけは「交感神経」に作用してしまうので、効果が出ないのです。
ぼんやりしていて薬指もやっちゃったって時は、別に気にしないで忘れて下さい。
それから、逆に小指に関しては他の指より念入りに、倍ぐらい時間をかけてください。
小指の爪ツボには、色んな疾患に作用するポイントがあるので。
爪もみの効能は-頭痛・胃弱・視力回復・更年期障害・不眠・夜間頻尿・潰瘍性大腸炎・気管支喘息・ドライマウス・うつ病・円形脱毛症・糖尿病・高血圧・ガン・リウマチ・耳鳴り難聴・顔面麻痺・メニエール病-
何でも来いだね。
3・手のマッサージ
親指と人差し指の骨が交差する地点に、「合谷」と言うツボがあります。
そこを反対の手の親指と人差し指で挟んでじっくり押します。
さらに親指と人差し指に中指もくわえ、3本の指で、親指から順番に各指の根元から引っ張るように、軽くねじるようにもみあげます。
今度は薬指もやってかまいません。
指先に血液を送り込むような感じで。
最後に、手の平の真ん中のツボを親指で押します。
ヨーガの呼吸を忘れずに。
4・手首
手の平から指2本分下がったあたりの手首の、脈を打っている部分を、逆の手の親指で挟みこんで押さえます。
10カウント脈を止める感じでじっと押さえます。
数えたところで、指を離すと、止まっていた血液が一気に手の平から指先に流れ込むのが解るでしょう。
圧力をかけた血流で、老廃物や滞っていた血液を流し落とします。
3回行い、手首の押さえていた部分を、親指で優しくさするようにもみます。
5・足の爪もみ
手の爪もみと同じ要領で、足の爪もみをします。
ひざを曲げれば届きますから、前屈はしないようにね。
6・足裏マッサージ
『リフレクソロジー』と呼ばれる、台湾生まれでイギリス育ちの、足裏を刺激する健康法です。
足が悪くなった義父の治療になるかと思って勉強しました。
人に験すよりまず自分の体でと実験的にやっていたのが、具合が良いので自分のメニューにしました。
本来風呂でやるものでないので無理にやることもありません。
まず、ひっくり返らない安定した腰位置を決めます。
両手で、片足を両親指が土踏まずに当たるように、包み込むように持ちます。
土踏まずの中央部分を両親指で直角に押します。
指を重ねてもいいですし、二本並べて押してもかまいません。
始めはとても痛いと思います。
台湾式は、痛いのを我慢して、ぐりぐり押しますが、イギリス式は痛みを感じる程度のところで抑えます。
『反射区』と呼ばれるツボに刺激を与えれば免疫力が上がりますから、必要以上に痛い思いをすることはありません。
毎日やっていると、だんだん痛くなくなりますから、そうなってから思う存分押してください。
次に、足裏全体を順番に押していきます。
足の親指の根元から各指の根元を押していきます。
この時、ヨーガの呼吸をつければ効果が上がります。
足裏には『反射区』というツボがあり、各反射区に臓器が繋がっていて、調子の悪い臓器があればその臓器に繋がる反射区に刺激を与えるのですが、全部を押せば全部に効果があるので、面倒なことは考えず、順番に全体を押しちゃって下さい。
この時は、指を重ねるより、左右別にしたほうが効率がいいです。
他の4本の指で足の甲をしっかり支えて、足裏を丸め込むようにするとよく力が入ります。
7・脚のマッサージ
足裏を満遍なく押したら、踵を横から親指と人差し指ではさんでもみます。
そのままアキレス腱を挟んで、気持ちのいい程度の力でもみます。
ふくらはぎは手の平で包み込むようにもみます。
ひざは、両手で親指をひざ小僧に、他の4本の指をひざ裏に差し込んでもみます。
その形で両手で腿も挟んでもみあげます。
脚はやさしくマッサージするぐらいで良いです。
大体これぐらいで20分になります。
汗ぐっしょりになっているはずです。
半身浴は、リラックスが大事なので、このメニューもあまり一生懸命にならなくていいです。
のんびりゆったりぼんやりやった方が効果が上がるはずです。
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