【11月】
58)3年半ぶり日韓首脳会談
日本にとって、日韓首脳会談はそれほど重要ではない。
日韓経済協力は、韓国にとって有意義だが、日本はほとんど持ち出しとなる(歴史的に考察すれば)。
そのうえ、歴史のねつ造(韓国側の)により、日本はなじられ詫びさせられ、さらに金を要求される。
踏んだり蹴ったりだ。
問題のある隣人とは距離を置くべきだ。
慰安婦問題の協議加速化で一致した、というが、この問題の着地点はあるのか?
59)郵政3社が上場
小泉郵政改革って何だったんだろう。
小泉純一郎の政策のほとんどは、賛成でないものも含めてある程度、納得のできるものが多かった。
しかし、”郵政改革”はよくわからなかった。
はっきり反対する理由もなく、傍観していた。
心情的には”改革”の名のもとに、小泉首相を応援していたのも確かだ。
”小泉劇場”面白かったし。
また、改革反対派の議員の人相もみな「悪代官」風で、選挙区に刺客として送られた女性議員が、不思議なことに皆美人に見えたし。
郵政選挙の自民党ボロ勝ちが、結果的に、来るべき民主党の政権奪取につながるのだから、政界は一寸闇である。
当初の思惑とどれほどの落差があるか、誰も検証しないので判らないのだが、政変の繰り返しでぐずぐずに曲げられていることは想像がつく。
あの頃はTPPもまだなかったし、かんぽ生命がグローバル企業に乗っ取られるという危険は想定していなかっただろうなあ。
いったいなんだったんだ?
60)巨人3投手が野球賭博関与
「巨人軍は 紳士たれ」とは、正力松太郎の訓示らしいのですが、紳士がギャンブル(賭博)をするのはらしいかどうかは不明です。
3投手は、野球賭博をしたと言っても、八百長試合をしたわけではなく、単純に客として参加していただけです。
つまり、賭博罪で摘発されて解雇されたということ。
野球賭博は暴力団が同元になっているので、即犯罪となる。
2010年には、角界で琴光喜と大嶽親方が処分されたことがあった。
芸能人でも、その家族を含めて名前が出た人も多数。
ギャンブルは脳を刺激する。
報酬系の脳内ホルモンが快感を創出し、絶頂感を味あわせる。
一度体験すると忘れられず、我慢できず、依存症になってしまう。
もともとは、獲物をねらって捕獲した時、快感が湧くように仕組まれた、野生の本能だ。
本能に従うのは悪いことではないから、ギャンブルが悪いとは言えない。
暴力団がらみの野球賭博が悪いのだ、ということ。
ギャンブルは公営ギャンブルへ。
61)国産初のジェット旅客機、初飛行成功
日本の航空機技術は世界最先端だった。
その記憶は、ジブリアニメの大傑作『風立ちぬ』に詳しい。
しかし、その栄光はひと夜で消滅した。
敗戦により、日本の技術力を恐れたアメリカから、航空機の生産を禁止されてしまったからだ。
日本のゼロ戦に、アメリカのワイルドキャットをさんざん撃ち落とされたトラウマから、アメリカは日本の航空機技術の手足を縛った。
日本の航空機会社は解散、中島飛行機は富士重工へ、日本飛行機は川崎重工へ、そして三菱飛行機は三菱重工へと転身を余儀なくされた。
その三菱が、「MRJ(三菱リージョナルジェット)」の飛行テストを公開したのだ。
まだ、テストの段階だが、数年後は世界の空に日本のジェット機が飛び交う姿が、はっきり目に浮かぶ。
62)元横綱・北の湖敏満さん死去
僕がまだ10代の頃、輪島や先代の貴乃花と激闘をしていた力士なので、もっと年上だと思っていたら、2歳しか違わなかったことをこの時知った。
いろんな意味ですごい人だった。
プロレスラーでもないのに、悪役を演じ(本人の意図に関わらず)、強かった。
享年62歳、若すぎる死だ。
しかし、昭和55年から平成14年に亡くなった力士の平均年齢は、63.6歳だそうで、力士としては極端に短かったわけではないらしい。
体に負担をかける競技者の宿命であった。
”闘争”は、体中をアドレナリンが駆け巡り、非常事態を演出する。
レースカーの摩耗損傷が激しいのと同じ。
命を懸けて戦う格闘家は、古代ギリシャの昔から市民の娯楽を担っていた。
64)伝説の女優・原節子さん死去
黒澤明の映画もよかったが、やはり原節子といえば小津安二郎の一連の作品。
代表作の『東京物語』は1953年なので、僕の生まれる3年前。
リアルタイムで作品を見たことはない。
引退したのが63年、小津の通夜の席が最後の姿だった。
以後いっさい世間に姿を見せず、伝説の人となる。
いっそ、すべて謎にしてほしかった。
65)漫画家・水木しげるさん死去
『ゲゲゲの鬼太郎』『悪魔くん』『河童の三平』は同時代、僕の幼少期の性格形成に大きな影響を与えた。
とは言え当時9歳の僕に、『墓場の鬼太郎(ゲゲゲの鬼太郎の原題)』は少々きつかった。
それでも漫画家を夢見ていた僕は、あのこまごま書き込んだ水木タッチを一生懸命書き写したものだ。
『エイトマン』や『サイボーグ009』とは違った(真逆?)世界観で、僕の体に融合をしていった。
水木の作品には、不思議なイライラがあった。
必ず裏切るやつが存在し、子供心を悩ませるのだが、それで社会性が学べたのかもしれない。
水木作品はTVアニメや映画化がされたが、水木ワールドの真髄をわきまえているものは皆無だった。
水木しげるの描く世界は、妖怪の話ではなく、人間の本質の話なのだ。
そのスタイルはジブリに繋がっている。
悪と正義がすっぱり分かれるほど、世の中は単純じゃない。
生来の性格と、悲惨な戦争体験が、人間を鋭く見る目となって作品に投影されていた。
水木サンの幸福論 』のなかに、「何十年にもわたって世界中の幸福な人、不幸な人を観察してきた体験から見つけ出した、幸せになるための知恵」が七か条にまとめてある。
幸福の七カ条
第一条成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはいけない。
第二条しないではいられないことをし続けなさい。
第三条他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追及すべし。
第四条好きの力を信じる。
第五条才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ。
第六条怠け者になりなさい。
第七条目に見えない世界を信じる。
国内編はこれで終わり。
何か忘れている気もするが、とりあえずこれまで。
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