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2009年06月06日
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カテゴリ: 読書記録

魔欲

 今年4月に出た山田氏の最新作。例によって膨大な参考文献が巻末に並んでいます。

 今回はある広告代理店のクリエイティブ・ディレクターが主人公です。冒頭のプレゼンで登場人物の特徴を明らかにしつつ、熾烈な業界の獲得競争の現場を描きます。いつもながら、現場で採用されてもおかしくないレベルのキャッチコピーや企画をもってきます。ここを濁さないのがすごい。

 ところどころで挿入される「男」の存在はすぐ判明しますが、この偶然を「そんなことありえねえだろ」と思わせることはありません。必然的な出会いだったと納得します。

 魔欲というのは自殺衝動のことです。死にたいと思うことなしに自殺衝動に駆られることはありえるのか。潜在意識というものはまだまだ未開拓な分野で、奥深いです。

 後半業界の話からは遠ざかり、ほとんど内面の苦悩に終始していきます。人間の良心に訴えかける問いかけがどんどん突き詰められて、スリリングな展開は事件の連続がなくてもなしえることを実現してくれました。

 山田氏を支えるのは人間の良心の存在への確信です。だから悪い人は登場してきません。ここが少し物足りないといえば物足りないです。でも逆を言えば、山田氏の作品を読むことでほっとするというか、こういうものを書き続ける人がここにいるということで安心できるような気分になれるのです。

 ここでちょっとブレイク。業界のまねしてコピーを作ってみました。







   デスク脇には山田宗樹



   山田宗樹はそこにいる









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最終更新日  2009年06月06日 11時40分39秒
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