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2009年07月12日
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カテゴリ: 読書記録

ドンナ・マサヨの悪魔

 5月に出た村田さんの最新作。今度は娘の妊娠を見守る母の話です。なのに「悪魔」って何?かわいいはずの孫を悪魔にしてしまうんですから、村田さんの発想の奇抜さがまたも炸裂です。

 マサヨの元にイタリアの学校に通っていた娘から手紙が届きます。中には妊娠11週のエコー写真が同封されていました。相手はイタリア人でやはり学生です。そんな若い二人が向こうで結婚式を済ませて親元にやってきました。マサヨさんには猫や犬の話し声が聞こえることがありましたが、今度は娘のお腹の中にいる胎児がしゃべりかけてきます。その声は太くてしわがれていて、まるで悪魔でした。しかもこの悪魔、やたらにいばっていて、性欲が強くて、自分の名前にまで文句をつけるのです。

 お婿さんにイタリア人を選んだというのがまず面白いです。一日中しゃべっていないと気がすまないとか、女性に対してたとえ母親でも「愛してる」を言い続けるとか、なんと陽気な人種なんでしょう。はじめは毛嫌いしていた夫が婿のために羽毛のベストを買ってきて、彼なりに受け入れていくさまも楽しい。

 妊婦にとって子どもとは異物であるということをこんなにあっけらかんと言い切って、妊娠という事態を見つめ続けたおばあちゃんは、そんなにいないでしょうねえ。これからは子どもはじじばばが育てる時代といわれると、他人事ではなくなります。自分もできたらこんなおばあちゃんになりたいです。あ、でも赤ちゃんから「ばあさん」と呼ばれるのは嫌ですけどね。






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最終更新日  2009年07月12日 13時11分41秒
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