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思いやりを商品にして
傘を持つ手は震えながら
いつか見た空は災害予兆で
もしかしたらこの街も人も
解らないまま
いつか見た沈没した島々は
もしかしたら生まれ故郷だった
あの数に含まれたのは
大切な人達と自分自身
思いやりを強制にして
兵器をつくる無垢に抗い
どこかで聞いた実話には
今つながってここに現れ
どこかで潰された魂は
この胸のうちに広がり
つかもうとしたら
何故か数字になってた
大切な人達とその時間
思いやりはタダだった
生きていけた望郷の
見て見ぬふりより
どうする事もできない虚しさ
見て見ぬふりより
諦めていく当然の絶望
いつだって数にされるのは
一つ一つの輝き
少数となって
抹消されていく 自由の名の下