スピリチュアリズムとは           ~霊的真理の普及のために~ 

霊団の使命

霊団の使命 ~霊団からのメッセージ~

約五十年にわたる交霊会の目的についてシルバーバーチ霊が語っている
部分を集めました。

*「霊団」の意味*
シルバーバーチ霊は霊媒(モーリス・バーバネル)を使って自然の摂理を伝
えましたが、シルバーバーチ霊が一対一で霊媒に思念を送っているわけで
はありません。地上に思念を送るには霊のバイブレーション(波長)を地上
のバイブレーションに合わせるために中継をする霊が存在します。高級な霊
になるほどバイブレーションが精妙となり地上とのバイブレーションと合わせ
にくくなります。そこで電波中継所のような存在が必要になります。つまり霊
的真理を伝えるために尽力している霊はシルバーバーチ霊一人ではなく集
団であるため霊団と言っています。

また同様の目的を持つ霊団は世界各地に存在し霊媒を使って霊的真理を
説いています。それらが以下のような高級霊の霊訓として現代の人々に読
まれています。
 * 三大霊訓(「シルバーバーチの霊訓」、モーゼスの「霊訓」、
  アラン・カルデックの「霊の書」)
 * マイヤースの通信「永遠の大道」、「個人的存在の彼方」
 * ウィリアム・ステッドからの通信「ブルーアイランド」
 * ウィリアム・ステッドの「ジュリアの音信」 etc. 

*かっこ内がシルバーバーチの霊言です。

「正しい知識を地上に普及させる-これが私たち霊団の使命の一環です。
一環とはいえ大変な仕事です。霊的実在に関する地上世界のあまりの無知
に、このまま放置していては大変なことになるとの認識がこちらの世界で広
まりました。その無知による弊害があらゆる面で顕著になってきたからで
す。地上世界だけではありません。霊界側にもそれが反映され始めたので
す。どの宗教も自分のところの教義を信じたものはたちまち光輝あふれる
霊となって悩みや労苦から解放されるかに説いておりますが、事実はそうで
はありません。これほど真実からかけ離れた教えはありません。」

「地上世界の無知による弊害を見るに忍びず、これは何としても思い切った
手段を講じて霊的実在に関する正しい知識を普及させなければとの決断が
なされました。私たちがこうして何十年にもわたってこのサークルで語り続け
ているのもその一環です。“霊的”というとなにかつかみどころのない神秘的
なものを想像なさりがちですが、そうではなくて実在そのものなのです。何代
にもわたって引き継がれてきた誤解・無知・偏見・戯言・虚偽・迷信-要する
に無数の人類を暗黒の抑圧の中に閉じ込めてきた勢力を取り除かねばな
りませんでしたし、今なおそれを続けております。」

「私たち霊団の者も皆さんも、ともに大霊(神)への奉仕者です。私たちはみ
なさんよりホンの少しばかり先を歩んでいるというに過ぎません。そこで、こ
うして引き返してきて、これまでに学んだものの中かからみなさんのお役に
立つものをお分けしようというわけです。お互いに扶助しあうということが生
命の根本原理だからです。互助の精神のないところには荒廃があるのみで
す。互助の精神のあるところには平和と幸せが生まれます。地上世界はそ
の互助の精神によって新しい社会を築かないといけません。原理はいたっ
て簡単なのです。人間がそれをややこしくしているのです。」

「私たちは物質の世界の子等がいかにすれば伸び伸びと生きることができ
るか、いかにすれば霊的真理の光に浴することができるか、いかにすれば
人間的産物である教義への隷属状態から抜け出せるかをお教えしようと努
力しているところです、もとよりそれは容易な仕事ではありません。なぜな
ら、いったん宗教的束縛を受けるようになると、その迷信の厚い壁を真理の
光が突き抜けるには永い時間を要するからです。」

「スピリチュアリズムの活動は、放棄された振興の瓦礫の中にあって人類が
懐疑と猜疑のために全てを拒絶してしまうことなく、実と殻、事実と神話とを
選り分けて、どの宗教にも包含されていながら幼稚な人間的想像の産物の
下に埋もれてきた霊的真理に目を向けるように導くという、大きな使命の一
環なのです。」

「改めて申し上げるまでもないことですが、私たちは皆さん方の献身的奉仕
精神に呼応して献身するということに徹底しており、その精神が無視される
ということは絶対にありません。と言って、私たちによる援助は必ずしも皆さ
んが望んでおられるとおりのものとはかぎりません。結果的に皆さんにとっ
て好ましい形になるように、まず霊的理解力を培うことに努力します。皆さん
の我がままに負けて程度を下げた形で妥協するよりも、高度なレベルまで
皆さんに向上していただくほうが良いにきまっています。ここにお集まりの方
だけでなく、世界各地の受け入れ用意のできた人々に、真の自我に目覚め
ていただこうと私たちが努力しているそもそもの目的は結局そこにあるので
あり、それが私たちが皆さんに求める理想なのです。」

「私が使用するこの霊媒の口からもしも皆さんの理性を反発させるもの、神
の愛と矛盾すること、愚かしいこと、知性を侮辱するものが聞かれるように
なったら、そのときはもはや私の時代は終わったこと、私の仕事が挫折した
ことを意味します。」

「皆さんがシルバーバーチとお呼びくださっている私は、霊界の無限の知識
のホンの一部を託されているだけです。ですが、皆さんがさらに進化すれ
ば、私よりもっと立派な指導霊が、私を利用して一段と高い次元の知識と叡
智を」授ける手はずを整えおります。」

「もうこれでおしまいという段階は来ません。完全というものは存在しないの
です。皆さんも私も進化の途上にあります。そして私より進化した霊の話に
よりますと、その上にもさらに進化した神霊が働いているということです。」

「私が説く真理の最大の価値は、それが宇宙の叡智の宝庫から取り出した
崇高なものであるということです。といって私は、それを無理に信ぜよとは申
しません。私の言うとおりにしなさいとは申しません。また、これ以外に神す
なわち大霊(神)へ近づく道ははないなどと豪語するつもりもありません。」

「私に断言できること、絶対の自信をもって申し上げられることは、霊的な真
理も人間の理性と知性と体験によるいかなるテストにも耐えうるものだという
ことです。と言って、仮にあなたが“こんなものは受け入れるわけには行かな
い”と拒否なさっても、別にバチは当たりませんからしンパイはご無用で
す。」

「私たち霊団の者は地上的環境というままならぬ条件のもとで精いっぱい努
力しております。そこで皆さん方に要求するのは“協力”の二文字だけです。
私たちが提供するのも“協力”です命令的な指図はしたくありません。強調し
ようとは思いません。人のために役立ち自我の開発にも役立つことをするに
は人間はどうすればよいかをお教えすることによって、皆さんの愛と理性に
発する協力を獲得したいのです。

2005.1.23


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