子どもの本の小部屋 それから農的生活のこと

子どもの本の小部屋 それから農的生活のこと

2010.09.01
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カテゴリ: 絵本
カエルもヒキガエルもうたえる

アーサー・ビナードさんの講演会に行ってきました。
いろんな思いで、何だか胸がいっぱいです。

ビナードさんは、詩集「 釣り上げては 」で欧米人として初めて中原中也賞を受賞された詩人です。
絵本の翻訳もたくさん出されています。

この8月には、ビナードさんが日本語に訳したアーノルド・ローベル作の「 カエルもヒキガエルもうたえる 」が出版されました。
なんと、私の愛するあのアーノルド・ローベルの未発表作です!


そして、ローベルが亡くなって20年もたったあとで、その本が発見されたのです。

カエルもヒキガエルもうたえる 」は 1つの絵に1つの詩 という形式で書かれた絵本です。
ビナードさんの訳は、リズミカルでユーモアたっぷり。
それが、ローベルの描いたかえるたちのコミカルな表情にぴったり。
(ビナードさんの真似をして、ちょっと韻を踏んでみました…)

実はビナードさんのことは、これまでお名前しか知りませんでした。
でも、講演会でお話を聞いたら、どうしてこれまで知らなかったんだろうと不思議で仕方がなくなりました。
詩、エッセイ、絵本翻訳…、ビナードさんは、私が今までもがいてきたことに答えを与えてくれました。

私はかなり長い時間を、翻訳の勉強に費やしました。

私は外国語の背景にある文化を、人々を、生活を知らな過ぎます。
外国語を学ぼうと思ったら、ビナードさんのように、その国の奥深くまで入りこんでいかなければならない。

そして、とりわけ絵本は…。
子どもたちに与える絵本は、言葉の芸術家である詩人が訳すべきなのです。


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Last updated  2010.09.01 22:36:13 コメントを書く
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