子どもの本の小部屋 それから農的生活のこと

子どもの本の小部屋 それから農的生活のこと

2011.10.10
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カテゴリ: 日本の児童文学


先程、軽快な太鼓とピーヒャララ~という笛の音が通りから聞こえてきました。
神社の秋祭りでしょうか。

新美南吉の「 」を思い出してしまいました。

月夜に七人の子どもたちが歩いてお祭りを見にいきました。
一番小さな文六ちゃんは、お母さんの大きな下駄をはいています。
下駄屋さんに入って、文六ちゃんが新しい下駄をはいていると、腰のまがったお婆さんがこんなことをいいました。
『やれやれ、どこの子だか知らんが、晩げに新しい下駄をおろすと狐がつくというだに』

お祭りの帰り道、文六ちゃんがコンと咳をしました。

文六ちゃんは、夜寝るとき、お母さんに尋ねました。
『母ちゃん、夜、新しい下駄をおろすと、狐につかれる?』

この後の文六ちゃんとお母さんのやり取りには、思わず顔がほころびます。
もしも、今の日本に、文六ちゃんのお母さんのような反応のできる母たちがたくさんいるなら、日本の未来は明るいと思います。

偕成社の 日本の童話名作選 シリーズで、このかわいいお話に長野ヒデ子さんが心温まる絵をつけてくれています。


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Last updated  2011.10.10 17:10:15 コメントを書く
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