子どもの本の小部屋 それから農的生活のこと

子どもの本の小部屋 それから農的生活のこと

2013.12.13
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カテゴリ: 農的生活など
食の位置づけ そのはじまり

知り合いの方が辰巳芳子さんの「 食の位置づけ 」という本を貸してくれました。
新規就農をされて、将来は農家レストランを持つ夢を、大切に抱いていらっしゃるご夫婦。
イベントにスープのお店を出店したりして、一歩一歩着実に夢へと歩んでいる姿が眩しいです。

辰巳さんの発する言葉は格調高く、いつも、私の背筋をぴんと伸ばしてくれます。
そして、山で暮らすようになって、外食やインスタント食品に頼らず三度の食事を作る私を、辰巳さんは励ましてくれます。

食べものを用意して食べさせるということは、ひとつの「祝福」です。

と。

この本を読んでいて、私は驚きました。

食糧の輸入の問題、原発の問題、そして戦争の問題…。

経済のグローバル化、食糧の大量輸入により、国内の2.5倍もの農地を他国に依存している日本が「自立」するために、私たちは国産の食材を守ることからはじめなければと思います。(中略)そして政府には、他国の欲に負けるのではなく、はっきりとした姿勢を示してほしい。

さらに言えば、食の運命の鍵を握るのは、憲法九条の改憲と原子力政策の問題です。この二つは最大の環境汚染であり、食の根幹をゆるがすものです。

憲法九条は若者のいのちで贖ったもの。いのちはいのちでしか贖えない。そのいのちを危険にさらす愚は、志を画し、力を画し、意を画して、避けなければならない。食を守るためのあらゆる積み重ねも、努力も、一瞬にして突き崩す。戦争に与した二十世紀と同じ轍を、二度と踏んではなりません。

また、原子力産業が生み出す放射能汚染は、水面下でどんどん進行していきます。見えないから危機感を持ちにくく、よけいに怖いのです。国や企業は利益先行です。経済性を優先し、環境、食の汚染を生みだしても仕方がないと思っています。

放射能に関しては、ガンや甲状腺障害との因果関係、身体に及ぼす影響を証明しにくく、「年間被ばく量が一ミリシーベルト以下なら安全」というふうに言われてきましたが、2005年には米国で最も権威のある米国科学アカデミーが「被ばくにはこれ以下なら安全といえる量はない」と発表しました。どんなに微量の放射能でも、細胞や遺伝子を傷つける可能性があることは近年科学的に証明されてきているのです。それなのに、政府と事業主である企業は「人体の許容量の範囲内だから問題はない」として、強引に進めようとしています。そこには宇宙観も世界観もありません。

2008年、すでにこのように感じておられた辰巳さんが、今、どんなに心を痛めていらっしゃるか知れません。

私たちは、今、岐路に立たされているのだと思います。
TPPも、憲法9条の問題も、特定秘密保護法案も、原発の問題も、私たちすべての日本人に大きな影響を及ぼす重大な重大な問題です。

私には何もできないけれど、問題意識を持ち、やさしい未来を願うだけでも…、そういう波動を少し出すだけでも…、していきたいと思います。


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Last updated  2013.12.18 15:43:32 コメント(2) | コメントを書く
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