子どもの本の小部屋 それから農的生活のこと

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2014.03.20
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カテゴリ: 北欧の児童文学
ムーミン谷の冬

庭のサクランボの花が咲き始め、水仙も花開きました。
春ですね。
ちょうど、おやすみ前に娘と読んでいた「 ムーミン谷の冬 」(作/トーベ・ヤンソン)を読み終えました。

娘も私も大好きなムーミンの世界。
個性豊かな生き物たちが生き生きと暮らすユニークな世界。
その魅力を言い表すのは難しいけれど、娘も私もとにかく大好きなのです。
一言で言えば、「みんな違ってみんないい」の世界…かな。


数あるムーミンシリーズの中でも、この「 ムーミン谷の冬 」が私は一番好きです。
何度も読み返したくなる。

なぜなら、ムーミンの成長がシリーズ中もっとも著しいからです!
史上最強の弟子ケンイチ 」や「 はじめの一歩 」(漫画です)といったスポ根ものとか、とにかく成長物語が大好物なんですよね。
成長願望強いんでしょうねえ。

ムーミンたちは、冬の間、おなかの中に松葉をどっさり詰め込んで、冬眠します。
けれども、その冬、ムーミンはひとり、目を覚まして、それっきり眠れなくなってしまったのです。
ムーミンは怖くて、不安で、
ママ、起きてよ
と叫びます。
ママのふとんを引っ張って、言います。
世界中が、どこかへ行っちゃったよ

目覚まし時計を鳴らしても、誰も目を覚ましてくれないのです。

ムーミンは、初めて体験する冬の何もかもが嫌でした。
寒いのも、歩きにくい雪も、こそこそしている陰気な冬の生き物たちも。
だから、物語の前半、ムーミンは不機嫌で、ぷりぷりしています。

でも、ぷりぷりしながら、嫌だ嫌だと思いながら、ムーミンはいろいろな体験をします。
いろいろ感じ、いろいろ考えました。
そして、物語のクライマックスにこうつぶやくのです。

いまこそ、ぼくは残らず知ったわけだ。
ぼくは、一年じゅうを知ってるんだ。冬だって知ってるんだもの。一年じゅうを生きぬいた、さいしょのムーミントロールなんだぞ、ぼくは。」

この場面の挿絵も感動的ですヨ。
戸口に立って、強い南風に吹かれているムーミンの自信に満ちていること!

現状に不満があって、自らを成長させることでその状況を打破したい方はこれを読むと元気が出るかも…、です。


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キジトラ猫イラスト 座





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Last updated  2014.03.20 13:03:28 コメントを書く
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