子どもの本の小部屋 それから農的生活のこと

子どもの本の小部屋 それから農的生活のこと

2015.05.09
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カテゴリ: その他
朝起きると、まず、胸がきゅーっと苦しくなります。
つばさ は、もういない。

忙しくしていると忘れられるけれど、ふと我に帰ると浮かんでくる「もういない」という思い。
また胸がきゅーっとなって、「あのときもっと探していれば…」と始まる。
そして苦しくなって、「運命だった」と自分に言い聞かせる。

後悔しても仕方がない。
失った命は取り戻せない。
わかっているんです。
でも、どうしたって、後悔してしまう。


「短かったけど、 つばさ は面白おかしく生きたよ」と。

そうだね。
つばさ は、とっても自由に生きたね。

本当に気ままに外を動き回った…。
今まで無事でいられたのが、不思議なくらい。

だから、「 つばさ は大丈夫」って思っちゃってたんだ…。

卵を産むときも、他の鶏さんたちに邪魔されたくなくて、外の草かげに巣を作った。

DSC06467(小).jpg
     スナップエンドウの支柱の後ろで卵を産む つばさ


卵を産むとまた柵の中へ。

ウコッケイは、何日間か卵を産むと、産卵のお休み期間に入るんですが、
お休み期間の直前から卵を温め始めます。
それまでは、卵を産んでもほったらかし。
どうぞ食べてくださ~い、と言わんばかりです。


本当に、「母は強し!」
暗くなってもそこに座り続けるから、夕方には私が毎日抱っこして小屋へ入れたんです。
抱っこされるとき、怒って「きゅ~!」って鳴く、あの声が今も耳に残っています。

餌の時間、私が餌箱を開ける音を聞くと、甘えた声で「きゅきゅきゅ」と言いながら、私を迎えに来てくれた…。
野菜を刻んでやっていると、近寄ってきてつまみ食い。
餌の準備が終わって、鶏小屋の方へ運んでいくときには、走って私の後を追いかけてきました。
アスファルトを踏むその足音も、耳に残っています。

私たちは、友達でした。

時間ができると、羽根の散乱していたあの柿の木の下へ行きます。
そして、残っているつばさの羽根に手を合わせます。
羽根は日に日に少なくなっていく…。
ふわふわのきれいな羽根…。

最初の朝に、きれいな羽根はだいぶ集めました。
袋に入れて、神さまの棚に置いています。
ときどき、目をつむってその羽根に触れてみる。
そうすると、 つばさ をなでているような気持ちになります。

羽根を集めておいてよかった…。
「もういない」けれど、いてくれるような気がするから…。

つばさ、私を導いてくれ(涙)。

DSC06326(小).jpg
     幼い日の つばさ (真ん中)ときょうだいたち


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黒猫イラスト 伸び





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Last updated  2015.05.11 23:44:28
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