おもいつくまま きのむくまま(経済指標グラフからみえるもの)

おもいつくまま きのむくまま(経済指標グラフからみえるもの)

2010年07月05日
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カテゴリ: 米国経済(住宅)

 いまさらの米新築住宅販売件数。備忘録として記載。

 2010年5月の新築住宅販売件数は、前月比32.7%減、年率換算30.0万戸。統計開始以来の最低水準を記録。『初回住宅購入者向け税額控除』切れの反動。政府支援で市場を支えていた分、落ち込みが厳い。年初に懸念していたことが現実化してきた感じである。

再送:UPDATE1: 5月の米新築1戸建て住宅販売は前月比‐32.7%と過去最低水準 (2010年 2010年 06月 24日 01:07 JST ロイター)

20100203_新築住宅販売件数_短期.jpg

 新築住宅販売件数(年率調整済)は減少基調、直近は減少。対前年同月比は下降基調でマイナス圏に再突入、直近は下降。販売件数は、『初回住宅購入者向け税額控除』の駈込みで需要で3・4月と一時的に増加したが、5月に2月水準を割り込んだことから減少基調に復帰したと見ている。対前年同月比が再びマイナス圏に沈んだことから、米住宅市況は腰折れしたのではと思っている。

 米新築住宅販売件数(年率換算)の長期推移ををグラフ化すると下図のようになる。
20100203_新築住宅販売件数_長期.jpg

 グラフから米住宅販売の適正範囲は年率換算で40~80万戸。年率換算30.0万戸は下限を割っている。この水準でしばらく推移するようなら米住宅市場はクラッシュ状態となり、立ち直るのに相当な時間が要りそう。


2009年12月米新築住宅販売件数[米商務省]

米新築住宅販売件数の長期推移ををグラフ化すると下図のようになる。
20100203_新築住宅販売件数_長期.jpg
 月間新築住宅販売戸数の1963~1996年末迄の一次回帰直線を求めるとy=0.0274x+44.99。これが新築住宅の潜在新築を表すとすると、現在の住宅需要は月当たり6万戸。年率換算で70万件程度。12月の販売月間販売戸数は2万3000戸。年率換算で34万2000戸。12月の12ヵ月移動平均は3万1000戸。1963年から現在まで人口増加率及び持ち家率が維持されていると仮定すると、2009年までに住宅市場に供給された余剰住宅は250万6000戸。今後も市場に供給される新築住宅が、現在の12ヵ月移動平均に抑えられると余剰住宅在庫が解消するのは2016年中頃になる。


 今の米住宅市場現状では、FRBの抱える不動産担保証券(MBS)は売ることができない。下手をすると米国経済は日本経済の二の舞になりかねない。







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最終更新日  2010年07月05日 22時23分39秒
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