日本一私的な役立たず日記 水虎亭~妖怪天国

日本一私的な役立たず日記 水虎亭~妖怪天国

2012年08月16日
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「レオナルド・ダ・ヴィンチの「<があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とドメニコ会修道院」は、イタリアのロンバルディア州ミラノにある世界遺産である。「人間の創造的な才能を表現する傑作であるもの」「一定の期間、または世界のある文化圏において、建築・技術・記念碑・街並み・景観デザインの発展において、人類の価値の重要な交流を示しているもの」という基準を満たし、1980年に世界文化遺産に登録された。
 この中でも、一番人口に膾炙している文化財は、巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチの筆による「最後の晩餐」であろう。サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の左側、ドメニコ会修道院の食堂にあるこの作品は1945~1497年にかけて製作されたもので、キリストが12人の弟子に対し、「あなたたちのひとりが、私を裏切ろうとしている」ことを告げた場面がドラマティックに描かれている。
 この絵は1977年から1999年にかけて、修復家のピニン・ブランビッラによって、最新の科学的技術により、オリジナルに近づけるための修復作業が行われた。そこから「最後の晩餐」はフレスコ技法ではなく、テンペラ技法で描かれていること、テーブルに魚料理があったこと、キリストの口が開いていたことなどが判明。フレスコ画は壁面に漆喰を塗り、それが乾かないうちに描かなければならない絵画技法であるが、それに対してテンペラ画は重ね塗り、描き直しも容易で、写実的描写をするのに優れている。ミケランジェロの「最後の審判」など、ルネッサンス期は主にフレスコ画法が使われたが、このことから、ダ・ヴィンチは自分の納得がいくまで描き直すタイプの画家であったため、テンペラ技法を選択したといわれている。
なお、かつては自由に見学できたようだが、修復後は予約制がとられている。一度の見学は15分。最大25名が中に入り、「最後の晩餐」を鑑賞することができる(写真撮影は禁止)。
 「最後の晩餐のある場所」ということが一人歩きしている「サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会」だが、実はミラノにおけるルネッサンス期最大の建築物。ゴシック的ファサードを持ち、ロンバルディア派ゴシック様式にのっとった美しいたたずまいを有している。15世紀には増築され、建築家ブラマンテにより美しいルネッサンス的空間も加えられた。



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Last updated  2012年08月17日 03時53分45秒
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