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建築めぐり地図です。
2012/07/12
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坂出市の元町交番は、1964年まで坂出警察署として使われた建物です。同敷地にあった木造警察署に代えて、昭和12年に鉄筋コンクリート構造3階建ての建物として竣工しました。丸窓などにドイツ表現主義の影響が見られ、また水平方向を強調した立面には当時の最新のデザインであった国際様式も感じられます。現在は使われていませんが、南側の円形に突き出した平屋部分はかつての留置所です。円形の平面や放射状の平面は監視がしやすいという特徴がありますが、この留置所もそういう面が配慮されているようです。重厚な雰囲気があり何かに使えないかと言う気がします。かつてプラハで刑務所を改造したホテルに泊まったことがあリますが、活用の可能性はたくさんあると思います。 物件名 坂出警察署元町交番 所在地 坂出市元町1-8-23 竣工年 1937年 設計者 不詳 施工者 不詳
2006/06/14
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さすがタイル屋さんの家。全面タイルです。奥さんにお伺いしたところ 10年位前に外装をタイル張りにしたとのこと。阪神淡路大震災でもひび割れがきてません。東側のレンガタイル張りの塀はまっすぐ作る予定だったそうですが娘さんに「刑務所みたいな高い塀はイヤ」といわれ、ご主人がしぶしぶ段差をつけて低くしたそうです。 物件名 寺井タイル工業 所在地 高松市檀紙町565 竣工年 30年位前 設計者 不詳 施工者 不詳
2006/06/09
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これは大きなむくり屋根(外側にはらんだ形の屋根)の住宅です。屋根にむくりを付けることにより、建物に重厚感を持たせることができるのですが、施工には大変手間がかかります。茶室など特殊な建物にしか用いられないものです。それだけでも珍しいのに、さらにこの住宅は妻側が南面しています。長屋門を備えた、かつての庄屋クラスの住宅の母屋は、県下では普通入母屋か寄棟です。京都から宮大工を呼んで建てさせたものだそうです。確かに柱や束の上部に船肘木(ふなひじき)が使われていたり、屋根の角に鋳物製の灯ろうが吊るされていたりと、神社のようでもあります。大きく開かれた妻側の束と梁による美しい構成にみとれてしまいました。 物件名 松尾邸 所在地 綾歌郡国分寺町新名1931 竣工年 不詳 設計者 不詳 施工者 不詳
2006/06/08
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旧百十四銀行長尾支店は昭和8年の竣工。昭和53年に新支店建物ができて、しばらく町の資料館として使われていましたが、現在は地元企業の事務所となっています。擬石で造られてますが、仕上がりがなかなかきれい。ファサードも端正です。 物件名 旧百十四銀行長尾支店 所在地 さぬき市長尾町西661-1 竣工年 昭和8年 設計者 不詳 施工者 不詳
2006/06/07
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三木町平木橋のたもとに、川沿いに長く続くベンカラ色の壁が印象的な商家風の建物があります。何のお店だろう、旅館だろうかと訪ねたら、江戸時代からの醤油工場でした。現在は醤油の販売のみですが倉にはまだ大きな木桶がたくさん残されていました。倉の内部、二層吹き抜けを見上げると、黒光りをした梁や母屋が軽快に渡り、古さを感じさせません。 150年以上も前に建てられたという麹を造る室屋(むろや)もそのまま残っています。かつて讃岐には多くの醤油工場がありましたが今は数少なくなりました。「できる職人がいないので」と店主の森茂さんのお話し。技術的にも、体力的にも、気力的にもという意味でしょう。最近住居部分の内部を現代風に改装し、息子さん家族が住むようになりました。活用もまた長持ちさせる秘訣です。 物件名 東宇坪屋商店 所在地 香川県三木町平木 竣工年 江戸末期頃 設計者 不詳 施工者 不詳
2006/06/06
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レンガ造りの建物がどんどん少なくなっていく中、内海町にまだまだ現役で活躍しているレンガ造りの工場があります。しかもレンガ造りの内側にはパネルで覆われた二重のクリーンルームが設けられていて、中身はハイテク工場なのです。 現在の工場が建てられたのは昭和35年頃。現社長の山下晴堂(はるたか)氏は当時、鉄骨スレート造とレンガ造とで建設コストの比較をしたそうです。今では考えられないことですが、ほぼ同額だったそうで、レンガ造に決めたとのことでした。その後の増築もレンガ造で行っていて、そのこだわりには敬意を表します。最近の阪神・淡路大震災や鳥取県西部地震でもびくともしていないそうですから、レンガ造だから地震に弱いとは一概に決め付けられないのではないようにも思います。レンガ造がんばれと声援を送りたい建物です。 物件名 内海化学工業所 所在地 香川県小豆郡内海町古江甲85 竣工年 1960年頃 設計者 不詳 施工者 不詳
2006/06/05
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国道沿い沿いにある坂出警察署は1964年に竣工したもので、警察署としては3代目の建物です。2代目の建物は元町交番として使われていますが、実はその際に解体された初代の建物は、移築されて今も集会所として活用されています。西庄町にある大屋敷自治会館がそれです。確かに地域の集会所にしては玄関の車寄せが堂々としていて軒高も高めです。鬼瓦には菊の紋が入っています。 前自治会長で地域の歴史に詳しい住田幸雄さんの話によると昭和11年ごろ警察署建物払い下げの入札があり、地域で買おうということになり105円で落札したということです。当時庄の部落は西組と東組に分かれており、どこに建てるかで議論がありました。現自治会長の中西格さんの父松五郎氏は知恵を絞り、自転車の車輪を外して道を転がし、その回転数で地域の真ん中を決めたそうです。結局少し西寄りに建てられたのですが、そういう逸話が聞けるのも古い建物の魅力です。 物件名 大屋敷自治会館 所在地 坂出市西庄町316 竣工年 明治24年 設計者 不詳 施工者 不詳
2006/06/02
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大正時代に「カフェー」という飲食店が現れました。今の喫茶店とは違い、お酒が飲めて女給が客の接待をするという社交場です。芸術家などの溜まり場にもなり、昭和10年ごろに最盛期を迎えますが土庄町の八千代別館も昭和7年に建てられたカフェーです。かつてはそう広くないフロアーに着物姿の女給が多いときで9人働いていたそうです。 木造2階建て。商業施設にしては固いデザインですが、かつて窓にはステンドグラスがはめられ、正面には表現派風の優雅な庇が付けられていました。戦争中に規制を受けてカフェーは閉じることとなり、戦後はビリヤード場や倉庫、信用金庫の支店となり、現在は旅館のご主人の自邸として使われています。アルミサッシや正面外壁など、元のデザインに配慮した改修がされており、愛情を持って使われていることがうかがえます。まだまだ現役の建物です。 物件名 八千代別館 所在地 小豆郡土庄町淵崎甲2017-3 竣工年 昭和7年 設計者 不詳 施工者 不詳
2006/06/01
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香川県の知事公舎です。現在は主に会議スペースとして使われ、知事公舎としての役割はありませんが、約半世紀を経た今もその気品は十分に保っています。すぐに目を引くのは波型の玄関ひさしです。石と鋼製サッシでまとめられた厳格な正面の壁に対抗するように、ひさしが浮遊感をもって正面に伸びています。この波型は内部の応接室天井にも現れていて、この建物の主要なモチーフとなっています。設計者は香川県営繕課。故金子知事が中央の著名建築家を香川に招いて優れた作品を作り出していく少し前の建物なので、建築課の中で設計されたはずです。戦後、焼け野原からの復興に際して、設計事務所はまだ数少なく、香川県営繕課は、優れた作品を自らデザインし監理することのできる優秀な設計集団でした。 物件名 香川県知事公舎 所在地 高松市中央町10-18 竣工年 1955年 設計者 香川県建築課 施工者 不詳
2006/05/31
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昭和30年代から40年代にかけて建てられたコンクリート製の陸屋根住宅は県下に多く見かけられますが、この住宅はとても洗練されています。まずひさしにパラペット(防水層の立ち上がり部分)がないため、とてもシャープな立面をしています。ひさしを支える壁柱は下に行くほど微妙に細くなっていて、これがまた立面をひきしめています。持ち主のご主人に設計者を尋ねたら、なんと自分が設計したと言うことです。ご主人は建設会社の会長さんで、仕事上で設計をされているのではないのですが、持ち前の勉強熱心さから第一回目の一級建築士試験を受けて合格し、昭和31年この住宅を完成させました。てすりや照明器具までオリジナルのデザインです。設計を業とする我々建築家を恐れさせる建物です。 物件名 野上邸 所在地 高松市松島町3-12-24 竣工年 1956年 設計者 野上良博 施工者 河辺建設
2006/05/30
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もう使われていないガソリンスタンドのようですが、タイルの柄が独特です。白と黒と灰色の小口平のタイルをごちゃ混ぜにして張ってあります。 物件名 ヒョウ柄のガソリンスタンド 所在地 香川県坂出市高屋町 竣工年 不詳 設計者 不詳 施工者 不詳 規模 RC造2階建て
2006/05/29
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かつて医院であった洋風建築。外壁は同一色で塗装されてしまって味気なくなっていますが窓枠のくり型やアーキトレーブはなかなか立派なものです。 玄関庇は当時の大工さんが一生懸命考えて、釣り床の意匠を使って作ったようです。瓦が重すぎるのか少したれてきていますが。所有者が遠隔地の方なので中を見ることができず、内部がどの程度残っているのかわかりません。 物件名 三木医院 所在地 香川県小豆郡土庄町渕崎甲1871-1 竣工年 明治中期(推定) 設計者 不詳 施工者 不詳
2006/05/26
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大和生命ビル、昭和13年竣工。戦前は徴兵保険の会社であったため、徴兵館と呼ばれていました。高松空襲を免れて、終戦後は占領軍に接収され、県軍政部が置かれました。ちょうどGHQが置かれた皇居お堀端の第一生命ビルと似て、派手な装飾はないが端正な建物です。 外装は戦後改装されましたが、玄関ホールに入ると昔のオフィスビルの香りが伝わってきます。使い込まれた鋼製の扉、大理石の腰壁、深い色合いのモザイクタイル。奥のエレベーターの横に今は使われていないレトロな私設郵便箱があります。上階で投函された郵便物がガラス張りのダクトの中を舞い降りてこの郵便箱に集まってくるしかけです。 中折帽をかぶった紳士がふっと通りすぎそうな、都会の中の異次元スポットでしたが、2005年に取り壊されました。物件名 大和生命ビル所在地 香川県高松市丸の内10-198竣工年 昭和13年設計者 不詳施工者 不詳
2006/05/25
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香川県庁と隣り合わせの香川大学教育学部附属高松小学校にある第二体育館は派手さはないが気品を感じさせる建物です。 窓は竣工当時の木製窓のままで、すきま風は入ってきますが、アルミサッシにはない美しさがあります。 昭和28年、当時としては新しい技術だった鉄骨鉄筋コンクリート構造で設計されました。この構造は大スパンがとれる鉄骨をコンクリートで覆うため、スマートな柱や梁を作ることができます。体育館の内部ではこの構造フレームが約3m間隔で繰り返され、落ち着いたリズムを生み出しています。桁行き方向の小梁が天井裏にうまく隠されていて、それがこのフレームを更に際立たせていると感じました。下が細くなった柱もかなり美しいです。 物件名 香川大学教育学部附属高松小学校 第二体育館 所在地 香川県高松市番町5-1-55 竣工年 1953年 設計者 香川大学施設課 施工者 未調査
2006/05/24
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香川県農業試験場(高松市仏生山町)は木造2階建ての洋風建築だ。昭和5年の竣工だから、もう70年間も現役で使われてきたことになる。 木製の床、高い天井、少しひずみの入ったガラス。中にいると、かつての小学校の木造校舎を思い出し、とてもなつかしい気分になる。窓が竣工当時からそのままの木製窓であるのも珍しい。洋風建築らしく縦長の窓で、窓3枚からなる上げ下げ窓になっている。中央の窓は固定。上と下の窓は窓枠に仕組まれたロープでつながっていて、下の窓を上げると上の窓が自動的に下がってくるようにできていて、3枚の窓がぴたっと重なる仕組みだ。今でも動いていることに感心してしまう。 すきま風はあるし、決して快適とはいえない建物だが、それに余りある魅力もまた持っているのだ。農業試験場の移転はすでに決まっている。解体されず何らかの形で活用されていけばいいのだが。 物件名 香川県農業試験場 所在地 香川県高松市仏生山町甲220 竣工年 1930年 設計者 不詳 施工者 不詳
2006/05/23
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御坊川に面した高松市花園町の一角。高松空襲で周囲が火の海と化したのに数件が焼け残り、旧花園町郵便局もその一角に建っています。昭和9年に開局しました。木造建築なのですが正面はタイルと人造石洗い出しで仕上げられ一見木造には見えません。屋上は普通は瓦を載せて看板建築にしてしまうところを、フラットルーフ(平らな屋根)を採用していて、すごくがんばった建築なのです。延焼を免れたのもうなずけます。 今は住宅として使われ、1階内部は壁で仕切られてかつての郵便局の面影はありませんが、元は柱のない一室の空間だったとのことです。物件名 旧花園町郵便局 所在地 高松市花園町1丁目 竣工年 昭和9年設計者 不詳施工者 不詳 当時の花園町郵便局
2006/05/22
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新川と春日川にはさまれた高松市春日町の一帯は江戸時代初期までは海だった所で、その後の活発な新田開発によって陸地となりました。従って水に浸かりやすい地域ではあります。そんな中に立派な石垣の上に建てられた水屋風住宅をみつけました。 その昔春日川の土手が決壊して水害に遭い、それにこりて大正時代の改築の際に石垣を築いて家を建てたそうです。1987年10月の新川の決壊による水害の際にも玄関前の階段2段分しか、水が来なかったそうです。水害では地盤の微妙な高さが明暗を分けてしまいますが、この高さなら鬼に金棒です。 石垣は美しい色合いの安山岩で、飼石をかませない精緻な切込ハギ積みが、防災の意気込みを感じさせてくれます。 物件名 香西邸 所在地 香川県高松市春日町1466 竣工年 大正時代 設計者 不詳 施工者 不詳
2006/05/19
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高松市美術館の斜め向かいにある喫茶店「城の眼」。昭和37年にオープンした喫茶店の老舗です。通りに面した側に張られているのはコンクリート製のPC版(工場生産の特注コンクリート版)です。普通は石張りかタイル張りにするところでしょうが、当時はとても斬新なデザインだったんだろうなと思います。 実はこの喫茶店は多分野の芸術家がかかわり、やすらぎの場所とは何か、が追求されて出来上がった芸術作品なのです。 建築は県文化功労者の山本忠司氏、室内デザインは彫刻家の空充秋氏、音楽デザインはかつて武満徹氏らと芸術運動を展開した秋山邦晴氏が担当しています。さらにすばらしいことは、当時からのデザインがほとんどそのまま守られていることです。維持管理が大変だと思いますが、オーナーの強い意志には感服です。物件名 喫茶 城の眼 所在地 香川県高松市紺屋町2-4 竣工年 昭和37年設計者 山本忠司施工者 不詳
2006/05/18
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初期の建物で、「瀬戸内海論」を著した小西和氏がかつて住まわれていた建物で、柱・梁は端正、広間が次々と続くさまはなかなか見ごたえがあります。 この旧家が現在地域のケア活動の拠点として活用されています。進めているのは高松に拠点のある日本ケアシステム協会。1982年に老人を支援するための組織、香老研としてスタートし、以後介護者と老人とをつなぐタイムストック方式を全国に先駆けて採用し、いわば現在の介護保険制度を先駆けて行なってきた団体です。代表の兼間道子さんはこの民家のすばらしさに心を打たれ、ぜひ介護施設にと思い立ちました。段差の解消や空調設備などクリヤーしなければならない問題葉あるでしょうが、木の香り、美しい庭と自然に囲まれた施設は、人々の格別の憩いの場所となるでしょう。 心のケアが望まれる現代、伝統的建物がそれに貢献できるのはすばらしいことだと思います。 物件名 長寿閣(旧小西邸) 所在地 香川県大川郡長尾町名池ノ内 竣工年 明治初期 設計者 不詳 施工者 不詳
2006/05/17
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旅館常盤本館(現ときわ茶寮)は1952年より4年以上の歳月を費やし完成する。建て主は溝渕寿吉(じゅうきち)氏。戦後、町名の由来ともなった常盤座を再興した事業家だ。現在は1,2階が料亭として使われているが上階には旅館時代の天守=写真=が、今もシャチホコと青瓦の輝きをそのままに形をとどめている。旅行客を強く印象付けるための意匠で、竣工当時は高松港からこの天守が眺められたそうだ。 外観もすごいが内部にもすごい部屋がある。二条城の御殿を模したと言われる「桃山」と名づけられた大広間で、金色に輝く吹き寄せの格天井と壁がレトロなシャンデリアの光に浮かび上がる。下座側には明石朴景氏作の松竹梅の漆絵が壁面いっぱいに描かれている。建物竣工後まもなく寿吉氏は急逝するが、その時この漆絵はまだ完成していなかった。慶賀を表してはめ込む予定だった88匹の蝶は享年を示す56匹に改められ、今も寿吉氏の業績を偲んでいる。物件名 旅館常磐本館所在地 高松市常磐町1丁目8-2 竣工年 1956年設計者 溝渕寿吉(施主)施工者 不詳
2006/05/16
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国際様式(インターナショナルスタイル)と呼ばれる建築様式がある。1920年代から1950年代にかけて世界をリードした様式で、装飾を排除し、建物の空間性を重視する。水平に続く連続窓、軽快なデザイン、連続する内部空間などが特徴だ。 NTT西日本高松診療所は1962年に建てられたもので、国際様式の良さを残す貴重な建物だ。設計は山田守建築事務所。日本武道館や京都タワーの設計者だ。サギが羽を休めているようなシャープな正面玄関、それと対照的にダイナミックな玄関奥のスロープ室。柱を壁面から引っ込ませ、梁も目立たなくさせるなど表現のための工夫がなされている。総2階建てで病室からは広い庭がすぐそこに見える。 建物は古いがある意味でとても贅沢な診療所だ。物件名 NTT西日本高松診療所所在地 香川県高松市観光町649-7 竣工年 1962年設計者 日本電信電話公社建築局/山田守建築事務所施工者 西松建設
2006/05/15
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まあ「その1」と書いてみたんですが、特にその2が用意されているわけではありません。高松市の某所で見つけまして、どうしてこういうことになったのか気になっています。100mほど離れたところから見るとかなりのインパクトがあります。ちなみに切断面にはアルミスパンドレルが張られてます。
2006/03/23
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高松市、片原町商店街の金物屋マサヤ商会さんの壁面にはテレビの格好をしたパネルがびっしりと張られている。 昔は電化製品専門の店などなくて、荒物屋や金物屋でテレビとか電気釜とかが売られていたのだった。SHARPの文字が真ん中に浮き彫りになったパネルは文字通り端正で、完成当時は未来を感じさせるデザインだったんだろうなと思う。 シャープの本社に写真を送って調べてもらったところこれは「標準仕様外装パネル」といって、昭和30年代に販売店が宣伝用に作り全国的に施工したものだそうだ。もうほとんど残っていないという。、シャープではプラスチックにシルバー塗装したものだと言っていたが、2階へ上げてもらってまじかに見るとアルミパネルで、厚は2mm程度。おそらく最初はアルミニュームで作っていたのが、普及させる段階でプラスチックの廉価品に変えたのではないか。そうだとしたら貴重な品だといえる。 テレビがかつて夢とあこがれの神器だったことを思い出させてくれる逸品である。 物件名: マサヤ商会所在地: 香川県高松市片原町竣工年: 昭和30年代
2005/12/15
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郷東川沿いの奇妙ないも虫状の建物ですが、香川県警察本部の射撃練習場です。 珍しいこの形には訳があります。当時室新町にあった野外射撃場を屋内化することになり、新しい射撃場に対してまず鉄骨造の予算がついたそうです。 県警本部の設計担当であった川地巧(たくみ)氏は、鉄骨造には疑問を感じました。「長期間安全性を確保できるだろうか。できれば鉄筋コンクリート造にしたい。」氏の思いは、鉄骨造の予算で鉄筋コンクリート造の建物を造ることに注がれていきました。 壁と天井が一体となったかまぼこ状のスケッチが生まれ、よき助言者であった香川県建築課の山本忠司(ただし)氏に見せたところ、これはおもしろいと言う返事が返ってきて勇気付けられたそうです。 氏から中央の著名な建築家浅田孝氏を紹介され、材料を極力減らすデザインが進められ、構造計算は法政大学の青木繁教授が行ない、最終的にシェル構造に梁構造を加えた複雑な形態のハイブリッド建築が生まれました。 県民の安全を守る施設として、今もまだまだ現役です。物件名: 県警本部射撃場 所在地: 香川県高松市郷東町 竣工年: 1967年 設計者: 川地巧 氏 施工者: 不明
2005/12/15
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讃岐浜街道にかかっているシンプルな歩道橋です。 美しい歩道橋をあまり見たことがなかったので、これには感心しました。 設計者を調べた所、尼崎の国際航業の佐々木さんという方で、ドイツで 開発された「吊り床板橋」というものだそうです。 ピアノ線を両端で固定し、そこにコンクリートの板を載せていき、長いも のだと100mくらいの橋が作れます。 真ん中に支えがいらないので、深い谷を掛け渡すのに便利な方法だと の事です。歩道橋に使っている例は、佐々木さんご自身も知らないと言わ れてました。 さて、渡り心地はというと・・・結構ゆれます! また、真ん中で垂れ下がっている分、渡るためには上がり下がりが2回 あることになって、(左写真参照)少しだけ損をしたような気持ちになり ます。 とはいえ、これは四国にある「かずら橋の現代版」なのだと気付 いてからとても気に入りました。
2005/12/15
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JR高松駅のすぐ南、西の丸町に、珍しい六角のタイルが張られた家があります。4cmくらいのモザイクタイルなら六角形のは見たことがあるんですが、こんな大きいのはただ事ではありません。 さっそく奥さんにお話を伺ったら中国の故事が飛び出してきました。 ここは戦前から続いたミネルバという名の美容室だったそうです。 30年ほど前に住宅兼美容室を新築することになり、どんなデザインにしたらいいかお茶の先生に相談したところ、先生から「中国では家が栄えて富むことを六蔵庫といい、六は縁起がいいのだ」と教えられ、六角のタイルをわざわざ特注で造ってもらって壁を仕上たのだそうです。 色は当初より少し褪せたようですが、微妙に色合いを変えた六角タイルは装飾的な手摺とあいまって、かつての華やかさを今に偲ばせていました。
2005/11/25
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国際様式(インターナショナルスタイル)と呼ばれる建築様式がある。1920年代から1950年代にかけて世界をリードした様式で、装飾を排除し、建物の空間性を重視する。水平に続く連続窓、軽快なデザイン、連続する内部空間などが特徴だ。 NTT西日本高松診療所は1962年に建てられたもので、国際様式の良さを残す貴重な建物だ。設計は山田守建築事務所。日本武道館や京都タワーの設計者だ。サギが羽を休めているようなシャープな正面玄関、それと対照的にダイナミックな玄関奥のスロープ室。柱を壁面から引っ込ませ、梁も目立たなくさせるなど表現のための工夫がなされている。総2階建てで病室からは広い庭がすぐそこに見える。 建物は古いがある意味でとても贅沢な診療所だ。
2005/11/24
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