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2010.05.09
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カテゴリ: Jimi Hendrix
♪ハ~ヴュ エ~ヴァ ビィ~ン トゥ エレクトリッ
ク レィディランド~と、ジミ・ヘンドリックスが優し
い声で歌い出すとき、いつも「エレクトリック・レディ
ランド」って、どんなところなのだろう…と想像力をふ
くらませていました。

SideAの聴きどころは「ヴードゥー・チャイル」です。
当時、ジミ・ヘンドリックスはニューヨークで、196
8年3月13日にオープンしたばかりの最新鋭スタジオ
「レコード・プラント」に、ロンドンのオリンピック・

マーを迎え、4月18日から3枚目のアルバムの制作に
取り組んでいました。5月2日、ジミ、ミッチ・ミッチ
ェル、エンジニアのエディー・クレイマー、スティーヴ
・ウインウッド(トラフィック)、ジャック・キャサデ
ィ(ジェファーソン・エアプレイン)、その他大勢の友
人たちは深夜、レコード・プラントの近くにあるシーン
・クラブでジャムを楽しんでいたところ、ジミが「おい
、スタジオに行って、これをやろうぜ」と言い出しまし
た。ライブのギグみたいなサウンドでやってみようとい
うアイディアでした。レコード・プラントに戻って朝の
7時半からジャムを開始。テイク3が収録されました。

ーヴァーダブで加えました。

「ヴードゥー・チャイル」
♪俺はヴードゥーの子供さ
♪俺が生まれた夜、月が火のように赤くなったんだ
♪かわいそうにおふくろは「ジプシーの言った通りだ」

♪その場に倒れて死んでしまった

♪ピューマたちが待ち構えて、俺を見つけて
♪鷲の背中に乗せたんだ
♪鷲は俺を無限の縁に連れていって
♪連れて帰ってきたときには火星の魔女の指輪をくれた
♪そして鷲は俺に「飛べ」と言った
♪俺がヴードゥーの子供だからだ

♪俺はキミと寝るが
♪キミは何も感じない
♪キミが眠っている間に寝るからだ
♪そのとき俺は百万マイル離れていて
♪同時に、キミの写真の額のなかにいる
♪俺はヴードゥーの子供だから
(間奏)
♪俺の矢は欲望でできていて
♪メタンの海のそばの木星の黄緑色の鉱脈くらい
♪遠くから飛んでくる
♪俺はハミングバードを飼っていて、とても大きな声で
 鳴く
♪キミは頭がおかしくなりそうかい
(間奏)
♪俺は液体の庭とアリゾナの新しい赤砂の中を漂い
♪俺はカリフォルニアのブルーという花の蜜を味わう
♪そして俺たちが手をつなぐとニューヨークは水没する
♪俺はヴードゥーの子供だから

曲はブルースですが、左から聞こえてくるスティーヴの
オルガンと、右から聞こえてくるジミのエレクトリック
・ギターが掛けあいながら、だんだんと雰囲気を盛りあ
げていき、3番の歌のあと、スティーヴのオルガンを中
心にした間奏で最高潮に達し、4番の歌のあと、ミッチ
のドラムを中心に再び盛りあがり、5番の歌のあと、三
度盛りあがる、という形で、緩急をつけて、うねるよう
にサウンドが展開していきます。特にジミのギターは、
天かける龍をイメージさせます。リラックスした雰囲気
のなかで、だんだん熱く燃えていく、このようなサウン
ドの展開は、3分間でヒット曲をつくるという今までの
方法とは、根本的に異なるレコーディングのスタイル。
これこそが、ジミの今回のアルバムのねらいのひとつで
、ジャムは、ジミにとって最大のインスピレーション源
でした。

「ちょっとでもチャンスがあれば、俺たちはすぐジャム
・セッションするんだ。それがプレイってもんだよ……
他のミュージシャンと音楽を創り出すというのがね。音
楽が生きがいなんだもの。最近の連中はジャム・セッシ
ョンのやり方を知らないんだ……他人に対する思いやり
がないね。ジャム・セッションは、そこが肝心なんだ。
みんなとプレイしないとね。ジャムっていると、音に流
れみたいなのが出てきて、自分がどこへ行くかが見えて
くるんだよ。2週間かけてレコーディングでやるよりも
一体感が出てくるんだ。キーの転換、タイミング、ブレ
ーク、リフ……時間さえあれば、あれほど素晴らしいも
のはないね」

SideBは、どちらかというと、いままでのエクスペリエ
ンスの流れを汲むブリティッシュ・サイドと言えそうで
すが、SideCに入ると、うねるようなサウンドが再び展
開します。最初の曲「レイニー・ディ、ドリーム・アウ
ェイ」と3曲め「スティル・レイニング、スティル・ド
リーミング」でオルガンを担当したマイク・フィニガン
は、「トム・ウィルソンが僕の小さなR&Bバンドをジ
ミに紹介してくれたんだ。ジミは、僕やラリー・フォセ
ット(コンガ)、フレディ・スミス(ホーン)に『ちょっと
浮かんだ曲があるから一緒にジャムってみないか』と誘
ってくれた。『Dのキーでスローなシャッフルをやるぜ
。ジミー・スミスみたいにオルガンを弾いてくれ。俺が
ケニー・バレルをやるから』ってね」と語っています。

♪雨模様、一日中ぴりぴりしても無駄なんだ
♪自分なりにうねって、心配を流してもらおう
♪雨の日にゆったりうねって

ラリーのコンガとバディ・マイルスのドラムスが叩き出
すビートに乗って、ジミのワウワウギターとマイクのオ
ルガン、フレディのホーンが呼応しあって、だんだんと
熱くなり、歌のあと、また熱くなりと、サウンドがゆっ
たりと、うねっていきます。

続く「1983(僕は人魚に変身しなければならない)」
は、トラフィックのクリス・ウッズのフルートを迎え、
レコード・プラントの最新鋭設備スカーリーの12トラ
ックのテープマシーンを駆使してのオーヴァーダブを重
ねたサウンド・ペインティング。ジミは甘く悲しい音色
で幻想的な空間を描き出しますが、オスマン帝国の軍楽
隊を思わせる行進曲風のビートをミッチが叩き出すと、
夢のような空間に危機感がもたらされ、緊張が高まりま
す。

♪バンザイ、僕は過去から目覚めた
♪でも、ここでは戦争が続いている
♪だから、恋人のキャサライナと僕は
♪海まで最後の散歩をすることにした、この騒ぎの中を
♪死ぬためではなく、生まれ変わるために
♪こんなにも打ちのめされ、引き裂かれた大地から離れ
 て
♪永遠に、永遠に

♪ああ海よ、本当にめちゃくちゃだ
♪地球の隅々までが戦いの温床だ
♪鉛筆や口紅のチュープの形をしたものが降りそそぎ
♪痛みと苦しみが生まれる
♪僕たちの足が砂につくと
♪北極がシルバーブルーから血のような赤に染まる
♪海へとまっすぐに、まっすぐ海へ

♪きょう、友人たちが僕たちと一緒でないのは残念だ
♪友人たちは「人間が作るマシーンに人間は救えない」
 と言う
♪だから友人たちはきょう来なかったのかな
♪彼らはこうも言う
♪「人間は水の中に住み、息をすることはできない、永
 遠に」と
♪それが彼らの第一の不満
♪しかも、僕に面とむかって、こう言った
♪「とにかく、それは神の意思に背くこと
♪そして、王の恩寵に背くこと」と

♪だから、彼女と僕は砂の中で交わる
♪乾いた大地での最後の瞬間を祝って
♪僕らのマシーンよ、よくやってくれた、よく務めてく
 れた
♪僕らの肉体に傷ひとつつけずに
♪そして僕らはマシーンに別れを告げる
♪ヒトデや大きな波の泡が、僕らにほほえみを送る
♪僕らが水の中に潜る前、
♪時代遅れの恐ろしい悲鳴に目を向ける

曲は切れ目なく、「月は潮流を優しくめぐらせる」へ。

♪下に向かって僕たちは行く
♪ダーリン、急ごう、ショーに遅れないように
♪海王星のチャンピオンと水の世界との試合は見逃せな
 い
♪「さあ、こちらです」と人魚がほほえむと、
♪アトランティスの歓声が聞こえる

曲の最後、再び、行進曲風のビートが聞こえ、カモメの
鳴き声が聞こえ、宇宙船が飛びまわる音が聞こえます。
彼らは海を出て、今度は天空にむかって飛び立ったので
しょうか。

SideDの冒頭、「スティル・レイニング、スティル・ド
リーミング」が始まると、「1983」は夢の中の出来
事だったのか…と受け取れます。現実に戻った私たちが
直面するのは火事の場面。

「ハウス・バーニング・ダウン」
♪地獄の炎で赤くなっている空を見ろよ
♪誰かの家が燃えおちている
♪俺は友達に聞いた「あの黒い煙はどこから出てる?」
 と
♪彼は咳きこんで、話題を替え、
♪「ああ、あれは、あそこらへんを白くしているのさ」
♪俺はお茶をすすっている彼を残して、ジャガーに飛び
 乗り、
♪今回は、どんなわけで、誰がやっているのかを見に行
 った

♪妹や弟、父や母が泣きながら立ちつくしていた
♪現場についたとき、炎は幽霊のような鳴き声を立てて
 いた
♪俺はクルマの上に立って、叫んだ
♪「どうして、同じブラザーの家を燃やすんだ」

♪地獄の炎で赤くなっている空を見ろよ
♪誰かの家が燃えおちている
♪19マイルの背の高さの奴が群集から離れて、叫んだ
♪「失職して、むかつくから、空を赤く染めたんだ」
♪俺は言った
♪「真実は前にある。やけくそになるな」
♪「やけくそになる前に学べ。俺の言うことを聴け」

♪そして俺は立ち去ったが、その日のことを忘れられな
 い
♪というのも、俺が谷に着いたときに、
♪巨大な宇宙船が道路を横切って降りてきて
♪不気味な優雅さで着陸したのを見た
♪そして死人を全部連れ去ったんだ

♪地獄の炎で赤くなっている空を見ろよ
♪誰かの家が燃えおちている
♪空を見ろよ

この曲も、「1983」と似ている行進曲風のビートが
緊張した雰囲気をもたらし、宇宙船が飛び立つ音で締め
くくられます。やはり「1983」は夢ではなかったの
です。

このあと、監視の目が光り、追手が迫るなか、「抜け出
す道があるはずだ」と語りあう​ 「オール・アロング・ザ
・ウォッチタワー」
​が続き、巨人に育ったウードゥー・
チャイルドが世界を自分の思い通りにする様子をワウワ
ウギターの歪んだ音色で描き出す「ヴードゥー・チャイ
ルド(スライト・リターン)」で、締めくくられます。
8カ月にわたるアルバムの制作期間に、ジミは、自分の
過去を振り返り、幻想のなかで未来を予感し、現実に引
き戻されて、音楽の創造に取り組んでいたと、私には感
じられます。ジミが誘った『エレクトリック・レディラ
ンド』は、桃源郷のような場所ではありませんでした。





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Last updated  2021.09.05 05:16:06
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