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2006.07.30

『ゲド戦記』だゲド・・・。

(2)

テーマ：映画館で観た映画(8594)

カテゴリ：アニメ関連視聴記

今日はいきなり話題の ~~『ジブリ親子戦記』もとい、~~ 『ゲド戦記』

久しぶりに公開直後の日曜日に行ったこともあって、まあすごい人。
あまり人混みの中映画を観たくない人なのですが、巡りもあって、「テルーの歌」も呼んでましたんで。（何）

観終わって、まず率直な感想を書くと・・・
スタジオジブリの底力で何とかなった作品のような気がしています。

私の評点的には悪くないんですが、全体的に見ると、原作が壮大なファンタジーもののわりに こぢんまりした作品に「なっている」というのか、「なってしまった」というのか。「スタジオジブリ」作品としても同じく。
あの予告編を見たら、絶対こぢんまりしているように思いますよ。
ほとんど６人でドラマしてましたから。

そして絵に関しても、背景の仕上がりのわりに動画の質に妙な違和感を感じました。
いやエンドロールのスタッフとかを見ると、私的にはたまらないのですが。
質感自体を２０年くらい前の雰囲気としたのは、スタッフの意図としたところというのはわかるのですが、何か引きの絵の時のキャラクターの線が省略されすぎていたように感じます。

さらに何よりひっかかったのが、 中盤の『テルーの歌』のアカペラシーン。
テルーが歌う『テルーの歌』・・・歌は抜群にうまいですし、この作品では特に印象的です。
それなのに肝心の動画のテルーの口の動きと歌が合っていないようなのが、気になってしょうがなかったです。

そんなこんなで作品の暗いトーンのせいもあって、なかなか感情が入り込みにくい作品なのですが、最後はジブリ作品らしく熱いセリフでカッコよく締めくくってくれます。
このあたりが最初に書いた 「スタジオジブリの底力」 ということです。

あとこれって、 タイトル『ゲド戦記』でいいんでしょうかね？ （意味深）

＜自己評点＝８．０　（１０点満点＋α）＞

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