81歳のブログ

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2016.08.07
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しばらく前に、司馬遼太郎の「世に棲む日々」を読んだ。この小説の主人公は吉田松陰である。

吉田松陰より、少し後に出てきた同じ長州の村田蔵六を主人公にした小説「花神」が以前に読んだ文庫があるのを思い出してそれを読んだ。この小説も司馬遼太郎の作品である。

この時代に活躍した人物は、長州の高杉晋作、桂小五郎、土佐の坂本龍馬、薩摩の西郷隆盛など皆徳川幕府においては旗本ではない。唯一、旗本ではないが、その下っ端の出である勝海舟が大活躍した。

それで、【花神】を読み終わるときに、村田蔵六と異なる立場の勝海舟について知りたいと思い、子母澤寛の「勝海舟」を読んだ。

その小説の中に松本良順という幕府方の医者が出てくる。勝海舟とそれほど深いかかわりではないが、あまり知られていない松本良順について知りたいと考え、今は、ふたたび、司馬遼太郎の「胡蝶の夢」を読んでいる。

この小説は、松本良順が主人公ではあるが、幕末から大政奉還のころの時代考証というか、司馬さんが自分の興味のままに調べたウンチクを書きつらねて行く感がある。だから、筋を追って、没入できるような小説ではなく、読み進めるのにエネルギーがいる。それ故に、この激動の時代を実感できる。子母澤寛の描く良順と司馬さんの書いている松本良順にはかなり違いがある。

それとはまた別の感懐として、村田蔵六も勝海舟も、その他の幕末活躍した多くの人たちの子供のころの貧しさというものが半端でない。それにも関わらず、彼らが20代、30代で活躍したことを思うと、現代は恵まれた世の中である。逆に、恵まれすぎて、ぼーっとしているように思える。 

さて、「胡蝶の夢」を読み終わったら、次は何を読もうかな?





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最終更新日  2016.08.07 18:48:50
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Re:明治維新前後が舞台の小説(08/07)  
ワタシは維新後の「翔ぶが如く」から「坂の上の雲」と読み進めましたが、「坂の上…」は世評高いのは知ってるんですが、イマイチ没入できず、未だ完読していません。

(2016.08.08 18:14:51)

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