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2005年06月27日
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「日本経済 生か死かの選択」・リチャード クー・徳間書店
・2001年10月31日 初版。
・ちょっと古いけど、景気対策(というよりコイズミ政権への提言)が多い内容。
・現在の不況の原因は供給が過剰である「バランスシート不況」で、これを解決するには(これ以上悪化させないためには)政府による財政出動が不可欠、ということらしい。
・1000円の収入を元にした話がわかりやすかった。
 →1000円の収入がある人Aがいるとする。その人は収入の9割である900円を消費に回し、残りの100円を預金する。ゼロ金利なので100円は増えない。ある人Aの消費は別の人の収入なので、ある人Bは900円の収入ということになる。この人も収入の9割である810円を消費し、90円を預金する。90円は増えない。これを繰り返すと、誰も預金が出来なくなるラインまでみなの収入が減ることになる。というたとえ話。
・この人、ネットでの掲示板ではいろいろと叩かれているが、基本的にはこの意見には賛成できる(経済素人だけど)。特に「構造改革と称して増税/国債発行の抑制などやったらますます企業・個人は支出を抑え日本経済は崩壊」といったくだり。確かに需要が足りないのは明白だし、企業がお金を借りてくれない以上国がそれを下支えするしかないと思う。
・一方、どういった手段で需要を満たすのかというとにはあまり触れられていない。今までのように土木工事に大盤振る舞いしたところで効果は限られてる。この辺りの非効率な発注の仕組みを構造改革することで(外国でも競争力のある)ゼネコンもさらに力が発揮出るのではないか、という記述もあったが、それじゃあまり代わり映えのしない気が。
・この本の執筆時点で日経平均が16000ぐらいとかかかれているから、11000台をうろうろしてる現状からして著者の見通しも間違ってはなかったのかな?


-知った言葉
・合成の誤謬-みんなが正しい行動を取っているにもかかわらず、結果が逆に出てしまうこと。
 この場合の例)借金がある企業がバランスシートを改善しようとして借金返済に励んで投資を減らした結果、景気が悪循環に陥ること。





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最終更新日  2005年06月27日 17時53分00秒
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