2012年09月17日
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カテゴリ: OPERA
二期会パルジファル Day4

Part1

17日、行ってきました。
15日と同じキャストです。
きょうもすばらしい名演でした。
カーテンコールが10分は続いたような気がします。
もうびっくりです。

演出的にDay2において書いたことのディテールがだいぶ違っていたので、これから訂正しながら書いていきたいと思います。

まずセットですが、一昨日は1Fの左サイドブロックから見たので2Fの肝心なアンフォルタスの演技が75%ぐらいしか見えませんでした。

ばっちり!全体が見えました。
すごくよくわかって近視眼的に見るよりも良かったです。

それから時代設定ですが、きょうごいっしょだった方に教えてもらったのですが、設定場所が違っていました。ドイツではなく、やはりヨーロッパで独裁主義のファシストの国だったところだそうです。
なるほどそれですべて腑に落ちました。本当にありがとうございます。
なるほどフ×××総統だったんですね!

だってドイツ語で歌うからそうは思えませんよね普通。
まあいいや。

そして棺の中
寝台の上にあったもの
首にかけていた鍵
いろいろディテールがわかってきました。

まあ順を追って書きたいと思います。

歌手ですが、たった中一日置いて歌うということがワーグナーを歌う歌手にとってはどんなに過酷なことか!可哀そうでした。
15日は元気いっぱいだったキャストも、きょうは心なしか疲労がにじんでいました。
一昨日より遠い場所で聴いたせいかもしれんせんがワーグナーの全幕歌う役で中一日は普通ありえません。
がんばった歌手陣に感謝したいです。

本当にお疲れさまでした。

一昨日ぶっとんだアンフォルタス役の大沼さんは期待通りきょうもすごかったです!
日本人でこんなに演技のうまい歌手がいたとは驚きです。歌唱もすばらしいし、声もすばらしく魅力的です。何よりアンフォルタスがそこにいました!歌っているのではなく、アンフォルタスが苦悩のうめきをあげていました。そういう歌唱でした…
このアンフォルタスがデフォルトになっちゃいそう…そのぐらい良かったです。

総じて私が低音の男性が好きなせいかもしれませんが低音系歌手はみんな演技も歌も秀逸でした。
ティトレル、クリングゾル、演技も歌もすばらしかったです!
医者もいい味出してました~

※中身にふれますのでご注意ください。

第1幕

ある邸宅の食堂。食事している父とその息子2人。口論しているようで苦々しげな表情の3人。父親はしもてにいる息子(アンフォルタス)に近づき、アンフォルタスの手を取る。もう一人の息子のクリングゾルはグラスを投げつけて割り、椅子をひっくり返して出ていく。
父親は息子の頭をなぜる。異様な親密なスキンシップ。
このスキンシップはあとでも出てくる。この親子の密度を表している。

薄い幕が上がり、10年ほどたったその邸宅のロビーに神父のグルネマンツが現われる。
神に祈りを捧げる。

医者が2Fのドアから出てくる。
医者はグルネマンツの期待も虚しく病状が好転していないことを告げる。

アンフォルタスが水浴のために階下に下りてくる。途中でうめき声を上げる。
アンフォルタスは痛みのため動けなくなり、階段の途中で立ち止まる。無理して気分がいい風を装うが、痛みはおさまらない。

薬をグルネマンツにもらい、クンドリに礼を述べる。
クンドリはさっさと水浴に行けとつれない。
アンフォルタスは当惑し、後ろを振り返りつつも去る。
患者たちも出ていく。第3と第4の小姓(けが人)がクンドリをいびる。
グルネマンツはいさめる。
グルネマンツは2人にティトレルの話をし始める。
次の間に移動する。
クリングゾルの砂漠に立てた愛欲の館(まるでラスベガスですね)の話をするとクンドリがもだえだす。
そして病室へ。内戦のけが人たちが寝ている。
皆グルネマンツの話を聴きに集まってくる。
グルネマンツはクリングゾルのことをあざける笑い声をあげながら話す。

durch Mitleid wissend
der reine Tor
harre sein

いつの間にか不思議な映像が多いかぶさる。草むらを歩いている男の足元。

小姓4人が唱和する。美しい!

愚か者」と言った途端に騒がしくなり
舞台が回る

白鳥を射落とした男を人々が責める。

男が何も質問に答えられないのでグルネマンツは不思議に思い、人ばらいをする。

じゃあ知っていることを話してみなさい。

母親の話をし始める

階段の脚の拭き掃除をしていたお手伝いのクンドリが聴いている。

クンドリは白鳥の血をごしごし拭き取る。

母親は死んだと言われ、クンドリの首を絞める。

パルジファルは倒れる

クンドリは水道の水をくんでパルジファルの顔にかける

クンドリはクリングゾルの呪いが効いてきて寝込んでしまう。

クンドリが寝ているときは別の世界に行っている時。

風呂を終えて階段を上がってくるアンフォルタス。
足取りはやはり苦しげだ。

次の間。
人々が蓄音機の音楽を聴いている。
グルネマンツが同じところをぐるぐる回っている針を直すとまた音楽が鳴る。
さあ、しっかり見るんだぞ!

グルネマンツはパルジファルに見せる世界。
その世界の人からはパルジファルは見えないのだ。
グルネマンツも行けない所なので
かわりに彼を行かせたのだ。

看護婦が蓄音機を撤去し、テーブルクロスをかける。
そこに聖杯がそのうちやってくるのだ。
人々は讃美歌を歌う。
そして立ち上がって変な振付のダンスを踊り始める。
宗教?
不思議な面持ちで見つめるパルジファル。

騎士たちが最後の聖餐の歌を歌う場面である

舞台が回り、天からの声が響く中、
人々はまた恩寵を確信する。
一方階段を上がって行く人影。
ティトレル。
家督を息子に譲ったが最近うまく行っていない。
重要な病院の儀式を行わないからだ。
ティトレルは鍵をかけて閉じこもる息子の部屋の前に立つ。

ドアをどんどんどんと叩く

グラールを仰げるのか?

アンフォルタスは半ば脅えながら扉を押さえている。

しかし父は鍵を開けて入ってくる。

父上!
父上がお勤めを果たしてください。
私には死を!お与えください。

アンフォルタスは昔そうしていたように父の手を取り自分の頬に当てる

私はもう年だ。儀式は無理だ。
儀式でお前は罪を償うんだ。

アンフォルタスは父の上着を下からつかみひっぱる

罪びとの私が聖杯をあおぎみるのがどんなにつらいことか!

しかし父親は杖を振り上げる

アンフォルタスは部屋の端まで移動する。父親はアンフォルタスが首にかけている聖杯のガラスケースの鍵をもらい、自分で開けて聖杯を持っていく。(とがきと違うとこです)。

アンフォルタスは一人部屋に残される。もっともそのようすを時空を超越したパルジファルが見ている。

聖なる血がわが胸に流れ込む、と歌い
アンフォルタスが白いガウンのボタンをはずす。
真っ赤に染まったシャツが見える。

手も血だらけになる

膝をつく

Erbarmen! Erbarmen!
Du Allerbarmer, ach! Erbarmen!

絶唱。倒れる。
しかし起き上がり儀式のために出ていく。

階下では聖杯を持った父親と看護婦が待っている。

アンフォルタスは寝台に寝る。
看護婦がその腹の血に染まったさらしをハサミで切る。
そして傷口を押して血を医療用のトレーで受ける。
と、思いきや聖なる血はすべて父親の掲げている赤い聖杯に入っていく。
アンフォルタスはすさまじい痛みに耐えかねて起き上がる。
父親が押さえつける
アンフォルタスは半ば気を失う。
父親は聖杯の中に満たされた救世主の生き血を見て興奮している。
そしてまず自分が飲む。
聖杯を看護婦に渡す。
すると今までこわばっていた手が動き出す。グルコサミン?コンドロイチン?






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最終更新日  2012年09月17日 21時44分06秒


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