2013年09月13日
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カテゴリ: OPERA
Teatro alla Scala Japan tour 2013
Giuseppe Verdi : RIGOLETTO
Melodramma in tre atti

Direttore:Gustavo Dudamel
Maestro del Coro:Bruno Casoni
Regia Gilbert Deflo
Ripresa:Lorenza Cantini
Scene:Ezio Frigerio
Costumi:Franca Squarciapino 


Rigoletto:George Gagnidze
Gilda:Elena Mosuc
Sparafucile:Alexander Tsymbalyuk
Maddalena:Ketevan Kemoklidze

Giovanna:Giovanna Lanza
Monterone:Ernesto Panariello
Marullo:Sergio Vitale
Borsa:Nicola Pamio
Conte di Ceprano:Andrea Mastroni
Contessa di Ceprano:Evis Mula
Un usciere:Valeri Turmanov


Orchestra, Coro e Corpo di Ballo del Teatro alla Scala
Cooperation:The Tokyo Ballet School

スカラ座日本ツアー2013
ジュゼッペ・ヴェルディ作曲 「リゴレット」全3幕
2013年9月13日(金)18:30開演/NHKホール



合唱監督:ブルーノ・カゾーニ
演出:ジルベール・デフロ
再演演出:ロレンツァ・カンティーニ
美術:エツィオ・フリジェリオ
衣裳:フランカ・スクァルチャピーノ

マントヴァ公爵:フランチェスコ・デムーロ
リゴレット:ゲオルグ・ガグニーゼ
ジルダ:エレーナ・モシュク
スパラフチーレ:アレクサンドル・ツィムバリュク
マッダレーナ:ケテワン・ケモクリーゼ

ジョヴァンナ:ジョヴァンナ・ランツァ
モンテローネ:エルネスト・パナリエッロ
マルッロ:セルジョ・ヴィターレ
ボルサ:ニコラ・パミーオ
チェプラーノ伯爵:アンドレア・マストローニ
チェプラーノ伯爵夫人:エヴィス・ムーラ
廷吏:ヴァレリー・トゥルマノフ
小姓:ロザンナ・サヴォイア

ミラノ・スカラ座管弦楽団、ミラノ・スカラ座合唱団、ミラノ・スカラ座バレエ団
協力:東京バレエ学校

+++

まるでこれは夢の続きだった。自分がザルツブルクにまだいるような錯覚を覚えた。

スーパースター揃い踏みのリゴレット。

指揮のドゥダメル めっちゃ速い!そしてまあ鳴らすこと!
今日は退屈と無縁の3時間でした。

モシュク 神でした。
1幕のアリア 超絶歌唱!いんや驚いた。あのアリアで軽やかに遊んでた。ディーヴァ‼

デムーロ 絶好調。アクート決めまくっておりました。2幕のカバレッタの最後のハイCも出していました。女心の歌は軽ーく歌ってアジリタも速い!最高音もなんなく決める。まさにDucaにはまっておりました。

大好きなバスツィンバリュク もう最高でした。めちゃめちゃ魅力的なスパラフチーレ 主役のオーラ放ちまくり。でっかくてハンサム。声も大きくすばらしい!生で聴くのは2回目だが存在感段違いに成長していた。

ケテワンちゃんも可愛くて色っぽくてマッダレーナというよりカルメンだった。美脚を惜しげも無くサービス。すごいアイドル顔負けのスターです。

そしてタイトルロールのガニーゼさんですけど繊細なバリトンです。表現力半端ないです。声の強弱をはっきり使い分ける。美声のverdiバリトンです。

個人的にはマルッロのSergio Vitale セルジョ・ヴィターレ!カッコ良くて演技も上手くてツボでした〜

Bis はなし。幕ごとのカーテンコールはありました。

本日のマレディツィオーネはやはり箱です。ここがNHKホールでなかったらもっともっとすばらしかったろうと思う。

+++

※中身にふれますのでご注意ください。

1幕
バレエダンサーが踊っている
豪華絢爛な舞台
でも実は大きな仕掛けは一つもない、昔ながらの装置。
演出も逸脱なしなのでまったく音楽と歌手の実力が試される世界となる。
スカラの合唱団でか声~~
主要ソリスト以外のスカラのアンサンブルのソリストたちもすっげえでか声~~
だから主役のリゴレット出てきても繊細に歌うもんだから埋没気味。
えっえ~~~
自分的にはホームランを期待してた打席でショートゴロ打たれたみたいな感じですっごく焦る。
1幕のテンポめちゃ速!
ドゥダメルさん合唱のシーンは容赦なく速かったよ(笑)

デムーロさんは美声を聴かせる。
Questa o quella
高音のアクートがばんばん入る。

しもてでチェプラーノ以下がリゴレット陥れる相談。かみてでリゴレットとドゥカ。
合唱軍団が強力すぎてあっち側が聴こえない

いや~これがライブ!これがスカラのリゴレット!
とにかくこちらが最初から入れ込み過ぎなのでなかなか咀嚼できない
感動と自分の感情と舞台と、制御しきれない

あまりにもオーソドックスすぎるので歌手と音楽にしか集中できない。チェプラーノをからかっているとモンテローネ登場。これもでか声~~!

殿に話がある!

まずいな

口真似。殿に話がある!

モンテローネを愚弄するリゴレット。ガニーゼの演技は繊細で細かく表情豊かです。見ているだけで胸が締め付けられるようなまじな演技。悲壮感があります。オペラではなくそこにリゴレットがいる。卑小な卑屈な道化。でも腹の中は別のことを考えている。
娘を辱められて騒ぐなと言われ、
モンテローネは呪詛の言葉を放つ
父親の苦しみを笑うとは!
リゴレットはズキーンとくる。
表情が凍りつく。
モンテローネを拘束させる公爵。

場面転換しリゴレットの家の前の裏通り
リゴレットの影が照明で大きく不気味に後ろの壁に映る。

スパラフチーレの登場だ。
アレキサンダー・ツィンバリュクは2010年秋、METでトロヴァトーレのフェルランドで初めて生で聴いた。めっちゃいい男。その時は剣呑な感じを出していたが、今回はコミカルな殺し屋。大きな背をかがめてマントをすっぽり顔まで隠してリゴレットに囁きかける。人物造形さすが!ミュンヘンで最近ボリス(タイトルロール)やりましたけど、もう~ここまで変身できるなんてすごい!声もでっかくて、厚みがあって美しい声。癒される声。いい声です~ やはりオペラは生に限ると思った瞬間!
最後のSparafucil-----と低音で伸ばすところ、完璧に出しているがMETのコーツァンのように長く伸ばすこともなくさらっと。歌いながらしもてに退場する。ツィンバリュクは歌の技巧をひけらかすよりも演技重視の人。ますます成長したなあと感じる。やはりタイトルロールをやると何か違ってくるんでしょうね。人生にもっとも必要なのは機会と経験ですよね!

Pari siamo

すばらしい!すばらしい表現力!深い美声でリゴレットの心中を独白する歌。苦悩にあふれているガニーゼ。大きな声を出すところは決めどころしかない。普通のオペラハウスなら十分なのだがここは体育館のようなNHKホール。

いよいよジルダの登場。
家に着くと大きな壁はなくなり家の部屋の壁は高さが低く、屋根がなく、むこうの建物が見える。かみて側にジルダの部屋などがある高い塔。これをうまく使っていた。
モシュクは圧倒的!
声量も段違い。歌はうまいはコロラトゥーラは完璧だは、もう~ひれ伏したいばかりの自由な歌唱ぶり。まさにDiva。自己本位ではなく役に完全にあっているし、その中での究極の自由を満喫する歌唱ぶり。
NHKホールでもぜんぜんOK!

お父様!

二重唱素晴らしい!

ジョヴァンナを呼ぶ

Ah veglia, donnna, questo fiore--

すばらしい二重唱

部屋の向こう側から誰かが来るのが見える
うまい演出ですね

物音に気付いて部屋の中央のドアから出ていくリゴレット

そのドアから走り込んでくる公爵
公爵はジョヴァンナに金袋を投げ渡す
キャッチ!
公爵はしもてのかげに隠れる

そのドアから入ってくるリゴレット

リゴレットは出かけていく

ジョヴァンナもすばらしい声!

私は貧乏な方がいいわ!

歌っている間にジョヴァンナはかみてのドアから出ていく

公爵が現われる

愛している!

逃げ回るジルダ

E il sol dell'anima, la vita e amore

ここからの公爵の歌唱、すっごかった!
すばらしかった!

もう~陶酔してしまいました。

これがドゥカの声です!高い声。くせのない美しい清澄な響き。稀有な声。これぞ テノーレ・イタリアーノ!

抱き合ってキスする。ここで拍手来るかと思ったらなし!

Addio addio sprenza ed anima

別れを惜しむ

ドゥカ退場。このタイミングで拍手あり。

いよいよジルダのアリア。

Caro nome

先述したとおり圧倒的でした。
これをこういう風に歌える人は世界に他にいないでしょうし
世界屈指のジルダ。
ダムラウと並んで世界最高峰のジルダの一人と言えるでしょう
これこそDiva!

ボルサとマルッロ達が彼女の美しさを称賛している間にジルダは塔に登り自分部屋のバルコニーから最後の決めを歌う。
Brava!

終わらない拍手にバルコニーから再び登場し喝采を受けるモシュク。こういうのライブだよね!感動~~自分がミラノにいる感じがしてきたぞ!

リゴレットが家の屋根の上に現れる。
マルッロはリゴレットに覆面をし、はしごを押さえさせる。身軽な2人が梯子を上がり、ジルダの部屋のバルコニーから部屋へ侵入する。予想どおり塔の下から後ろ手に縛られたジルダが引き立てられてくる。居間のドアを出るとジルダはボディダブルに代わり、男に担ぎあげられている。モシュクはそでで歌う。助けて!
リゴレットは気付いて叫ぶ

呪いだ!
Ah la maledizione!

ここで休憩

Part2  に続く。





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最終更新日  2013年09月14日 13時38分16秒


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