フィガロの小林啓倫さん、ビロードのような光沢を放つ豊潤な美声に酔いしれました。小林啓倫さんのフィガロは2017年に国立音大の院オペラで拝見しています(伊語上演版)。 今回はNon piu andrai(日本語歌唱)はありましたがAprite un po'quegli occhiはカットされていました。 小林啓倫さんは今年と来年、主役のロール・デビューや準主役クラスのロール・デビューを含むすごい舞台が次々とやってきます。リゴレット、ドン・ジョヴァンニ、ピン…非常に楽しみすぎます!
東京二期会の「フィガロの結婚」でスザンナに抜擢され頭角を現したソプラノのトップランナー宮地江奈さん。コンテッサを歌うというので注目していました。コンテッサもすごい歌唱でした。彼女のコメディエンヌとしての才能もすごくわかりました。彼女の歌を聴いているとやはり感動して涙が出てきてしまいます。彼女のアリアは2つともカットされていませんでした。Dove sono(日本語歌唱)がもう圧巻!お話のクライマックスにもなっていました。Porgi, amor, qualche ristoro(日本語歌唱)も難しいですがさすがすばらしいDIVAでした。