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最近、あまりの眠れなさに困っています。仕事があって睡眠時間削ってるのではなく、眠いのに寝られない、あの症状。という程大袈裟なものではないが。また、困ってるという程のことではないが。寝られないのを良いことに、漫画読みまくってますからv今、さくらももこ「神のちからっ子新聞」1巻を読み終わったとこ。読むのは2回目だけど、感想書いてなかったから、ついでだから書くね。感想書くほどのものじゃないけどw意外に字が多くて、読むのに時間かかるね。お風呂で読むのにぴったり。加字山さんのことわざコーナーと、ちからっ子の常識コーナーが大好き♪唐突にある珍棒シリーズとかww1巻のことわざで好きなのは★マイナスイオン過剰(さわやかすぎて、かえってわずらわしい者に対して使う)★ミミズに塩(間違えでも少し効果があった時の意)★カニのハサミをもらう(使い道の無い物をもらった時のたとへ)★ゾウの無駄吠え(ふだを無口だが、たまに喋ると余計な事を言う人)★ざぶとんの柄を見つめる(気まずくてなす術もない感じのたとへ)★目からコンタクトがおちる()何が何だかわからなくなる事。目からウロコの反対語など。好きなちからっ子のは常識は、★見知らぬ人を思い出そうとするな★独特な雰囲気だけ★多分そうだと思う事ばかりの人生★寝ても覚めても暇★はかどっているのは気のせいだなどが好き^-^堀田さんの様子も気になる!
2008年12月11日
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月曜火曜とゴロゴロしてる間に読んだ漫画の感想を。★しりあがり寿 レヴォルトコミック1「ア○ス」 全1巻 ソフトマジック写真がなかったので、自分のを撮りました。これね、凄い作品ですよ。このブログでも何度か書いてますが、しりあがりさんの「真夜中の弥次さん喜多さん」シリーズが素晴らしいのはもう、変わらない事実ですが。この「ア○ス」も相当凄いです。買ったのは大分前なのですが、読んだのは今回が初めてで。今まで何で読まずに置いておいたんだろう!って後悔してます。本当に凄い作品。真夜中の~の方が、読みやすいです。バランスは取れてると思う。真夜中の~の方が、たくさんの人に受け入れられるだろうと思う。「ア○ス」は、嫌いな人は嫌いだろうなぁと思うけれど、読んでみる価値はあると思うなぁ。ちなみに、このタイトル、正式には何と読むのか分かりません。書いてないから。「編集部では『アマルス』と仮に呼んでいる」と書かれていますが、正確には何と読むのか不明。でも読み方なんてどうでもいいのですよ。 ・・いや、本当は知りたいけど。でもいいの。それより読んだほうがいいよ。しりあがりさんの作品の中では、シリアスなタイプの作品です。話のはじめは、ナオミ(仮)がある朝、重要なことに気づいてしまうところから始まる。自分が「サミシサ」を感じていて、「トモダチ」を欲しがっていること。そして、その気持ちを感じているのは本当は自分ではなく、自分の脳みそであること。そして、その脳みそは、暗い頭蓋骨の中に閉じ込められていて、逃れられないのだということに。だから、ナオミは、脳みそのトモダチ探しの旅に付き合うことにする。それが第1話。そこからはひたすらナオミが脳みそのトモダチ探しをするんだけれど。そこは書いちゃったら面白くないから書かないけれど、最後、終わり方が悲しい。本を閉じた後、暫く裏表紙見つめちゃったよ。裏表紙には何にも書いてないんだけれどね。解説の方の文章も良い。ちょっと奇をてらった感じもあるけど、分かりやすい。ナオミが自分と文通する「手紙」と、ストレンジャーアラウンドヒアの「出会い」が特に好きだなぁ、わたしは。なんとなくだけど、本当になんとなくだけれど、この本は、餅コさんが描いたんじゃないかって感じがするよ。いや、本当はしりあがりさんが描いてるんだけどさw餅コさん、勝手にすみません。失礼だったらごめんなさい。全体的に、誰でも気づいてないだけで、こういう世界に生きてるんだろうなと思った。ナオミのように、気づいてしまったら、こうなってしまうのであって。気づいていないことの幸せを感じた。多分、気づいてしまったら、世界全部がこういう風に見えるのかもしれない。ちょっと怖い。ア○ス、装丁も凝ってて楽しいです。穴だらけの表紙から、いろいろ思うこともあったり。流石です。★しりあがり寿 レヴォルトコミックス2「瀕死のエッセイスト」 全1巻 ソフトマジック瀕死のエッセイスト続いてもしりあがりさんの作品。上の「ア○ス」とシリーズものらしい。話はつながってないけれどね。この作品は、そのタイトル通り、瀕死のエッセイストが、日々、死と生について、考えたり考えさせられたりする話。ア○スとテイストは違うけれど、おそらく、しりあがりさん側の思うところは同じなのだろうと思います。凄く些細なことで、日常的なことだけれど、そこからいろんなことが見える。その気になれば。生も死も凄く身近なもので、生はともかく、死について考えることは不謹慎だとか不吉だとかされてしまうけれど、でもそれだって、誰の人生にも必ず、もう絶対、死が待っている限り、考えるのは自然なことで当たり前なことで、必要なことで、それの何がおかしいの?というようなしりあがりさんの考えから書かれてるのだと、勝手にわたしは思ってるのですが。これももう読んでもらうしか、凄さを伝える方法はないのですけれどね。こっちは結構、読んだあと希望が見えるような作品です。いろんなところで、「あぁ、そうか~」と思った。そういうもんなんだな~って。楽になったというか。別にわたしなんぞ、何か大層なものを背負ってるわけでも何でもないけれど。元々めちゃ気楽に生きてるけれどwこれも装丁綺麗だよ♪ちなみに、今読んでる「オーイ!メメントモリ」は、この作品の続編的作品です。また感想書きますが。★伊藤潤二「怪奇カンヅメ」 全1巻 眠れぬ夜の奇妙な話コミックス 朝日ソノラマ怪奇カンヅメ怪奇カンヅメの名の通り、伊藤潤二さんの短編作品の詰め合わせになってます。収録されているのは*仲間の家*なめくじ少女*隣の窓*漂着物*ご先祖様*異常接近~ニアミス~*怪奇ひきずり兄弟◎次女の恋人*怪奇ひきずり兄弟◎降霊会の8作品。この中で、今回わたしが初めて読んだのは、「仲間の家」「ご先祖様」「異常接近」の3本のみ。伊藤さんの作品の感想を書くたびに書いてますが。伊藤潤二の作品のあらすじを説明することの意味はこの世には存在しないのでそれは省きますが、既読の作品も含め、どの作品も完璧な伊藤潤二の世界にありました。どの話も、奇妙なことがおこる理由が全くないのですよね。いつも通り。何の理由もなく突然奇妙なことが起こったり、もう既に何の理由もなく奇妙なことが起こってる。それで何も解決しないまま終わる。そのパターン。同じパターンでこれだけバリエーションがあるのが伊藤潤二の凄いところ。たとえばなめくじ少女では、少女の舌がナメクジ化して行くのだけれど、その理由が見当たらない。少女の父母が家に大量にでたなめくじをやっつけるシーンはでてくるものの、それが原因の呪いとかそういう話では全くないらしいし。それにしても、なめくじ少女、めちゃ気持ち悪い~ 絵が気持ち悪い~是非読んでみて欲しい。気持ち悪いから。↑これ、以前書いた感想そのまま引用してたりするんだけどw ホント、伊藤潤二作品はぶれないね。本当にこれだけ作品書けるのが凄いよ。他の作品にも一応触れます。仲間の家。これは現実にちょっとありそうな話ですね。現代においても、もしかしたら秘密裏にこういう活動してる人が居ないとは言えないよね。幽霊かどうかは置いておいても。何の理由もなく、話が起こって、何の解決もないまま終わる、流石の伊藤潤二作品。隣の窓。これはもう、隣のおばさんの造形の凄さに尽きるね・・・怖いよ~窓が近づいてくるというその発想も怖い!漂着物。これは、わたしの夢の原因ですよ!ペンギンの腐った死体の夢の!!この話では、海岸に何か分からない巨大生物の死体が打ち上げられて、その中に人がいっぱい詰まってるという話なのですが。これ読んで、今更ながら深海の気味悪さ、奥深さを知った・・・怖い。ご先祖様。これね~一番イヤだよ~こんなこと思いつく伊藤潤二の脳みそが怖いよ!書いちゃうと初めて読む人が面白く読めなくなっちゃうから書かないけど、凄いよこの発想!異常接近。これはね、ちょっと伊藤潤二らしくないというか、アンマリ面白くない・・ありきたり感は否めないというか。ひきずり兄弟シリーズ。これはもはやコメディだね^^めちゃ不快だけど笑えるw伊藤さんて、どこまで本気なのかわかんないよね。笑わそうとしてるのか、怖がらそうとしてるのか、その境界があやふやなところが魅力なんだけど♪でもこのシリーズとか、双一シリーズとかは、やっぱり笑いがテーマだよね?全部を通して言えることだけれども。やっぱり伊藤さんの作品は、理由がないところが怖い。何の理由もなく日常じゃないことが起こる。その人が被害にあう理由も何もない。そういう不安定さが怖いんだよね!絵が神経質なところも恐怖感を煽ってるよね!!伊藤さんとしりあがりさんは、もはやわたしにとって、神様みたいな存在です。信仰の対象って意味じゃないけど。こんな凄い人が居るんだ!って思う。毎回毎回。脳みそどうなってるんだろう?何かわたしから勲章を贈りたい気持ちです。しりあがりさんはともかく、伊藤さんはどういう人なのかが分かるようなものが(たとえばTVに出たりだとか、雑誌のインタビューに答えたりとかそういうのが)ないから、妄想は膨らむばかりです。とりあえず今日はここまで!
2008年12月10日
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今日のスクラップ・ティーチャーも面白かったvいろんなことのバランスがいいですよね。義務感で見なくても見れる。気軽に真剣に見れる感じがわたしには凄く凄くありがたいです。知念くんと有岡くん、山田くんの脇に控えてるだけかと思えば、独自の活動も広がっていく感じで面白い^^今週も裕翔が殴られました~♪あーなんでだろう、机なぎ倒して倒れる裕翔、いい!!ホント色気を感じるわー口の端怪我してるのとか堪んないです!来週は怪我しないのかなぁ ワクワクしてしまうよ^^ごめんね裕翔!本当に何なんだろうこの気持ち?それから金田一少年出てきたり(出てきたのは美雪かw)。有岡くん、圧力鍋で買収されたりw知念くん!堆肥作りならわたしが無償で手伝ってあげるのに~ これでも農家の娘ですから!娘ってか孫だけど。落花生なら任せて!茄子もいけるよ^^v山田くんのなりきり力も感心しますね、毎度毎度。鉄博行ったらいいよwwしかしさ、わたしが中学生じゃなくなってから10年、今の中学校にはこんな問題が持ち上がっちゃうんですね!世代間のギャップがwこういう事件が起こることがファンタジーですよ。わたしにとっては。でもよくニュースでもこういう類の掲示板とかなんとかの話は聞きますもんね。わたしが中学のときは本当に平和で平和でどうしようもなかったです。程よい学校だったので。わたしは方向性定まらなくていろいろ人に迷惑かけたりしてましたけれどwともかく。今日はリアルタイムで見られて良かった^^その後は「我はゴッホになる」を見てました。川島さん(劇団ひとり)も流石ですね。最後号泣しちゃった・・・・棟方志功も凄い人だけれど。奥さんも凄い人だけれど。川島さんも凄いし、香椎さんは本当に綺麗な人だね!女優のオーラを見た。大学の民俗学の授業で棟方志功については結構やったけど。日本の工芸の授業でもやったと思うけれど。本当に凄い人だよね。ゴッホもゴッホで凄いけど(絵は余り好きじゃないけど)、それと比べる意味無いほどに、棟方志功を確立したよね。ゴッホはゴッホ。その横に、越えるとか越えないとかじゃなく、どっちが上とかじゃなく。棟方志功の作品を並べたよね。やりぬくことは本当に凄いパワーがいるけれど、そのパワーは必ずその作品なり研究成果なりにこめられて、人に伝わるものなんだなぁと思いました。あ~着物着たい!早く書かないと忘れそうなので。横溝作品読み返しフェア第8弾・第9弾。左が「黄金の指紋」、右が「女が見ていた」。写真が斜めでごめんなさい。毎度の如く杉本さんによる表紙です。まず「黄金の指紋」から。これ読んだことある人居ます?多分いないと思うのであらすじを簡単に。「夏休みを利用して岡山にある親戚の家に遊びに来ていた少年・邦雄。海が近いので、毎日の ように燈台守のおじさんの元に通っていたある日。妖しい黒尽くめの男たちが訪れ、灯台守 のおじさんが殺される。時を同じくして、海では船が難破。大勢の遭難者が浜辺で死んでいく 中、ある若者が邦雄に「これを金田一耕助という人に渡してくれ・・・さもないと、ある 可愛いお嬢さんの命が・・・・・」と言付けて黒い箱を渡す。 家に帰り箱を開けてみると、中には黄金の燭台が入っていた。燭台の火皿には、指紋がひとつ 焼き付けられていた・・・」という感じ。これね、耕助出てくるけれども。子供向けの冒険譚です。だから金田一ファンとしては結構物足りない感じになってます。主人公は邦雄ですからね。文体も話の造りも子供向けだし。怪物男爵という敵が出てくるのですけれど、これも、脳を移植して出来上がった怪物というような設定でして。今の医学では、脳の移植ってできるんだったっけ?そのあたりわたしは詳しくないので分かりませんが。本来の金田一作品では考えられないような、ファンタジー要素というか、子供がドキドキするような仕掛けというか、そういう設定がたくさんあるので、こう、ひねくれた趣味の大人になってしまったわたしにはかなりかなり物足りないです。同じ素材を使って大人向けに書き直したら、それはそれで面白そうな作品になると思うけれど。謎解きの要素は殆ど無いですからね、この作品は。金田一も通常とちょっと違う感じにキャラ設定されてますし。いろいろ読んだ後に、こういうのもあるんだ~って感じで読むのが正しいかと思います。何種類かあるんですよ、少年向けの金田一作品が。その辺気をつけてください。次。「女が見ていた」この作品は、金田一ものではないです。上の少年ものと同じく、読む前に気をつけてくださいね。金田一ものだと思って読んでて、金田一でてこないなぁ、いつ出てくるんだろう?って思ってると話終わっちゃいますからwわたし前に別の作品でそれやりまして。話が全然入ってこなかったこと在ります。で、これは金田一ものではないのですが。凄く凄く好きな作品です。面白いんですよ。事件そのものも面白いし、犯人の意外性(とは言っても、最初から数人に絞られてるわけですが)もあるし、横溝さんの書きかたも、最後の最後まで謎めいていて素敵です。隠し方が巧妙。読者に出す部分と隠しておく部分の選択が巧妙だと思います。だから最後まで楽しい。あらすじを簡単に。「作家の風間啓介は、妻加奈子と喧嘩し家を飛び出した。しばらく銀座で飲み歩いていた のだが、自分を尾行している女がいることに気づく。それも、3人の女が入れ替わりながら 自分を監視しているようだ。それでも気にせず飲み歩き、酔っ払って家に帰ると、 居候の西沢から「奥さんが銀座で殺されている」という電話が入る。しかも現場には 啓介愛用のシガレットケースが落ちていた。重要容疑者にされた啓介は、知人の田代のもとに かくまってもらう。田代は、あの日啓介を尾行していた3人の女を探し出し、啓介のアリバイを 証明してもらおうと、必至に探し回るうち、銀座でパンパン殺しが続発する。」という感じ。パンパン娘とかいう言葉が頻繁に出てくるんですけれど。どういう意味なんでしょうか。話の内容からすると、街角で男を誘って、ホテルに一緒に行って体を売る女の人のことだと思う(というかそうでしょう)のだけれど。パンパンって言葉は今でも通じるのでしょうか?それから、リンタクも何か分かんない。輪タク?自転車タクシー?それはともかく。この3人の女を探すのに凄く苦労するわけですが。その探してる間が凄く面白いです。いろんなことが起こるんだけど。いろんなことの描写が凄く素敵なんですよ。銀座の路地裏とか、殺害現場になるホテルとか、街灯とか。キャバレーとか喫茶店とか。服装の描写とか。今の時代には出せない雰囲気が満載で。昭和初期の話なんだけれども。一本道をずんずん進む感じで一気に読めます。4時間くらいで読み終わる。殺人現場そのものの美しさとか、トリックの面白さはそんなにないけれど、全体の「夜感」が凄く楽しいです。浸れる。酔える。お勧めです。多分これもマイナーな作品だから読んだことある人あんまり居ないと思うけれど。興味のある方は是非。そんなとこ。今は次の「貸しボート十三号」を読んでます。これは短編が3つ入ってる。多分すぐ読み終わりますね。今日はゲネプロだったわけですが。途中で中学1年生のSちゃん失踪事件が起きまして。これはわたし、頑張って推理して事件解決しないといけないかも!とかちょっとワクワクしちゃったんですがwでもみんなで探してもどこにも居なくって。先生たちも必死で探してたんですが。なかなか見つからず。結局、衣装忘れてお母さんに持ってきてもらうのに外に出てたらしいのですが。まあ無事でよかったけど。先生は「監督に不備があって、こんなことになってしまって・・・って謝罪会見しなきゃいけないかと思った~」って言ってました。わたしもホント、このまま警察とか来て大事になったらどうしよう!と思いました。まあなんとか無事にゲネも済み。終わってから先生がわたしたち社会人チームに「中学生はおこちゃまだから、気にかけてあげてね」って言いまして。わたしそういうのすごーく面倒で大嫌いなんですけれど。仕方ないので「分かりました~」って言いました。自分の生徒だったらちゃんと見るんだけど。今回の場合そうじゃないので、自分のことは自分でやってよ~と思ってしまいます。でも仕方ないです。わたしなぜかしっかりものキャラになってしまってるので・・・こんな事件はそうそう起こらないですけれどね。ともかく明日は本番です。今回かなりハードに踊ります。衣装早着替えもあって超大変です。出番前には次の曲に向けて呼吸整えて気持ち作りしたいのに、そんな余裕ないです^^;着替えるので精一杯。誰だ、こんな構成にしたのは!最後のポーズ、息が持たなくて、止まるのが大変なのですよ・・・・できるだけ頑張ります。
2008年10月26日
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Hey!Say!JUMPの「真夜中のシャドーボーイ」、届きました~♪PVとメイキング、ざっと3回ほど見ましたけれども、素敵なシーン満載ですね^^感想は明日書こうと思います。多分2部作くらいにはなると思います。長いですが、お付き合いください。あ、お付き合いしたくない人は明日は目をつぶると良いです。それから、低周波治療器が届きました^^待ってたよ~!早速使ってみてるんだけど、筋肉が勝手に動いて笑えるwくすぐったいとかではないんだけど、めちゃ笑える~ww非常に楽しい気分になります。肩こりもほぐれて、更に楽しい気持ちにさせてくれるなんて、優れものです。シート状のパッドなのに、叩いたり揉んだりしれくてれ偉いです。それから、シーサーもらいました。万歳してる。凄く楽しそうなシーサー。何でもらったんだろう?良くわかんないけど、なぜかわたしの物になりました。只だからいっか。さて、横溝作品読み返しフェア第7弾(くらい)。ついに来ました、メジャー処「犬神家の一族」犬神家の一族改版毎度の如く、上の写真は改版ので、わたしが集めてるのはこれ↓杉本一文さんが表紙を描いてる、角川文庫のシリーズです。この表紙好き~ すごく雰囲気でてる。他の表紙もそうだけど、杉本さん、色使いが素敵。犬神家も多分他のバージョンの表紙もあると思うのだけれど、今のところわたしが出会えたのはこの1種類のみです。これは有名な作品なのであらすじは省略します。なんでも、横溝作品の中で映像化されてる回数第2位だそうですよ。1位は八つ墓村だそうで。感想を。何か今回ね、最後の「大円団」のシーンで凄く泣けた。号泣した。前回読んだのは多分1年ちょい前くらいだと思うのだけど、その時は別に泣くほどじゃ無かったのに、この1年の間でわたしどうしたんだろう?w実際、この作品に出てくる事件の関係者たち、みんな可哀想な人たちですよね。誰か一人というか、どちら側かだけが悪いわけじゃない。勿論人を殺してしまうのは、理由はどうあれ良いことな訳は無いけれど。しかもこの事件の場合、犯人の動機だったことそのものが幻だったわけだし。みんなそれぞれが複雑な思いを抱えてこの場にいるんだと思ったら、急に涙が・・・・一番悪いのは佐兵衛だと思いますけどね。あの人が我慢してれば良かったのに。愛人なんか作ったりするから、松竹梅の三姉妹があんな辛い思いをしたり、あんな恐ろしい行動に出たりしなくちゃならなくなるんじゃん!全部あんたの所為だよ~珠世さんにしたって、幸せにしてやるつもりが結局いろいろ厭な思いしなくちゃならなくなったし、佐清さんだって犯罪に加担する羽目になっちゃうし。佐武佐智も、人としてどうなの?っていう性格的な欠点はあったにしても、それほど悪人な訳じゃないのに殺されちゃうし。菊乃さんだって、あんたがちゃんとしないからあんな人生を歩むことになって。静馬が一番の被害者かもね。散々だったね。総てが悪いほうへ行ったね。可哀想に。爺さん(父親か)がきちんとけじめつけられなかったがために、コレだけの人が不幸になった。若林さんの方が可哀想かも。完全に巻き込まれただけだもんね。古舘さんにしたって、きっと関わりたくなどなかっただろうに。そういうわけで、全部佐兵衛が悪い。というわたしの結論。仕事面で有能でも、一族全部を不幸にしてどうすんの!?それは置いておいて。全体的には、このどろどろした雰囲気が好きです。「一族」って、魅惑の響きですよね。・・わたしだけ?w親戚というのとまた違って、何か秘められたものがある感じがして惹かれます。そしてまたこの犬神一族は「一族」に相応しい人たちばかりで。那須って行ったことないけど、この作品で描写されてる那須の雰囲気も凄く良いです。一度行ってみないとね。他に見所しては、若い耕助。尻っぱしょりでスキーするとか珍しいシーンもあったりして。それから、珠世さんの描写。それから、正統派じゃないけど、なかなかに悲惨な見立て殺人の現場。菊畑のシーンなんて、本当にゾクゾクするね♪三種の神器とか、鬼一法眼とか、登場人物の名前とか、いちいち素敵な響きで。トリックがどうこうという作品じゃないですけれど(とわたしは思う)、雰囲気でひたすら楽しめる作品です。だから映像化される回数も多いんだろうなぁ~また今年も誰かやらないのかな?吾郎の人は個人的には厭なんだけど。わたしは、しずるの池田さんに是非やって欲しい。それか劇団ひとりに。古谷一行さんとか石坂さんは年齢的にもう無理でしょ。犬神家の事件は結構初期の事件だし。長いけど、割と読みやすいです。一気に読める。もしわたしが女優だったら、松子の役やりたいなぁ小夜子もなかなかいいですよね。可哀想だけどね^^;あ、2006年12月公開のリメイク版「犬神家の一族」の映画。マスミと見に行ったときの日記はこちら次。関連作品。漫画。右から。つのだじろう「犬神家の一族」講談社漫画文庫 全1巻これね、前回の「悪魔の手毬唄」と同じように、原作をベースにした別の話だよw凄いよこれ。犬神一族は犬神憑きの家だということになってるし、何だか新興宗教みたいな、原始的な宗教みたいな妖しい団体になってるし、トリックもかなり変えられてる。相変わらず耕助の造形が凄いことになってるし。これは金田一ファンとして読んだら痛い目にあう作品です。悪魔の手毬唄もそうですが。耕助が全然耕助じゃないんだもん~めちゃ意地悪い感じ。しかしアレね。表紙の絵がリュークっぽいねw次。真ん中。JET「犬神家の一族」アスカコミックスDX 全1巻 角川書店他に、アスカコミックスで上下巻でも出てます。内容は同じ。あとがきが違うくらいで。JETさんは多分漫画家の中で一番横溝作品を漫画化してる人だと思うのですが。やっぱり愛情が違いますね。本当に横溝作品を愛してる。だからどの作品も外れは無いです。だけど、この犬神家は、ちょっと詰まんないかな~と個人的には思いました。JETさんの絵柄でいくなら、もっともっとドロドロさせて欲しかった。いろいろ制約はあるのでしょうけれどもね。でも、途中に入るオリジナルの珠世さんのシーンなんかは凄くいいです。その方が流れがスムーズになる気がする。多少の変更点はあるものの、基本的には原作に忠実です。読みやすい。小説読むのが大変な人は先に漫画読むといいかもしれない。次。左。長尾文子「犬神家の一族」サスペリアコミックス 全1巻 秋田書店実はこれが一番お勧め。長尾さんの絵が凄く雰囲気あっていいのですよ~♪割と神経質な感じの絵で、JETさんと比べたらドロドロ具合は薄いのですけれど。非日常な感じ、閉鎖された「一族」の雰囲気、松子の表の顔裏の顔、耕助の造形、三姉妹の和服姿など、凄く良く描かれてます。それに一番原作に忠実。原作に忠実なことが必ずしもベストではないけれど、この場合、凄くうまくいってます。よくこれだけのページ数にまとめたなぁと感心する。絵はちょっと伊藤潤二っぽい。わたし伊藤さん大好きだからこの人も好きなのかも。殺人現場の描写も素晴らしい☆難点は、なかなか手に入りにくいこと。見つけたら是非読んでみてください。長尾さんは他にも何作か横溝作品で描いてます。また順次紹介します^^最後に。ちょっと外れるけどコゲどんぼ「ヨキ、コト、キク。」 CRコミックス 全1巻犬神家のパロディなんですけど・・・・これについては以前に日記書いてます。こちらなんかちょっとがっかりな作品です。絵はそれなりにいいんだけどね~そんな感じ。おまけで、わたしが書いた「犬神家の一族」相関図。参考までに。というわけで、次は「黄金の指紋」ですが、もう今日読み終わってしまいましたので、明日か明後日に感想書きます。今はその次の「女が見ていた」を読んでいます。
2008年10月22日
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横溝正史作品読み返しキャンペーン第2弾。「悪魔の降誕祭」悪魔の降誕祭改版この「改版」というのの中身がどうなってるのか分かりませんが。わたしが持ってるのは勿論杉本一文さんがカバー描いてるこちら↓収録作品は「悪魔の降誕祭」「女怪」「霧の山荘」の3篇。◎悪魔の降誕祭金田一耕助を頼ってやってきた女が、耕助の事務所で他殺体となって発見される。被害者は、未来に起こる殺人事件の予感を相談しに来る予定だった。耕助の部屋の日めくりカレンダーが犯人によってむしられ、12月25日になっている。降誕祭パーティーの殺人を予告する目的だとにらんだ耕助は、そのパーティーに乗り込んでいく。登場人物は少ないし、場面も少ないのだけれど、結構複雑な事件。犯人も意外。意外というか、いや、意外ではないのだけれど方法が分からない。でもめっちゃ後味悪い!!!短いから読みやすいけど、超後味悪い~耕助、自殺は止められたんじゃないの・・・・?◎女怪近頃耕助が恋している「虹子の店」のマダム、虹子。そのマダムがある事件に巻き込まれているのを知った耕助は、なんとかマダムを助けようと、裏で調査を始める。しかし、その結果出てきた答えは、とても辛いものだった。これはね~、マダムに恋してる耕助がかわいい作品です^^でも、やっぱり後味悪い!!w耕助はいつも報われないなぁ・・・でも、耕助にあんな風に思われるマダム、ちょっと羨ましい~しかし、この時代、青酸カリってそんな簡単に手に入るのでしょうか?幾ら支えを失ったからといって、自殺はいけませんけれど、でもマダム可哀そう。狸穴の行者はバカだね。やっぱり自分には正直であるべきですね。勿体ないもん。マダムも耕助にしておけばよかったのにね。◎霧の山荘過去に起きて迷宮入りしている犯罪の犯人を見た。話を聞いてほしいという相談を受けた耕助。休養中だったのだが渋々案内された別荘を訪問した耕助は、そこで相談者の死体を発見する。慌てて警察を呼びに行き、戻って来てみると、あったはずの死体は忽然と消えていた・・・・この話好き♪トリッキーな様でいてそうでもない感じが楽しい。これも結構後味悪いけどw、でも耕助が全体的に楽しそうなのが良い。軽井沢の別荘地って、行ったことないけど、その描写から想像する情景の雰囲気が良い。短編なのであまり書いちゃうとネタばれしちゃうのでやめときますが。女怪は、漫画もあります。写真ないですが、JET「犬神家の一族・下」(アスカコミックス)に収録されています。これは、JETさんにしては珍しく、結構原作をアレンジしてありますが。でも相変わらず耕助の描写に愛があっていいです^^マダムも美しいし、狸穴の行者は気持ち悪いしwあぁ、マダムはどうして幸せになれなかったんだろう・・・・悪い人じゃないのにね。悪魔の降誕祭を読み終わったので、今は「悪魔の寵児」を読んでます。これはまた、悪趣味な作品ですよね~w好きなんだけどね☆今日は本屋に行って、フラワーズと(まだ買ってなかった)、凛花の4号と、さよなら絶望先生の第十四集を買ってきました。つい数個前の日記に第十三集の感想書いたばかりだというのに・・・・感想書くの遅すぎたw今度は早く読んで早く感想書こう。
2008年07月21日
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横溝作品読み返しキャンペーン第1弾。本棚から50音順に読んでます。読み終わりました。「悪魔が来りて笛を吹く」悪魔が来りて笛を吹く改版この表紙のは今も本屋などで売られてる版ですが、わたしが集めてるのは杉本一文さんが表紙の絵を描いてる版です。これは古本などで探さないと手に入らないですが、すごく絵が綺麗なんですよ~時々全部並べてはニヤニヤしてます^^凄く複雑な話なんですが、簡単に紹介。「戦後間もない世を震撼させた天銀堂事件。その事件の容疑者である椿英輔が失踪して以来 椿家に次々と惨劇が起こる。元子爵である英輔が、残した遺書を持って、金田一耕助を 訪ねてきた娘・美禰子(みねこ)。美禰子は、父の死に疑いを持っているという。 父の死の真相を調べてほしい、と頼まれた耕助。事件にまとわりつく悪魔のフルートの音色。 この家に棲む悪魔とは一体誰のことなのか?」と言う感じ。この話ね~、金田一ものの中でもかなり暗くて陰惨な感じの話です。読み返すのは5回目くらいだと思うけど。毎回結構辛いw小説で読むよりも、映画とかドラマとかで見た方がいいかも。そっちの方が、音楽とか色で楽しめると思う。小説の方もわたしは好きだけどね。あまりお勧めはしない。でも、登場人物がみんな濃くて面白いです。時代背景もあって、みんな裏があるんだけど、ぎすぎすしながら同じ家で生活してる感じも読んでる分には面白い^^あまり耕助が活躍してない気がするけど。関連漫画。他にも出てると思うけど、わたしが持ってるのはJET「悪魔が来りて笛を吹く」あすかコミックスDX・名探偵金田一耕助シリーズ全1巻(左)影丸穣也「悪魔が来りて笛を吹く」講談社漫画文庫 全1巻(右)JETさんは、金田一物(他の横溝作品も描いてますが)をたくさん漫画化してる方。かなりの金田一ファン(横溝ファン)の方で、メジャーどころ以外にも、マニアックな作品を漫画化していて、わたしにも嬉しい漫画家さんです^^JETさんの「悪魔が~」は、原作に忠実です。ページ数の関係があるので、かなり凝縮されていますが、すごく雰囲気が良いです。何しろ、耕助のイメージがわたしの想像に近い!これ大事。JETさん自身が原作の大ファンで、読みこんでるからこそだと思うのですが。他の漫画化された耕助は、「こんな人だったっけ?」って思うような部分が結構多くあるのにJETさんのはほとんどないです。だから凄く読み易い。このコミックスには、「雌蛭」という短編の漫画化作品も収録されてるのですが、欲を言えば、この分のページ数も「悪魔が~」の方に回してほしかったな。全体の雰囲気はすごくいいので、省いたエピソードとかも描いてほしかったです。「雌蛭」もマニアックだけど面白いです♪影丸さんの方の「悪魔が~」は、原作を相当アレンジしてありますので、原作を読んだ直後に読み返したら、超混乱してしまいましたw詳しく書くと、これから読む人が面白くなくなってしまうので書きませんが。登場人物の名前が変えられてたり、設定が全然違ったり。犯人もちょっと違うし。須磨に行くメンバーも全然違うし。終わり方も違うし。相当なアレンジです。フルートケースの形がちょっとおかしいのが気になりました。それから、この話のキーポイントになる「火焔太鼓」の模様と言うのは、そもそもどういうものなんでしょう?原作は挿絵は一切ないのですが、JETさんの描く「火焔太鼓」と影丸さんの描く「火焔太鼓」は全然違う形です。後で調べよう。影丸さんの描く耕助は、あれはあれで面白いけど、原作と違いすぎ^^;めちゃガタイいいもんね。超体力ありそう。そして、等々力警部が超ヤな感じの人になってますw原作ファンからしたら、ちょっと文句言いたい感じではありますが、そういう原作との違いを楽しむのもアリだと思います。文句言いながらも楽しいいしね。でも、絵の雰囲気とかは良いんですよ。劇画タッチだけど。あの時代の雰囲気はよく出てます。さて、50音順で次は「悪魔の降誕祭」です。これは短編だから速いと思う。他に「女怪」と「霧の山荘」も入ってます。霧の山荘好き♪しばらくは「悪魔の」シリーズです。別にシリーズな訳じゃないけどね。さて、昨日のことですが、高校野球の県大会で、静岡高校vs静岡商業の試合がありまして。静岡商業は、わたしの大好きな大野くん(今は早稲田の野球部所属)が去年まで居た高校でして、今年も猛烈に応援してたのですけれど、1回戦で負けました・・・・・やっぱ大野くんが居ないから? 残念です。今年はどこが出るのかな?常葉菊川はどうなんだろう?あんな不祥事(監督だけど)あった後だからな~橘もどうなんだろう?センバツではどうだったんだっけ?もう忘れちゃったよ。静商負けたから、もうわたしも夏終わった気分。
2008年07月15日
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昨日書くの忘れてた。HUNTER×HUNTER25巻 冨樫義博 ジャンプコミックスHunter×hunter(25)やっぱりハンター×ハンター面白い♪この間幽遊白書を何度も読んで、面白いなぁと思ったけど、それの3倍くらいは面白い。(遥調べ)幽白の最後期の絵から始まってるしね。25巻は、ついに討伐隊が宮殿に侵入するところから。王とコムギの軍儀対決もどんどん凄いことになってくし。ぐったりしたコムギ、なんか身長伸びてる気がするし。ネフェルピトーのハイソックスみたいなのがかわいい。シャウアプフの触覚もかわいい。・・・それだけのこと。←言いたかったwユピーは顔が覚えられないwwドクターブライスの頭の形がかわいい。ポットクリンもかわいい。深刻な戦いの最中なのに、かわいいものがいっぱい!でも、プフがどんどん尋常でないキャラクターにwバトルシーンが見やすくて凄くいい。ワンピースはごちゃごちゃしてて見にくいんだもん。ハンター×ハンターはすっきりしてて、ちょうどいいです。キルアが覚醒して以来、とてもよい感じになってきてて嬉しい^^でもフェイタンがこの巻では出てこないのが残念。最終的には出てくるのかな?最近はヂートゥが好きです。ヴィジュアルが好き。で、次巻はいつでるのだろうか?今は順調に連載掲載されてるのでしょうか?ジャンプは読んでないのでわかりませんが。早く続きが読みたい。ついに王とネテロ&ゼノ(ゴンも?)の戦いです。待ちきれないです。絶望先生の感想も書こうと思ったけど、ちょっとまとめてからにしようと思います。ワンピース50巻、未だ見つからないです。どこいったんだろう?読んだと思ったのは夢?読んだよね?ブルックが仲間になって、歌歌ったりピアノ弾いたりしたよね?部屋のどこかにあると思うんだけどな~
2008年07月08日
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今更ですが、風光る24巻。【20080526】 (コミック)風光る(24)/渡辺多恵子 もう発売されてから1か月経ってるw先日ようやく読みました。雑誌は買ってるので内容はわかってても、まとめて読むとまた違います。今回、坂本龍馬を斬れとの命が下った新撰組。清三郎は、梅さんが悪い人とはどうしても思えず、また浅はかな行動をしてしまう。それを沖田先生に見つかり、切腹の危機に陥ります。まあ、主人公ですし、死なない訳ですけれどw坂本龍馬(や薩長)と新撰組(や幕府)のどちらが悪だったのか、今見ても分かりませんね。今の時代と違って、それぞれがそれぞれの立場で信じるものの為に、を貫いた結果の対立ですからね。どっちも間違ってたしどっちも正解だった。わたしも実際に会った訳じゃないから、龍馬が本当に好漢だったのか、近藤さんが本当にお人よしだったのか確かめようがないですし。でもきっと、あの時代、みんな「信じるもの」への信心は、今のわたしたちが思うよりもずっと強かっただろうと思います。ちょっと憧れる。信じるものが確立されていれば、揺らがなくて済むもの。まあ、沖田先生、最近揺れまくってますけどねw後半は、トシと勝っちゃんの出会いの話。これも良いけど、早く今の新撰組の先が知りたい。早く進んで欲しい~伊東先生も動きも気になるし。そして斎藤先生の出番が少ない~原田さんも出ないし~明里さんもでないし。それから、表紙のテーマ、全然分からなかった!難しすぎるよw良いテーマだけどさ。でも、今まで一度もテーマ当てられたことないけどね^^;
2008年07月07日
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火の車から帰って来ました。帰って早々喀血ですよ!世間はとってもたのしそうなのに、わたしは喀血~なぜ!!あ、別に胃からとか来てるわけじゃなく、ただ単に喉が切れてるのだと思いますけど。そうなんですけど。だからそんな量は大したことないのですけど。でも切れてるだけにしては多いなっていうような量ですけど。血の味。今日のメンバーはHちゃん、Eちゃん、Aちゃん、わたしの4人でした。Hさんは体調不良でお休み。Yちゃんは仕事。Hさんとカスケードの話したかったな~Yちゃんも、昨日の夜からメールで盛り上がってしまって会えなかったのが残念です。また次回。今回の会場は、新宿高島屋の上の方にある中華料理屋さん。あれ?ハンズの上?大学時代、ハンズにはよく行ったけど、あんな上まで上ったことなかった。おいしかった。それぞれのお勧め漫画。◎遥→ 遊知やよみ「福屋堂本舗」、篠有紀子「高天原に神留坐す」 どっちもブログでも書きましたね。◎Hちゃん→ 森川ジョージ「はじめの一歩」、岩明均「風子のいる店」 はじめの一歩はまだ続いてるんですね。ところどころしか読んだことないです。 「風子~」は、Hちゃんの説明もうまくて、読みたくなりました。◎Eちゃん→ 中村光「聖☆おにいさん」 イエスとブッダが立川でルームシェアする話◎Aちゃん→ 荻野真「孔雀王」、清水玲子「秘密」、日丸屋秀和「ヘタリア」 ヘタリアが面白そうだった。国を擬人化した漫画だそうです。 「秘密」はこの間アニメやってたね 「孔雀王」は、本気の天使禁猟区という感じがした。面白そう。発表会の後は、隣の紀伊国屋に行って、HちゃんとAちゃんとわたしは、Eちゃんお勧めの「聖☆おにいさん」を購入。本日3冊売れましたよ。ヘタリアはネットで見られるそうなので、後で探してみます。帰りの電車でさっそく「聖☆おにいさん」を読みました。(コミック)聖☆おにいさん(01)/中村光イエスがちょっとカッコイイです。宗教画の話とか、極道の方とのサウナの話とか、仏の笑顔とか内輪受け漫画とか、面白かった^^最初の、「大丈夫!今日はコレ 涅槃とかじゃないから!」も好き♪でも、2巻の発売が12月だなんて、先すぎる!!待てないよ!!!漫画サークル楽しいなぁ総裁やっててよかったなぁ。また夏にやろうね。紹介したい漫画はいっぱいあるんだ。自由漫画党もそうだけど、大人なのに漫画のことを真剣に話し合える友達がいるってありがたい。今日は、発表以外にも、日出処の天子が素晴らしい作品だ!ということで興奮した。わたしは声がかすれてしまったよ、またwテレプシコーラが再開した話とか。Hちゃんとは横溝正史の話とかもできて幸せ。Hちゃんお勧めの岡山県には是非行ってみたい。Hちゃんの、ガムによる夫婦の諍いの話も面白かった^^いや、笑いごとじゃないよね。ゴメンゴメンあ、わたし今日も一日咳きこんでて、みんなに迷惑掛けてて申し訳なかったです。どうやったら治るんだろうな~火で炙ったら(喉を)治るならやるのに。もう疲れたよ~帰りはロマンスカーに乗りました。薬のせいもあって眠くてうとうとしてたら、車両の先頭に少年が立ちまして「Hi!Everyone!」とか言って、何か英語と日本語混じりでスピーチしてました。小学校1年生くらいの子でした。何だったんでしょう?半分寝てたので何を言っていたのかわからないのですが・・・何か洗脳されてたらどうしよう。小田原で東海道線に乗り換えまして、座ってたら、すげぇ美少年がいました。あくまでわたし基準ですけど。多分高校生(1年か2年)だと思います。眼鏡かけて、ゲームを一生懸命やってました。何かその姿がとてもよかったです。「だからだよ!」と思いながらも、目が悪い人が、メガネをかけて、義務ではない「ゲーム」をやる、という状況がとても良い!と思いました。誰にも理解してもらえないかもしれませんが。そういえば、行きの東海道線内では、美少女がいました。これは多分小学校4年生くらい。友達らしき子と二人で乗ってました。格好からしてバレエやってる子でしょう。沼津で同じような格好の子がたくさん降りたので、今日は発表会かリハがあったのでしょう。あ、で、その子はね、めっちゃ睫毛が長かったです。上下とも。そして、頭がい骨の形が超綺麗でした。メイクが映えそうな顔でした。前髪も全部綺麗に上げないといけないのですが、生え際も非常にきれいで見惚れました。気持ち悪い大人でスミマセン。かろうじて女でよかったです。話は飛ぶけど、Aちゃんは、せんとくん(結局名前はどうなったの?)よりもモリゾーの方がよっぽど可愛くない!と言っていました。そうかも・・・wあ~眠い!ではさようなら!
2008年05月04日
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遊知やよみさんの福家堂本舗、全11巻、読み終わりました~♪あらすじ。京都・東山にある、創業450年の和菓子の老舗福家堂が舞台。雛・あられ・ハナの三姉妹それぞれれが、老舗和菓子屋ののれんの重さと向き合って自分の人生を選択していく話。この作品、大分前(最終回が平成11年)の作品ですが、今回初めて読みました。これ、すごくいい作品です!名作だと思う。まず、マーガレット系にしては絵が見やすい。綺麗だしかわいい。そして、ストーリーも、恋愛メインな感じではあるけれど、でもありきたりな感じにはなってない。三姉妹もそれぞれキャラが立っていて、読んでいて常にドキドキする。派手な恋愛ではないのだけれど、すごく身にしみる。そして、すごく泣ける!11巻通して、全巻で泣いた。細かい心のすれ違いとか、幼い頃からの環境による性格の形成についてとか、後継ぎ問題に絡んでの老舗の重圧とか、姉妹間の気持ちのおきどころとか、母との関係とか、京都の人や文化とか、和菓子のこととか、もう隅から隅までいい!それに、全編着物が満載。おかみさんも三姉妹も、その他の女性男性も、着物率が高い。楽しい。一番最初のメインは雛。雛は長女で、後継ぎとして期待され続け、しっかりした自分を演じてきた。そんな雛が選んだ結婚相手は意外な人で・・・なんか、わたしは雛の気持ちがすごくわかる気がした。相手は意外だけどさ。雛が電車事故で肩に大怪我追う話。そこの、後日、旦那さんに傷口を見てもらうシーン、いいね^^「風光る」のセイちゃんも沖田さんに背中に薬塗ってもらってたけど。わたしも以前に背中肉離れした時、手が届かず、「薬塗り係・湿布貼り係」がいればいいのに・・・とどれだけ思ったことか!それは置いておいても、あれは良いシーンだったと思います。次はあられ。あられちゃんは、男勝りでがさつで、いつもお手本のような姉と比較されて生きてきた。福家堂の和菓子職人・健ちゃんに恋しても、おかみさん(あられの母)は雛と健ちゃんをくっつけて跡継がせようとしてるし・・でも最後には幸せになれてよかった。あられの思いが実るシーン、あれもすごくいい。セリフ全然ないけど、すごくいい。あられが一番かわいいシーン。しかし、わたし少コミ系に慣れ親しんで来てしまったせいか、「え?これだけ?」とか思ってしまった・・・まずい!わたし、ガススタのおばちゃんに純情の太鼓判をいただいてるのにw今の少コミはどんなことになってるんだろう?もうcheeseも読んでないしなぁ。しかし健ちゃん、良い男だなぁ。最後はハナ。ハナも、なんだかんだで最終的にはハナらしい選択をします。末っ子で、姉たちの嵐のような人生の影に隠れてる感じはちょっとするけど、ハナ絡みのエピソードはなかなか素敵なものがたくさんあります。しかし庵くん、余分なことを・・・・わたしの一番好きな壬生くん(直くんの方)は、やっぱり報われない役でした・・・壬生くんが一番かっこいいじゃないですか!かわいそうに・・・こんな良い作品なのに、余りメジャーじゃないですよね?もっと知られていい作品だと思うなぁ。ドラマ化したらいいかも。やりやすそう。ただ、最終回がもうちょっと読みたかった。もうちょっと6年後を見たかった。そこが物足りなかったかな。また読み返そ。福家堂は全巻そろったけど、「悪魔のようなあなた」は4巻以降が見つからない。悔しい。他にもいろいろ読んだので、小出しにします。ヤマトナデシコ七変化の20巻も買ってきたことだし。衣装制作が大詰め。スパンコール付きモヘア毛糸を巻きつけた衣装。超手間掛る!!
2008年02月26日
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甲子園が盛り上がったので、野球漫画を一つ。わたしの敬愛する(そして心酔し崇めてる。←と何度も書くw毎回書くw)川原泉さんの作品から。川原泉「甲子園の空に笑え!」 花とゆめコミックス 全1巻写真は文庫しかなかった。あらすじ九州のA県B郡にある豆の木村の豆の木高校に、新任で広岡真理子(22歳・生物教師)が来た。若いから、という理由で、野球部の監督をやるハメになる。豆の木高校は田舎の小さい高校で、野球部員は9名。広岡先生が来るまでは監督が居なかった。野球に関しては素人の広岡先生だったが、何故か持っていたパワーヒッターの素質と、理系教師ゆえ、研究は得意分野!ということで、チームを鍛えていく。そして夏前。A県の高野連大会運営委員会では、大変なことが起きていた。「シード校を決めるのはやめよう」という意見が出たのです。「1回戦から強豪同士がぶつかるのはもったいない」「もったいない高校生とそーでない高校生がいる、ということ?」という論争の結果、「A県ではシード制が廃止することが決定」したのでした。そして県予選、見事に強豪同士がぶつかり合い、なんと弱小だった豆の木高校がA件代表になってしまう。貧乏故、甲子園出場を自体するところだったのだが、村民の好意のおかげで甲子園に向けて出発する豆の木ナイン。マジでナイン。どうなる!?って感じ。ナンと言うかね、川原さんの作品全体にいえることなんですが、予定調和というか、お約束というか、メルヘンというか、なんか悪く言えば都合良いというか。そういう部分は確かにあります。「良い話」というか。流れだけ見たら確かにそうなる。絵も素朴だし。でも、その結末に持ってくまでの手腕がすごいから、わたし大好きなんだよ。この作品の場合も、普通に考えたら無理だろ!って結末が訪れるわけだけど、ちゃんと自然な流れでその結末にもって行く。そこに入れられるエッセンスが素敵なんだよね。凄く賢い人で博識な人だから、難しい言葉とか一杯出てくるんだけど、それをさらっと演出で使ってるから全然邪魔にならない。大学では確か日本史を専攻してたんだったと思ったけど、知識の幅広さには驚愕する。モノにするのが得意なのかな?シード制度の廃止、は実際には行われてない(ですよね?)ことだけど、でもこの話には納得できますよね。確かに不平等だもんね。それから、これも全部の作品に言えることですが、川原さんは言葉選びが上手いです。上手いというか、わたし好みというか。登場人物たちが話す言葉がいい。関係ないけど、作中で、広岡先生が「巨人の星」について「バイオロジーの世界はひたすらクール(←自分が生物教師だから) 燃える闘魂には縁が無い 突然火事のよーに炎上するマウンド 涙と汗は華厳の滝 ささいな事ですぐ感動する 少年達が 球場の観客を無視して泣きわめく・・・ 常軌を逸したあの興奮状態は交感神経の異常だな、きっと・・・ 病院行ったほうがいいぞ星君」というシーンが好きでたまらないw「巨人の星」は楽しく読んだけどね。まあ、この作品はかなり古い作品(1985年。わたし3歳w)なので、絵はかなりそういう感じですが。次、同じく川原さんの「メイプル戦記」 花とゆめコミックス 全3巻これも写真は文庫。こちらは、甲子園の空に笑え!の広岡監督と、上では書いてないけど高柳さんのその後の話。的話。1991年(この作品が書かれたのがこの年だから)、日本プロ野球実行委員会・協約特別委員会は、野球協約第83条「不適格選手」についての協約から*医学上男子でないもの*不適当な身体または形態をもつ者という条項を削除した。(フィクションですよ)それによって、女子でもプロ野球選手になれることになったのだ。そこで、スイート製菓が北海道札幌ドームを本拠地に「スイート・メイプルス」を作った。セ・リーグ7番目の球団が設立されたのだ!そこに監督として招かれたのが広岡監督。かつて甲子園で初の女性監督として名をはせた広岡監督こそ相応しいと、呼ばれたのです。全国各地、そしてアメリカで入団テストが行われ、少数ながらチームが出来上がった。来年のペナント・レース優勝を目指す。と言う感じ。女子でありながらプロ野球選手に、と集まったメンバーはみんなななかなに個性的なメンバーで、オカマも1人混じってるし、何か凄いんだけど、上にも書いたように、お約束的展開もあるのですけれど、でもやっぱり持って行き方や演出が上手い。年を経て絵も綺麗になったし。プロ野球には全く興味の無いわたしでも。ちょっと見てみようかなという気にさせる。メイプルスが本当にあったら絶対見るね。夢の夫婦対決とかあってねwこの二つの作品は、好きだけど、川原さんの作品の中では当たり障りの無い部類というか、その分類は横暴だけどw楽しく読めて、演出の上手さを堪能するタイプという感じ。○○という感じ、が多いねわたし。「哲学的作品」の川原さんは凄い。当たりはまろやかなのに、深い。上のタイプも深いけどね。あっちぃ!今日暑い!!ところでさ、世界陸上、面白くない。織田裕二が嫌過ぎる(ゴメンマスちゃんw)。中井美穂も嫌だし。何か、いちいち「何でお前がそんなこと言うわけ?」「お前に言われたくねぇ!」とかわたし出場者じゃないのに思うことばかり言う。裕二が。何でずーっとあの人がやるんだろう?そろそろ代わってほしい。例えばさ、照英とかがやれば納得できるのに。そういう筋肉系とかアスリート系の人にやらせればいいのに。それか逆に伊集院とか。芸能人じゃなくても元選手だって一杯いるじゃんね。他にもスポーツ記者系とか。乙武さんとか?花田勝とか?世界競泳もプリンスまた出てるし。 注:プリンスとは稲垣五郎のことです。納得行かない。松岡修三は良いんですよ。プリンスはいらないだろ!!こういうとこでもエコ推進したいです。よぶんなギャラを発生させるな!デモ行進しようかな。だれか参加してくれますか?いろんな人を追放したいと思います。「いいとも」におけるおすぎとピーコとか。あの人たち、すぐ「オカマはそういうこと苦手なの!」とか「オカマはできないの!」とか「オカマだからいいの!」とか言うし、時々前に出てきて捨て台詞吐いて、ささっと後ろに下がって誰かの後ろに隠れて(そして袖などをつかむ)みたりとかするし、すぐピョンピョン跳ねるし、面白くもないし、レギュラーでいる意味が分からない。本人達が楽しそうなのも納得行かないし。誰が求めてるのだろう?本業の方もわたしは興味ないけれど、でもそっちは求めてる人が確実にいるのだから、そっちに専念してほしいです。いいともにはいらない。かつての麻木さんもいいともにはいらなかったね。そしてオリラジもいらない気がする。それでも需要はありそうだけどね^^;ヵヱιレさんが漫画遍歴を書いてるのをみて、わたしも書きたくなった。明日書こうかな。歴は長くないのだけれど。
2007年08月26日
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会いたい人になかなか会えないので、ちょっと精神的に・・・凄いです。どう凄いのかというのは説明し辛いのですけれど。いつも掴める距離に居れば幸せかといったらそうでもないですし。まあそんなことを幾ら考えても仕方ないので。漫画の話でも。幽遊白書も読み終わってしまいました。読み始めましたという日記を書く間もなく読み終わった。飛影は、最初と最後では別人のようですね。最初の飛影はやたらおしゃべりで、多少強いけれど雑魚キャラっぽい雰囲気です。見た目も含めて。絵柄の変化の所為もありますが、明らかに口調やら口数が違いますね。読み直す度に、「おう、どうした飛影!」と思ってしまいます。飛影、好き。黒いから。三白眼キャラは好きなんだ。だからフェイタンとかキルアが好きなんだけれど。フェイタンなんて、ほぼ飛影だよね~でも、「少年三白眼」のヒロムは別にそれほど好きじゃないよw 何でだろうね?あ、でも、三白眼よりも狐の妖怪が好きなので、変身したときのみ蔵馬が好きだ。でも、実は死々若丸が好き♪和装だから!ハンター×ハンターと幽遊白書を続けて読むと、結構同じモチーフやらネタやら使ってるなと思うけれど、でもそれにしても上手く世界を作るなあと思います。アレだけ似てるのに、別に「似てるなあ」と思わないもの、読みながら。他の人は思うのかもしれないけれどね。あ、それから、絵が最後や途中で雑になるのが嫌だという人多いけれど、わたしが鈍感なのか正直それは全く気になりません。それすら作品になってる気がするのです。基本的に絵は上手いと思うし。貧乏性だからそう思うのかもしれないけれど。冨樫さんのことについていつまでも書いてもしかたないのでこの辺で終わりにして。次。オススメしていた「風光る」を読んでくださった方が居て、とても嬉しかったです。漫画ってね、薦めてもそれほど読んでくれないですよね。意外に。長いものは特に。わたしが貸すのならともかく。でも、こうやってブログやってる漫画好きな人たちと情報交換的なことして、これ面白いよ!とかこれ面白そうだなあ。とかやって、それを読んでみたり読んでもらったりできるのは、とても楽しい。現実世界では何かと否定されがち、理解されないタイプなわたしなので余計に。みんなさ~「うん、凄そうだけれど、でもどうかと思うよ」とか言うんだよ、わたしに。「そんな人だと思わなかった」とか言うんだよ。犯罪とか悪事に手を染めたわけでもないのに。勝手にわたしに幻想を抱いてただけだろうが!今は学生ではないので、そういう微妙な仲の人と関わることが殆どないのでいいのですけれど。あ、ともかく、嬉しかったという話。ありがとう!!次。昨日観劇の帰りに、ふらっと古本屋に寄ってみました。そんな予定全く無かったのだけれど、本当にふらっと寄って見た。そしたら、辛酸なめ子さんの「ニガヨモギ」が100円で売ってました!何てラッキーガールなのかしら、わたし。辛酸さんの本が古本で出ることなどそうそう無いのです。きっと導かれたのね。見えざる力によって。最初の方だけ読んでみましたが、やっぱり凄いです。でも、辛酸さんの本は読むと疲れるのです。不安定な絵柄と不安定な構成と不安定な内容のせいです。面白いんだけれど疲れる。単に読みづらいというのもあるのですが。だからちょっとずつ読みます。好きだから。辛酸さんが好きだから。読み終えたら新しいわたしに生まれ変われる!そんな気すらしてしまいます。即身仏ダイエット・・・ちょっと興味あったりしてw命がけですけれど。それからついでに漫画紹介。克本かさね「その手をどけろ」全8巻 アスカコミックス写真無かったので、CDで。わたしはこれは持ってませんが。でも絵の雰囲気が伝わればそれでいいので、これで。あらすじ。女顔がコンプレックスの大平虎太郎は、実は特殊な力を持っているのだが、本人は気付いていない。しかし、虎太郎のいとこ・大平竜樹は、幼い頃に虎太郎のその力の所為で超能力に目覚めてしまっていた。それ以来、自分のいる場所の過去が見えるようになってしまった竜樹。見たくないものまで見える毎日で、心を閉ざしてしまう。きっかけを作った虎太郎を憎むようになってしまった竜樹は虎太郎から離れていった。何年かぶりに、虎太郎が竜樹のいる高校へ転入してきて再会することになるが、かつての「たっくん」とは別人の様に冷たくなってしまった竜樹にこたろうは戸惑う。しかし竜樹の方も、こたろうを憎みながらも、幼いころの「こた」を忘れられずに、また現在の特殊な力を持ったこたろうに魅かれてしまう。(BLではないですよ)そこに、二人のクラスメイト・漆山佑人も絡んでくる。ゆうとは、人のオーラが見えるという能力を持っている。その人の感情でオーラの色が変わるのが見える力。そんな3人がいろいろな小さな事件を解決したりする話なのだが、最終的には大きな組織の陰謀に巻き込まれていく。もし自分がそういう類の能力を持っていたら・・・・確かに竜樹の様に、精神的におかしくなってしまうかもしれない。そのことを人に知られたくない、と思うかもしれない。だって辛いよね。竜樹可哀想~見たくないものも見えるのは絶対辛い。漫画にもそういうシーン出てくるけれど、病院なんて最悪だろうなあ。何となく「日出処の天子」に通じるものがある作品です。異端のものの精神の在り様を描いてる漫画な感じ。わたしは異端のものでないので分からないが。自分で自分がコントロール出来ないというのは、きっと凄い恐怖だと思うな。以前に自閉症の子の特集を見た。自閉症は心の病だと思われがちだけれど、本当は脳の病気で、別に閉じこもってる訳じゃない。引きこもりの重い症状、みたいに思ってる人が多いが実は違うんだ、ということでした。誤解され易い名前だからそう思われても仕方ないかも。と医師の人が言ってたけど。で、閉じこもってるという表現をあえて使うなら、自分が自分の脳や体の中に閉じ込められてるみたいな状態らしい。ちょっと大分前の番組なので、断言するほど記憶は確かじゃないのですが。間違ってたらごめんなさい。で、自閉症の人は、奇声を上げたりしちゃうんですよね。人と交流するのも苦手だったり、いつもと違うパターンのことが起こるとパニックになったり。でもそういうのも、全部自分では分かってるんですって。そういう自分を冷静に見ている自分が自分の中にちゃんといるんですって。でもその人は見てるだけで、自分をコントロールはできないんですって。そこから出られないんですって。自閉症の子が、そういう作文を書いているのをその番組で見ました。そんなことやりたいわけじゃないのに、そうなってしまう。その葛藤といったら、わたしなんかが日々思ってる葛藤などとは比べ物にならないものでしょうね。わたしの葛藤なんていうのは、「このうしろめたさはどうやったら消えるんだろう?」という程度のものです。まあこれも解決法が何十年も見つからないので深刻といえば深刻ですが。わたしにとってね。自閉症とこの漫画を一緒にしたい訳では全く無いですよ。ただそういう話を思い出した、という程度ですが。何にせよ、人に理解されることの喜びというか安心感は、何ものにも変えがたいものだと思います。竜樹、わたしがついてるから!とか言えるほどにわたしに癒しのパワーがあったらなあ~わたしでも役に立てるのに・・・・とか妄想。因みに竜樹も三白眼で黒いですw好き。TVで見る、霊能力者やら特殊な能力を持った人たちは、どういう精神状態でいるんでしょうか?その能力にもよりますけれど、子供時代のことを心配して見てしまいます。サイコメトラーEIJIも、やっぱり辛かったしね。輪くんもつらかったしね。ちょっとテイスト違うけれど。前述の厩戸王子も、蒼子も、辛かったしね。やっぱ普通が一番です。でも浮かれた超能力漫画も大好きだ!なんともまとまらない日記になってしまいました。眠いもので。
2007年07月19日
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突然漫画紹介。しりあがり寿「真夜中の弥次さん喜多さん」全2巻 MAG COMICS 弥次喜多in Deepという続編もあるのですが、とりあえずこれの2冊をオススメします。これね、もう何度も読んでるのだけれど凄いんですよ。2巻に入ってからが凄いんです。軽くあらすじを。弥次さんと喜多さんは男色関係にあり、さらに喜多さんは薬物中毒である。ある日一緒に寝ていた二人だったが、弥次さんはクスリを打とうとしている喜多さんを見て、二人でクスリを断つためにお伊勢参りに行くことにする。日本橋から出発した二人。品川宿、保土ヶ谷宿・・・と東海道を辿って行くのですが、喜多さんの禁断症状やそれぞれの宿(しゅく)での奇妙な体験のお陰ですんなりは行かなかった。という感じ。二人は衆道関係だけれども、BLではないですよ。安心して!(何がだか分からないけどw)1巻の間は、1話完結風で話は進んで行く、ギャグっぽい感じなのですが。これが2巻に入ると(宿で言うと駿府。でも序章も含めると、1巻終わりの興津宿あたりから)急に凄いパワーを見せてくる。錯乱する生と死、現実と虚構・夢、全てのものが曖昧になってくる。その混沌具合が凄いんです。読んだ事ない人は是非読んで欲しい。1巻の最初のころでめげないで最後まで読んで欲しい。(そして次には弥次喜多インディープを。)あんな絵なのに、凄いんです。いや、あんな絵だからなのかも知れないけれど。人生についてとか、生命とは、とか、考えさせられました。というような感想を言いたくなるような漫画は沢山ありますよね。巨匠の名作などにもたくさんありますよね、そういうの。そういうのと同じかそれ以上に、そういうことを考えさせられるというか。考えさせられるというのはちょっと違うかなあ?何というか、考えさせられるというよりも引きずり込まれる感じ。精神世界へ。魔境へ。「生まれた時から死ぬのは怖い」んですよね。いつも後ろにいるから。凄く体力消耗する漫画です。わたしはこれ読むと疲れる。疲れるといえばさ、ちょっと意味は違うけれど・・・ハンター×ハンター読み始めちゃったと書きましたが、この間ワンピース46巻買ったのですが、また1巻から読みたくなっちゃったよ・・・・H×Hは23巻までですが、ワンピースは46冊もあるもんね。でも新しいの買うと、また一から通して読みたくなっちゃうよね。困る。これがコナンだともっと困る。57巻まであるから。コナンは通して読まなくても意味分かるからまだ良いんだけど。せいぜい2冊くらい遡るだけで。57巻以上に長い漫画は今のところ持ってませんし。そういえば、ヤマトナデシコ七変化の19巻はいつ発売なのだろうか?そろそろな気がする。7月11日生まれの有名人。藤井フミヤさん、葉月里緒菜さん、前田亜季さん、槙ようこさん、クリスティ・ヤマグチさんなど。槙さんは漫画家です。クリスティ・ヤマグチさんはフィギュアスケートの選手。オリンピック金メダリスト。今はプロにいるんでしょうかね?
2007年07月11日
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渡辺多恵子「風光る」22巻感想。 フラワーコミックス今回は歴史的な動きは特に無かったですけれど(21巻もそうでしたね)、でも総司とセイちゃんには進展がありました♪22巻の総司、凄く可愛いですよね~♪♪気付くの遅すぎですけれど。今巻で、斉藤さんに清三郎が女子(おなご)だとバレてしまいますが。さすがの斉藤先生。素晴らしい対処でございましたね。でも、斉藤さんと結婚するセイも見てみたいかも・・・だってだって~ 総司は若くして死んでしまうのですからね・・・・とか自分で書いて哀しくなってきた・・この二人の幸せは長くは続かないことは分かってるのですから、そこを渡辺さんがどういう風に描くのか、楽しみだけどその時が来て欲しくないなあ。1番隊から3番隊に移されたセイ。補足しておきますと、1番隊の組長が沖田総司で、3番隊の組長が斉藤一です。セイが女子だと気付く前からセイのドキドキしっぱなしの斉藤さんですが、自分の隊に来て、さらに女子だと気付いてしまってからのうろたえっぷりが凄いです。可哀想だけれど可愛い!読みながらニヤニヤしてしまいました^^最終的には、斉藤さんの助言で、土方さんによって1番隊に戻されたセイ。この先斉藤さんは気持ちのやり場をどこへ求めるのでしょうか?そして総司も。今までは自分の気持ちに気付いていなかったからやり過ごせていたけれど、気付いてしまってからはどうするんでしょう?斉藤さんは、雪弥さんのところに行ったのかな?w風光るで凄いと思うところ。例えばこの22巻で言うと。最初の方で、隣で寝ている清三郎が気になって寝られなくなってしまい、道場まで行くと、そこでは総司が自分の気持ちを持て余して1人剣を振っている。そこで総司に宣戦布告して、部屋へ戻る斉藤さん。すると部屋の手前の縁側に、セイが座っている。あ、セイとは清三郎のことですよ。で、そこでセイと斉藤さんが話し込んでいると、こそこそと後ろを総司が通りかかる。というシーンがあります。そこのね、斉藤さんが道場へ行く前の「総司」の様子、斉藤さんが見つける前の「セイ」の様子、斉藤さんと別れてから、縁側に来るまでの「総司」の様子が、凄く想像できるところ。漫画には描かれていないけれど、総司はずっとそこで剣を振っていたことは確かだし、セイも、縁側で兄上や沖田先生のことを思って暫く泣いていたのも確かだし、道場に残された総司が、セイのことや斉藤さんのことや、場合によってはサエのことや何かを考えていたことも想像できる。描かれていない部分がすんなり想像させられるのは凄いなあといつも思う。絵が上手なのは言うまでも無いが。それからね、剣を振る総司が、竹刀でなく真剣を振ってるところも良いですよね。さりげなく小さい絵で描かれていますけれど。今期の表紙のテーマ、全然分からない・・・簡単って書いてあるけれど、分からないや。聞いたら「なんだ、そんなことか~」と思うかもしれないけれど。気になる~次。本仁戻(もとにもどる)「探偵青猫」1~4巻 花音コミックス写真は3巻。これ、何巻まで出てるのか良く分かりませんが(5巻までかな?)、とりあえず4巻まで読みました。この間のブックオフのセット本半額フェアの時に買った。何の予備知識も無く、タイトルと表紙の絵で買いました。タイトルに「探偵」と付くものは買うことにしているので。で、読んだのですが。これが凄く凄く面白いんですよ~軽くあらすじを。時代は明記されていませんが、大正から昭和初期あたり。若くして爵位を継いだ青猫恭二郎伯爵は、有り余る財産の中でぬくぬくと探偵業を営む男。助手の小林虎人少年とともに、自分の触手が動く事件にのみ乗り込む。当面の宿敵は、青猫の永遠の憧れでもある怪盗硝子蝙蝠。第1巻の最初の事件では、その硝子蝙蝠から菖蒲という娘の所有する幻のルビー「マリアの涙」を頂戴しにあがる-という予告状が届く。そうやっていろいろな事件に関わっていく話なのですが。最初に断っておきますが、これ、花音コミックスだということからも分かると思いますが、一応BL系(コミックスで出ている)漫画ですので、あしからず。でも、そうは言っても、普通に読める程度だとわたしは思いますけれどね。わたしはBL系は別に好んで読みはしないけれど、話が面白ければ何でもアリ派なので。探偵青猫は面白いんですよ。大正昭和の雰囲気が先ず良い。登場人物の服装やら、言葉遣いやら、街の雰囲気など、どれも丁寧に描かれていて良いです。事件の雰囲気も楽しい。まだ闇が残る時代の雰囲気。しかもその闇が人が作ったものでなくそこにある闇。キャラ設定も素敵で。青猫恭二郎はめちゃくちゃ美形です。傲慢かと思うと(基本的にはそうなのですが)急に甘えキャラになったりして。小林少年はまだ子供ですけれど、あのキツイ目と冷めた態度がたまらないですよねw硝子蝙蝠はいい歳のおじさんですが、シルクハット等の衣装が似合うので良い!!吸血鬼っぽいし。吸血鬼っぽい人には無条件にときめくので☆蜂王子刑事も素敵です。頼りないけれど決めるところは決めるしね。後、鶯さんも良い。着流しにも無条件でときめきますので★マコくんは、ちょっと特異なキャラで、最終的にどうなるのか見ないことにはなんとも言えないなあ。早く続きが読みたいです。あ、どこがBL的かと言いますと、青猫恭二郎がです。ただし、恭二郎は男でも女でも行きますけれどね。次。この間買った漫画雑誌「凛花」の感想を。フラワーズの増刊号的な雑誌らしいです。今出てるのの次は10月に出るみたい。先が長いなあ。表紙は渡瀬悠宇さんです。巻頭も渡瀬さんの「櫻狩り」という新連載。浪漫派少女漫画の新境地というキャッチコピーの雑誌に相応しく、櫻狩りの舞台は大正の華族の屋敷。これもBLっぽいですが、面白そうな予感がします。今までの渡瀬さんの作品とはちょっとテイストが違いますね。絵も、今までの絵でこれを描いたら浮きそうだけれど、この絵なら雰囲気が合ってます。かなり暗い陰鬱な感じの作品です。言葉遣いもかなり力入ってますね。「不可ません(いけません)」とか「其れ(それ)、彼れ(あれ)、何れ(どれ)」「一寸(ちょっと)」「是で(これで)」「持って呉れて(くれて)」「己(おれ)」とかね。わたし、形式に美を感じるタイプなので、こういうのが並んだだけでワクワクしてしまうのです。櫻狩りが、この雑誌の目玉のようなので次号が楽しみ。他にも、さいとうちほさんの「アナスタシア倶楽部」もここに移ったみたいですね。フラワーズで別のフィギュアスケートの漫画が始まったから、アナスタシア倶楽部はどうするんだろう?と思ってたんですよ。良かった。この作品好きなので。ただし、今号では読みきり扱いなのでどうなるのか分からないけれど。他には読みきり作品がたくさん掲載されています。他の連載作品の外伝的な作品もありますが。初号だからなのか、かなりページ数多いです。めちゃ厚い!!値段も830円だしね。他の読みきり作品も派手さは余りないものの、良い味わいでした。長く続く雑誌だと良いなあ。ちなみに他の掲載作家は、田村由美さん、赤石路代さん、藤井みつるさん(絵が綺麗になりましたね!)、今井泰絵さん、岩本ナオさん、江平洋巳さん、西炯子さん、小玉ユキさん、片桐郁美さん、奈知未佐子さん柘植かおるさん、神坂智子さん、ヒガアロハさん、遠藤佳世さん、奈々巻かなこさん虹村かっこうさん、有留杏一さん、太田真里子さん、日下直子さん。初めて読む方も多いですが、みんなかなり味わい深い方たちです。まだ読んだ漫画で感想を書きたいのはあるのですが、小出しにしますw
2007年07月02日
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この間、しりあがり寿さんのサラリーマン3部作の第3部目「少年マーケッター五郎」を紹介したので、その第1部目の「流星課長」を紹介。昨日読んだので。しりあがり寿「流星課長」バンブーコミックス 竹書房 全1巻簡単にあらすじ。「通勤には二種類の人間しかいない。それは、勝って座る人間と、負けて立つ人間である。 これは、陰気な戦場通勤電車で、常に座り続けた、伝説の中間管理職の物語である。」 本文より。その伝説の中間管理職が「流星課長」。周りのサラリーマンからそう呼ばれている。流星のように駆け抜けて席を取るからだ。この漫画は、その流星課長による席取の物語です。流星課長だけではない。「自動ドアのマリア」「赤い流れ星、アンドレイ・イツデモ・スワルコフ」「ETSKSR(遠距離通勤社員のかわりに座るロボット)・マサル」「黒き災いの係長・デビル犬吠崎」とか、席取りに命をかけた人が沢山出てくる。これらの人はみな、流星課長に席とり勝負を挑んでくるのだが、流星課長は自らのプライドの為、また、電車内の秩序の為、この勝負を受ける。めちゃくちゃ下らないんだけれど、何か感動しちゃうんですよ。さすがしりあがり寿!!人間ドラマが凄いです。詰め込まれてて。こんな絵なのに。こんな話なのに。愛しい台詞もいっぱいあります。「快速は性にあわん 席取りがあまい!!」「♪戸袋に気をつけろベイビー!!はさまれちゃったらおしまいだぜオールナイト!! つり皮なんてダサイぜ、ベイビィ!!」←マリリン伝次郎の新曲w「ひやかしで通勤電車に乗られちゃあ迷惑だよな」「こっちはアソビで通勤してんじゃねえよ!」「ほんと、ガイジンさんはレジャーにしちゃうんだからよ!」「席取りがひとつの芸術まで高められているわ!」「席取りは芸術じゃない。疲労回復だ。」「通勤の尻はとぎすまされた刃物でなければいけない!」これ以上かいたら面白くないからな。大好き!流星課長!!グラムロックの仇花、「白馬車」とかねw通勤電車もいいなあとか思ったり思わなかったり。大学生時代は、毎日小田急線を利用していました。朝のラッシュが嫌で、急行には乗らず、各駅停車で新宿まで通っていました。あの時、流星課長がいたらなあ~同時収録の「漆山」も好きです。伝票をきる、サラリーマン漆山!次回は第2部目の「ヒゲのOL・薮内笹子」を紹介します。さて、実は明日、友達3人とディズニーに行きます。ランド。楽しみだ♪♪雨降らないと良いなあ。
2007年06月19日
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昨日読んだ漫画。伊藤潤二「伊藤潤二恐怖漫画コレクション7・なめくじ少女」朝日ソノラマ何度も言いますが、わたしの好きな3大漫画家は、「山岸凉子、川原泉、伊藤潤二」です。その伊藤さんの恐怖漫画コレクションの第7巻。全部で13巻ありますが、このうちの8冊しか持っていません。だってなかなかないんだもん。でもこれはコレクションですので、ほかにコミックスで出たものの再録です。この7巻には、「なめくじ少女」「漂着物」「黴(かび)」「寒気」「旅館」「うめく排水管」「バイオハウス」の8作入っています。この間古本屋で見つけて買ったのですが、未読の作品も幾つか合って嬉しかった♪短編集ですし、伊藤潤二の作品のあらすじを説明することの意味はこの世には存在しないのでそれは省きますが、既読の作品も含め、どの作品も完璧な伊藤潤二の世界にありました。どの話も、奇妙なことがおこる理由が全くないのですよね。いつも通り。何の理由もなく突然奇妙なことが起こったり、もう既に何の理由もなく奇妙なことが起こってる。それで何も解決しないまま終わる。そのパターン。同じパターンでこれだけバリエーションがあるのが伊藤潤二の凄いところ。たとえばなめくじ少女では、少女の舌がナメクジ化して行くのだけれど、その理由が見当たらない。少女の父母が家に大量にでたなめくじをやっつけるシーンはでてくるものの、それが原因の呪いとかそういう話では全くないらしいし。それにしても、なめくじ少女、めちゃ気持ち悪い~ 絵が気持ち悪い~是非読んでみて欲しい。気持ち悪いから。どの話も凄いです。わたしが今まで読んだ伊藤作品の中で一番好きなのは「うめく排水管」です。登場人物の名前が滑井(ぬめい)というだけで凄いよ。とにかく伊藤さんの発想の凄さは類を見ません。ここまで出来る人はそうそういない。この第7巻に入ってる作品は、かなり怖い系です。基本的に伊藤さんはホラー的作品を描いてるから怖いのですが、この7巻のは特に怖い気がする!何か直接的にも怖いし後も引く。お風呂はいるの怖いなあ・・・・wさて、おまけ。サービスショット♪ ふわこ喋るから♂かな?写真撮ったときも「ワンワン」とか「オトーサン」とか言っていた。
2007年06月12日
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昨日は余りテレビ見てないので、省略。今日はなんだか寒いような暑いようなでちょっと体調がよくないです。良くないですって、悪いわけじゃないのだけれど。何と言うか、気が乗らない感じです。だるい。まあでも漫画を読む気力は大いにあるわけで。漫画紹介します。しりあがり寿「少年マーケッター五郎」 全1巻 竹書房 バンブーコミックス写真無かった。これは「流星課長」「ヒゲのOL・薮内笹子」に続く、サラリーマンまんが全3巻の3作目です。少年マーケッター五郎、TANTOWくん、異形のサラリーマン、激動の時代が収録されています。それぞれも短編の集まりで、もうどれもこれも下らなくて面白い!表題作の少年マーケッターは、小学生でありながら天才マーケッターの五郎が活躍する話。五郎はマーケティングの天才なのですw激動の時代は、時代物ですが、それ以外の2つもサラリーマンものです。TANTOWくんがかなり面白かった!取り壊しが決まっている工場の跡地の開発をまかされたあるチームの話。みんなの夢見っぷりが凄い!面白い!しりあがりさんのバランス感覚の素晴らしさがよく分かる作品だと思います。奇抜さと俗っぽさのバランス。絵も上手いしね。奇抜なものを描ける人って、変に芸術に走りがちじゃないですか。でもそこに行かないしりあがりさんは天才だと思います。あのアイディアが出てくるだけでも天才だけどね。声出して笑える漫画。次。古屋兎丸さんの「Palepoli」 全1巻 青林堂これも写真無かった。でも表紙が凄く美しいんですよ~ 96年に出た初版はデザインが違うみたいですが。これは基本4コマ漫画です。1ページを縦横2コマずつの4コマ。それがひたすら1冊。もうね、凄いんですよ!全部が全部、めちゃ凝ってる!!絵も美しいし、構図も構成もアイディアも凝ってる!!しりあがりさんの作品は俗っぽさでバランスを取っているけれど、古屋さんのこの作品は逆に神っぽいですよね。凄く上の方でバランス取ってる。完成度と奇抜さというか。結構下らないこと書いてあるのに、なんか神々しい。聖書みたいな、宗教画みたいな。実際キリスト教的モチーフも多いですけれど。最後にある2コマ漫画も素晴らしいですよ。こういうの描ける人余りいないよね。古屋さんの他の作品とちょっとテイスト違いますけれど、これ一番好きかも。ショートカッツも面白いよ。さて、連鶴。9・楽々波(さざなみ) 唐崎のマツは花よりおぼろにて 晴れぬ思ひのこころさざなみこれもシンプルですね。4羽の鶴がくちばしでつながってる。楽々波と書いてさざなみと読むのは、万葉集にある「神楽」「神楽声」「楽」などと書いて「ささ」と読ませているところに由来するらしい。「ささ」というかぐらの囃し声や、「かぐら」で使う「ささら」(竹を細かく裂いたの楽器の様なもの)からきています。毎年大晦日に行われる王子の狐の行列祭りでも、ささら囃子という隊が組まれて、お囃子を演奏しながら踊って行列してました。鶴のデザインは、琵琶湖面に静かに広がるさざなみをイメージしています。「ささなみ」という言葉は、もともと琵琶湖西南部を指す地名だということで。狂歌について。上の句はそのまま芭蕉の句を引用。唐崎というのは琵琶湖畔の景勝地。芭蕉の詠んだ「花」は、平家物語で知られる平忠度の「さざなみや志賀の都は荒れにしを 昔ながらの山桜かな」という歌の「長良山の桜」を指しているそうです。下の句をくっつけることによって、滅びた一族への思いや、懐旧の情や文学的情緒を連想させるのだそうです。晴れぬ恋心のように、哀愁が霞の中に漂う。まるでさざなみのように・・・ということですね。現代のわたしたちには分かりにくいですけれどね。昔の人は本当に趣がありますよね。5月31日生まれの有名人。鈴木京香さん、日高のり子さん、土方歳三さん、伊福部昭さん、クリント・イーストウッドさんなど。土方さん、おめでとう!個人的に特別におめでとう!伊福部さんは作曲家です。クラシック(現代のクラシックというよく分からない状況)の曲も作るけれど、映画音楽も手がけています。ゴジラとかそうじゃなかったかな?
2007年05月31日
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♪アカシアが咲いてた国をめざして いかせて候~アイス食べたら寒いです。結局いつもの時間になってしまったなぁ。まあいいや。では、今日は時代・歴史系漫画について。とりあえず、「現実の過去がベースの舞台になっているもの」という括りで行きます。その中でジャンルは細かく分かれますがね。長くなってしまうので、数作品ずつ紹介しようと思います。まずわたしが一番お薦めしたいのは、渡辺多恵子さんの「風光る」~21巻 フラワーコミックス。これについては以前に書いたのでこことここを読んでください。もうね、素晴らしいですよ、この作品。架空も絡めた新撰組漫画ですけれど、基本の流れはきちんと史実に沿っています。で、歴史系の漫画(漫画以外でもそうですが)でやりやすい失敗は、「歴史」ということに夢中になりすぎて娯楽の部分を忘れてしまうことです。歴史はなぞっているけれど、漫画として面白くないなあというね。その点に於いて、この漫画は特に素晴らしいんです。バランスが凄い。史実に沿いながら、ちゃんと漫画としての面白さも追求してる。長年連載されているにも関わらず、絵がブレないところも良い。当時の文化なども徹底的に調べて描かれていて、勉強にもなる。そしてなにより、沖田総司の造形が良いです。名場面がいっぱいあってね~名台詞もいっぱい。もちろん主役の清三郎もいいし、斉藤さんもいいし、土方さんもいいし、原田さんもいい!言い出したらみんな良い。難点を言うならば、みんな良い人過ぎるとこw漫画としては面白いからいいんですけれどね。それから、以前に紹介した漫画をもう一つ。せがわまさきさんの「バジリスク~甲賀忍法帖~」原作・山田風太郎)全5巻ここ読んで。これも面白い!これは舞台は家康時代の江戸。史実なのは基本的にそこだけ。だから歴史ものではないですね。忍術も実際にあった忍術じゃないですしね。実際の忍術って、そう凄いものじゃないんですよねw忍術も楽しいし、人間関係も面白いし、家康がもし本当にこういう人だったら・・・と考えるのも面白い。世継ぎ決めが本当にこんな方法で決められてたら・・・ねえ!次。ここからは初めて紹介する漫画。よしながふみさんの「大奥」~2巻1年位前に1巻を読みまして、ちょっと前に2巻を読みました。今は掲載誌メロディも買っているので、連載も読んでいます。これも凄く面白い!名作の予感がします。簡単にあらすじを。伝染病のせいで、若い男子が激減してしまった江戸の世が舞台。世継ぎが生まれなくなってしまった徳川家では、女を将軍にたてることにした。城下でも、今まで男がしていた仕事を女がする様になり、男は種付けをしてお金をもらったり、高価で売られたりするようになっていた。1巻は、吉宗の時代が舞台。勿論吉宗と名乗っているのは女。そして、大奥に集められているのは若い男達。2巻は家光の時代。家光の影武者が女。家光の娘。お万が男。史実を男女入れ替えたような設定。よしながさん、めちゃくちゃ絵が上手いですね!絵が綺麗!他の作品は読んだこと無いのですけれど、凄いです。和装の男がめちゃくちゃ色っぽいです♪見てて楽しい!!装丁も美しいです。はぁ。溜め息が出るくらいに。話も感動的だし。しんみり泣ける。とってもお薦め。次。杉浦日向子さんの「百日紅」(筑摩書房・杉浦日向子全集第三・四巻収録)写真無かった。これは葛飾北斎の漫画です。杉浦さんは、もう亡くなりましたけれど、江戸文化の研究等で有名な方でありながら漫画家なんですよね。沢山本が出ています。NHKのお江戸でござるにも出ていたので有名ですよね。その杉浦さんが描く葛飾北斎。凄いですよ。北斎と娘のお栄と居候の男を中心に話は淡々と進むのですが、豊国とか出てきたりしてなかなか興味深いです。勉強不足で、北斎がどういう人かあまりよくは知らないのですけれど、興味持ちました。杉浦さんの絵は素朴な感じですけれど、妙な味わいがありますよね。江戸の雰囲気が伝わってくるような。勿論今のわたしは江戸がどんな時代だったか実際に見ることはできないのですけれど、でもきっとこうだったんだろうな~というね。渋い作品なので(お値段も張るし)みんなにお薦めはしないけれど、良い漫画です。他の作品も読んで見ます。今日の最後。皇なつきさんの「始皇帝暗殺」全1巻 アスカコミックスDXこれも写真無かった~この間この本を買ったときにちょっと書きましたけれど、原作はチェン・カイコーさん。映画になった作品ですね。わたし映画見てないですのでよくわかりませんが、多少アレンジを変えてあるみたいです。元の話自体は有名な話ですけれどね。だから、その基本の話の面白さはどうこういう問題じゃないですよね。だからそれは置いておいて、皇さんの絵が素晴らしいという話。本当に絵が上手いこと。上に書いたよしながさんと並んで、わたしが思うここ最近の上手い人のトップにいるんじゃないかと思います。漫画家で。時代物って、雰囲気を出すのが難しいと思うのですよ。絵が上手ければ時代物の雰囲気が上手く出せるかと言ったらそうとは限らない。でもこの二人は絵も上手くて雰囲気も出せる良い漫画家だと思います。皇さんは他の作品もいろいろ読んでいるので、また紹介していきます。今日はここまで。凄く時間かかっちゃったなあ。夢中になりすぎたwさいとうちほさんの「花冠のマドンナ」は、気ま娯用に今書いてます。時間掛かるわ~あ、そうだ、ちょっと訂正。山田太郎ものがたりのミムラくんは三村ではなく、御村でした~
2007年05月28日
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お稽古帰りの車の中で、悪魔くんの歌を歌ったら、仲間を集めたくなりました。時々訪れる「仲間集めたい期」が来ました。わたしにも十二使徒を集める使命があればいいのに!でも、うっかりマタイとかペテロとかシモンとか集まってきたら困るね。この間のバトンで、余りアニメ見てなかった的なことを書いたけれど、今日いろいろ思い出しました。悪魔くんも見てた。ウイングマンは小学校2年のときにクラスで「ウイングマンごっこ」が流行るほどのブームがあったし。タルるートも見てたし、ミスター味っ子とかも見てた、お父さん以外の家族で。らんまとかうる星やつらとかも見てた。キャプテン翼も見てたし、ドラゴンボールも見てたし、聖闘士星矢も見てたね。流れ星銀とか。もっと見てた気がする。思い出せないもんだな~昨日はろくにテレビ見てません。ライアーゲーム見るの忘れた~ 悔しい!友達に聞かなきゃ。さて、明日は仕事が休みです。2週間ぶりの休みだよ・・全く、社長め!まあともかくあした休みなので、明日いろいろ書こうと思います。今日は早く寝る。たまには早く寝る。今パイレーツ・オブ・カリビアン見てます。ジョニー・デップカッコいいね。面白いし。映画ね。まあこれもともかく。ちょっとだけ漫画の感想を。河合克敏「とめはね!」第1巻 ヤングサンデーコミックスあらすじ。不本意ながら鈴里(すずり)高校の書道部に入部することになってしまった、大江縁♂と望月結希。二人とも書道などろくにやったことがないのだが、強烈な先輩たちとともに書道を学んでいく内に、次第に書道の世界に引き込まれていく。うちのお母さんは書道家なのです。わたしが本屋で平積みされているこの漫画を見て、お母さんに「書道漫画があったよ」と言ったところ、何日かしてから「あれ買ってきたら?」と言い出してw買ってきたら?って、自分で行けばいいじゃんね。まあでも本屋行くのは楽しいから、ついでに買ってきましたよ。でまあ漫画だからわたしも読みましたよ。そしたらさ、凄く凄く面白かった!この作者の人が学生時代に何部だったか分かりませんが、文化部の盛り上がりをよく分かってる!いや、わたしは書道部ではなかったけれどね。でも漫画などにするには、分かり易い熱さのあるスポーツの方が扱い易いでしょう?でも、文化部だってその部なりの盛り上がりも熱もあるんだからね。キャラもいいし。先輩達が良い。ゆかりもいいし、結希もいいよ。書道面白いかも!とちゃんと思わせられる。書道ブームが来るかも!とか思っちゃった。まだ1巻だけしか出てないので、熱心にお薦めは出来ないのですが、でも良いよ。この人のほかの作品も読んでみたくなりました。それから、現役漫画がまた増えました。現役漫画とは、連載中の漫画でコミックスが出たら買う、という漫画。今までのも一応改めて紹介。*渡辺多恵子「風光る」*はやかわともこ「ヤマトナデシコ七変化」*市東亮子「やじきた学園道中記」*久米田康治「さよなら、絶望先生」*尾田栄一郎「ONE PIECE」*青山剛昌「名探偵コナン」*あしべゆうほ「悪魔の花嫁」*冨樫義博「ハンター×ハンター」最後の2つは一応ね。まだ終わってないからさ~悪魔の花嫁は、今月号のミステリーボニータでついに、新作が読めましたよ~何年ぶりだろうか?嬉しいなあ。あ、それでそれで。新しく加わったのは、*西義之「ムヒョとロージーの魔法律相談事務所」*光永康則「怪物王女」の2つです。両方とも、友達からお薦めされていて買い始め、ようやく最新刊に追いつきました。後ね、もうすぐ最新刊に追いつくのが、うすた京介「ぴゅ~と吹く!ジャガー」。あとちょっと。頑張る。さて折り紙。5・蕣(あさがお) 朝顔や釣瓶取られて貰ひ水 ついでに千代と目で知らす暮真ん中の鶴の周りに5羽の鶴。狂歌の上の句は、千代女の有名な句がそのまま使われている。朝顔の蔓が井戸の釣瓶に巻きついていたので、それを切って井戸を使うのは忍びなく、隣家に水を貰いに行った、という句。それに、「そのついでに今夜の逢瀬の誘いを、隣家の男にかけてきた」という狂歌に。千代と、はちょっと、に掛けているそうです。あ、明日CD買いに行ってこようかな。忘れてたよ。今日が誕生日の有名人。中曽根康弘さん、内藤剛志さん、いっこく堂さん、植田まさしさん、クリストファー・リーさんイサドラ・ダンカンさんなど。クリストファー・リーは、ドラキュラで有名な俳優さんですね。わたしも大好き♪他にもラスプーチンとかロシュフォールとか、悪くてカッコいい役いろいろやってますし。ロード・オブ・ザ・リングにも出てたんですね。わたし見てないのですけれど。イサドラ・ダンカンは、モダンダンス・現代舞踊の母的存在の、ダンサー・振付家。この世界では凄く凄く有名な人です。おめでとう!
2007年05月27日
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昨日読んだ漫画。藤田貴美「蝶々に聞いてごらん」 幻冬舎 バーズコミックスデラックス 全1巻表紙と、1ページ目の水彩っぽいカラー絵が、とても綺麗で、表紙買いしました。タイトルも良さそうだったし。短編が3つ入っています。「蝶々に聞いてごらん」「眠り姫の棺」「BAD MEDICINE」の3つ。短編なので、あらすじ書いちゃうと面白くないから、紹介するのが難しいな。「蝶々に聞いてごらん」は、父親と、幼い頃にいなくなった母親の思い出との関係に悩む男子高校生と、占い師女子高生の話。「眠り姫の棺」は、過去事故で両親と犬と家を失って以来、時々突発的な眠りに襲われる病気になってしまった万由と、その兄と、兄の友人佐倉の話。「BAD MEDICINE」は、高校に新しく赴任してきた保建室の先生(♂)と、そこの生徒(♀)の話。どれも凝った話で面白かったです。兄妹ものですよ~いるたさんw趣味に合うか分かりませんけれど。眠り姫~が一番好きです。ラスト、意外な展開で。ただちょっと、中の絵がもう一歩という感じだった。上手いんだけれど、話の雰囲気からいったらちょっと違いうかなという感じ。表紙のカラー絵が凄く良いだけに、ちょっと残念だった。藤田さんって、EXITの人だよね?次。中村明日美子「Jの総て」第1巻 太田出版 F×COMICS全何巻か分かりませんけれど、中村さんの作品は大好きなので買ってみました。2004年の本です。昔からマリリン・モンローに憧れて、女装してステージに立ち、歌を歌うことを生きがいにしている高校生Jと、Jのルームメイトのポールの話・・・なのかな?BL系と言えば言えるし、ちょっとマニアックな漫画家さんなので、誰にでもお薦めは出来ないのだけれど、わたしは大好きなのですよ、中村さん。気ま娯にも「鶏肉倶楽部」を紹介していますので、そちらも見ていただけるとありがたい。「コペルニクスの呼吸」も面白いしね。この作品も、最後まで読んでみないと分かりませんけれど、面白そうです。中村さん、もの凄く絵が上手くて綺麗です。わたしの大好きな画家・ビアズリーやクリムト等、アール・ヌーヴォーの画家たちのような絵です。構図も話も凝っているし、絵も美しい。本当に凄い漫画家です。絵の色気が凄い。一コマ一コマがいちいち絵になる。額に入れて飾りたくなるような。カラーも綺麗です。ロートレックにも似てるね。○○に似てる、は、本来漫画家とかにとっては言われたくないことだと思うけれど、中村さんは、似てると言っても雰囲気や美学が似てるだけであって、真似とかでないのでオリジナリティは高いと思います。はあ。中村さんの描く目が欲しい。わたしもああいう目がいい!ポールがカッコいい!!眼鏡だし。モーガンもカッコいい。女装したJもめちゃ綺麗!!早く続き探さなきゃ。この「Jの総て」は、中村さんの漫画の入門にもよさそうです。割とBL的表現もさらっとしてるし、話も分かり易そうだし。BL的といっても、的なだけで、BLではないですよね。今あるジャンルのBLではない。そのあたりも上手いです。今日が誕生日の有名人。梨花さん、アルブレヒト・デューラーさん、アンリ・ルソーさんなど。少ないですね。いや、いっぱい載ってるんだけれど、わたしがよく知らない人なので。デューラーは、ルネサンス期のドイツの画家。普通の油絵とかの作品もいいけれど、版画(銅版画・木版画)や動植物のデッサンなどの作品が大好きです。絵に深みがないとか言う人もいるけれど、わたしは、それをも凌いで美しいいのだからいいじゃないですか。と思います。細密で執念を感じる絵です。ルソーは、フランスの画家。キュビズムやシュルレアリスムの先取り的作風。ダリっぽくもあるね。ダリの方が人気がある(ような気がする)けれど、わたしはルソーの方が好き。大好き。ルソーの画集的本持ってます。わたしの大好きな、藤田嗣治さんや加山又造さんも、ルソーの影響を受けてると言われますね。少ないけれど、濃い日ですね。梨花も割りと好きだよ。
2007年05月21日
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せがわまさき「バジリスク 甲賀忍法帖」全5巻。アッパーズKC。読み終わりました。この作品、凄く良い!!簡単にあらすじを。甲賀忍者と伊賀忍者は、長年いがみ合いながらも、両忍者を率いる服部半蔵の命の元、争いが禁じられていた。ところが、半蔵仕える徳川家康が、2人の孫から3代将軍を決めるのに甲賀10人、伊賀10人の忍者で殺し合いをさせ、最後に生き残った方で、将軍を決めようと言い出した。半蔵によって、条約が解かれ、伊賀と甲賀の戦いが始まるが、伊賀のボスの孫・朧と、甲賀のボスの孫・弦之助は愛し合っていた。卍谷の甲賀組十人衆甲賀弾正 甲賀忍者の頭領。かつて伊賀のお幻とは恋仲だった。甲賀弦之介 弾正の孫。相手を自滅させる「瞳術」を使う。朧とは恋人同士。 二人の祝言をきっかけに、甲賀と伊賀の仲を修復したいと考えていた。地虫十兵衛 四肢が無いが、腹につけた鱗を使い、すばやい移動が可能。 星占いをする。口から何か出して敵を倒す。風待将監 口から協力な粘着力のある痰を吐き出す忍者。霞刑部 色んなものに溶け込んで姿を隠したり、移動したりすることができる忍者。 裸が多いw鵜殿丈助 太っている。その肉のお陰で直接攻撃が聞かない。 回転すると高速移動が可能。如月左衛門 人の顔を写し取り、成りすます術を使う忍者。室賀豹馬 弦之介の参謀的存在。目が見えない。夜のみ「瞳術」を使える。 弦之介の師匠。陽炎 淫心をおこすと吐息から毒を発する恐ろしい女忍者。弦之介を慕っている。 そのため、朧のことが大嫌い。お胡夷 おこい。左衛門の妹。肌や口から血を吸い取ることが出来る。鍔隠れの伊賀組十人衆お幻 伊賀の頭領。女忍者。朧 お幻の孫。忍術は全く身につけられなかったが、相手の目を見るとあらゆる忍術を 無効にしてしまう、「破幻の瞳」を生まれつき持っている。夜叉丸 女の髪を寄り合わせて強くした糸を使う忍者。蛍火とは恋人同士。小豆蝋斉 手足を伸ばしたり縮めたりできる老人忍者。薬師寺天膳 伊賀忍者の参謀的存在。何度でも蘇る不死の術を持っている。雨夜陣五郎 塩に溶ける体質。水に浸かると戻れる。ナメクジのようにこっそり這って 移動する。海が苦手。筑摩小四郎 天膳と朧を慕っている。息を吸うことで鎌鼬を作り出すことが出来る。蓑念鬼 全身の毛を自在に動かしたり硬くしたりすることができる。蛍火 虫を使った幻術を使う女忍者。よく蝶を飛ばして人を惑わす。朱絹 体から血を撒く女忍者。その血で身を隠したり相手の視界をさえぎって戦う。 小四郎を想っている。この20人が殺し合いをする。回ごとのタイトルも、「十対十」から減っていく。もともといがみ合ってはいたものの、理不尽な戦いに20人が翻弄される様が悲しくも、そこがこの作品の面白いところです。全員の思いが哀しいです。忍者とは、そういう定めの下にいるのだと言われたらそれまでですが、というより、本人達もそういう覚悟でいるのだけれど、そんな危機迫る状況で生きてないわたしたちには本当に切ないですね。甲賀も伊賀も、家康のためではなく、それぞれの組の誇りのために戦っているのですが、そこに個人的な思惑も絡んで、ねえ!もう!ラスト、本当に哀しくて、号泣しました・・・朧と弦之介は特に、敵対してる組同士だから特にね。原作・アニメ・映画、全て見てみようと思います。映画は、全員出てないみたいですね。朱絹いなかった・・陽炎は、黒谷友香さんみたいです。ちょっとイメージ違うなあ。この作品(漫画ね)に出てくる女忍者たちが大好きです。朧はちょっと余り好きじゃないけれど。他はみんな好き。男忍者も好きだけどね。小四郎とか夜叉丸とか。弦之介もブレない良い男で、かっこいいです。他にも漫画化してる漫画家さんがいるようなので、そっちもチェックしよう。はまりましたね。次。箱田真紀「クロスボーン探偵団」全1巻。ガンガンウイングコミックス。未咲が経営する探偵事務所に来た依頼を解いていくのが基本ストーリー。だが、未咲は16歳くらいでお嬢様育ち(今は家出中)だし、頭も切れないし、なんか全然探偵に向いてない。何も活躍しない。それが腹立つ!!事務所の探偵の1人、紫貴(しき)は、探偵らしい探偵で、この人がいなかったら成り立たない。普通の漫画として読んだら、それなりに楽しめるかもしれないけれど、事件解決物と思ってわたしは読んだから、かなりがっかりな結果だった。タイトルに「探偵団」とついてる以上は、これはダメでしょう!と思いました。来る依頼も余り面白くない。まあ、それは、依頼主が悪いんだから仕方ないけれどw同時収録の「スクランブルフィッシュ」という、人魚の姫が人間世界に迷い込む話もなんだか面白くなかったな~他の作品はどうなんだろう?機会があったら読んでみます。高瀬志帆(長坂秀佳・原作)「彼岸花」 全1巻。角川ホラーコミックス小説で出た「彼岸花」の漫画化作品だそうです。原作、聞いたことはあるけれど読んだ事ないです。漫画読んで想像するに、きっと原作は凄く面白いんでしょう。でも、漫画はちょっとさらっと表面をさらっただけという感じが凄くします。原作読んでなくてもそういう感じがする。あらすじとしては、運命に導かれて京都へ向かった女3人だが、京都で恐ろしい目に遭う事に。実は3人には本人達も知らない共通点があったのだった。その共通点とは?そして3人を狙うものとは?という感じ。ホラーなはずなんだけれど、漫画は全然恐くない。高瀬さんの絵柄は悪くないんだけれど、やっぱりページ数が少なすぎなんだよね。倍は無いと足りないでしょう。漫画化したり映画化したりすると、大抵長さが足りなくて物足りない作品になりがちですよね。そこを上手くクリアして、演出にできてる作品は、それでも面白くなりますけれど、大体がそうは行かないですね。残念だけれど。そんなに無理矢理漫画化・映画化しなくたって良いのにと思いますが、何か理由がいろいろあるんでしょうね。さっきまで見ていた「めぞん一刻」も、あの終わり方はなんですか?納得行きません。連ドラにして、もうちょっとちゃんとやってくれればいいのに。雰囲気は良かったから。伊東美咲は違うと思うけれどね。めぞん一刻、今日読もうかな~でも、まだ読み終わってない作品いろいろあるからね。さきそっち読まなきゃ、感想書けない。忙しいな、わたし。
2007年05月12日
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自漫党の結果報告。スキャナの調子が悪いので挫折。明日頑張ります。しかたが無いので、漫画の話。井上三太「BORN 2 DIE」 太田出版 全1巻写真が無い。ついでにわたしのカメラも見当たらない。どこいったんだ?前に読んだ隣人13号が面白かったので、2ヶ月くらい前に買ってみました。あらすじというあらすじもないのですが・・・ある夜、あるコンビニに1人の気弱な男が強盗に入って、次の日の朝、別の男が容疑者として疑われ、警察に連行されるまでの話。凄く凝った漫画です。永遠に完結しない、解決しない漫画。詳しく書けないのがもどかしい~!!!実際にこういう事件が起こったとしたら、結果だけ(容疑者が捕まるところ)を見たら単純な大量殺人みたいに見えるだろうけれど、その裏にこういうことが起こったとしてもそれはだれにも分からないもんね。どうしよう。真実って何?隣人13号(中村獅童で映画化されたと思う)は、過去いじめられた経験から、もう一つの人格が生まれてしまった男が主人公。いじめた相手への復讐を何年もの時を経て果たそうとする。隣人13号もボーン2ダイも、きっかけは些細なことで、もしかしたら誰にでも起こり得る事件なのかな?と思うと怖い。井上さんの絵は、本気かわざとか分かりませんが、拙い感じというか大味な感じなのですが、それが余計に怖さを増幅させてる気がする。絵柄のせいで、かなりの暴力描写も余り迫ってこないのに、それが余計に怖いよぅ!いてほしくないけれど、絶対こういうやつら、そこらにいるよ!って感じを出すのが上手いんでしょうね。多分。警察官があんなんだったらダメだけれどね、現実では。そこはダメだけれど。でも面白いですよ。他の作品も読みたい。時々絵が可愛い。関くんとか。次。みなみ佐智「ブリキの缶づめ」 花とゆめコミックス 全1巻ぬいぐるみ作家志望の桜川なびき。手芸工芸でプロを目指す人が集まる「技能部」に入部することに。そこで、銀細工デザイナー志望の深町一流と出会う。少女漫画らしい絵と話でさらっと楽しく読めました。案の定、なびきと深町くんの恋の行方は?などの要素もあり、部の活動でのトラブルもあり。深町くんが広島弁なのが素敵です。絵柄的にはもうちょっとカッコいい方がいいなあ。勝手なこと言いますけれどwそれから、なびきが一生懸命なのは分かるけれど、なんか甘い気がする・・深町くんのことすきなのかどうかもはっきりしないし。作るぬいぐるみもわたしの好みじゃないし。それは趣味の問題だからいいんだけれどね。ぬいぐるみ作家って、もっと写実的なもの作るかと思ってた。
2007年04月24日
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さて、ここで問題。下の写真に犬は何匹写ってるでしょうか?初級。中級。上級。おまけ画像。ワイヤーフォックステリアの子供と干されたぬいぐるみ。特に意味はありませんwさて、昨日読んだ漫画。加藤伸吉・杉元伶「国民クイズ」(太田コミックス 全2巻。多分他のもある)何年か前に買って、友達に貸したりして手元にずっとなかったのですが、久々に思い出して読みました。簡単にストーリー。この漫画の舞台となる日本には、「憲法第12章 国民クイズ 第104条 国民クイズは国権の最高機関であり、その決定は国権の最高意思、最高法規として 行政、立法、司法、その他あらゆるものに接待、無制限に優先する。本憲法もその例外 ではない。」法律がある。1年365日、毎日毎日テレビで「国民クイズ」が放送される。出場者は、日本国民。あらゆる人が参加できる。予選を勝ち抜いた500名がスタジオに集められ、クイズに参加する。このクイズに勝ち抜くと、どんな願いでもかなえてもらえる。たとえそれが他の法律に触れようとも、国民クイズがこの国で一番の優先事項なので、合法でかなえてもらえる。出場者の希望は人それぞれ。隣人を殺して欲しい、だとか、税金を払いたくない、とか、ママがノックなしに部屋に入ってくるのをやめさせたい、とか。第1ステージは普通のふるい落としクイズで、全問正解すると決勝に進める。決勝では、それぞれの希望に応じて決められた目標得点に到達すると抜けられるが、最後まで達しないと失格となる。失格となったものは、身の程知らずな野望を抱いた罰として、過酷な刑に処せられる。それでも参加者は後を絶たない。また、この国民クイズ法は、日本国内だけに留まらない。日本が経済大国であり、世界有数の核保有国であるために、諸外国も日本に逆らうことができない。そのため、その日本での最高法規である国民クイズの決定は、外国をも巻き込むことが出来る。全世界が注目する国民クイズ。そういう世界で国民クイズ反対派が、国民クイズの司会者を巻き込んでクーデターを起こすというのが大まかなあらすじ。何か凄いでしょ?詳しいこと書いちゃうと面白くないのでやめておきますが、人間の本性というか、欲望の深さが暴走する凄い漫画です。何が幸せなのか、人間が本当に望む国の姿とはどんなものなのか、何か色々考えさせられます。実際に「国民クイズ」を行ったとしたら、どういうことになるでしょうか。加藤さんという人の作品を他に読んだ事ないですが、絵が凄くストーリーにぴったりです。テレビ番組をそのまま漫画にしてる部分、凄く臨場感があります。衣装とか装置とかCMとか凝っていて面白いです。映像化したら面白いかもしれない。実写でやるなら、主役のK井K一は宮迫とかどうだろう?ただ、何か不完全燃焼というか、ラストが煮え切らない感じがあります。もうちょっと掘り下げて欲しかったかな。凄いスピードで膨らんで進んでいるストーリーに対して、尻つぼみ感がある。手放しで絶賛はできないけれど、堂々とオススメはしないけれど、でも凄い漫画なので読んでない人は読んでみたら良いと思います。今日も友達と会ったのですが、会ってた店で入ったトイレの鏡に写った自分の顔色の悪さにびっくりした。風邪引いたのですが、めちゃくちゃ冴えない顔でした。さて、今日が誕生日の有名人。宅麻伸さん、Fayrayさん、小宮悦子さん、レオポルド・ストコフスキーさん、伊藤裕子さん、黒田清子さんなど。ストコフスキーは指揮者です。うちのレオのレオポルドはここから来ています。
2007年04月18日
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篠有紀子「高天原に神留坐す」全3巻 読み終わりました~最後、ともえと坂口くん、どうなるんだろう?とかなりドキドキしていました。紗香ちゃんも含めての複雑な関係も明らかになり、幼い頃の記憶が蘇り、坂口くんの「小さいころの約束 どうする?」の一言でなんかもう!それこそ神に救われた気持ちになりました♪途中、猪瀬くんという気持ち悪い男(ともえの大学の同級生で元彼)が現れて、ともえとも坂口くんとも野々木八幡宮ともひともんちゃくありましたが、無事収まってよかった!そして最後の最後に野口君(野々木八幡宮の神職見習い。あだ名はザビエル)の意外な正体も明らかになり。五十嵐くん(同じく神職)の恋も明らかになり。1・2巻はかなり笑えるのですが、3巻ではちょっとシリアスめ。それでいて全体はわりとふわふわムードです。絵柄のせいもあって。読みやすいけれど結構深いと思いました。登場人物がみんな魅力的ですね。ドン・タケシ(鴉の「タケシ軍団」のボス鴉)とかピエール龍(猫。ピエール瀧のパクリだw)もいい味出してます。ともえさんの女装束姿見たかったな~ いつも女物の狩衣姿なので。絵も綺麗だし言葉も綺麗。それに神社を舞台に、神職たちの日常を描いているのに、宗教的な押し付けがましさが無い。もっと言えば、宗教臭さがない。宗教が日常にあって良い。前にコメント欄に書いた気がするけれど、わたしは公的なものが宗教を押し付けたり、宗教臭さを全面に出してくるのが大嫌いなのです。漫画でも、ネタとして本気で描いてるのはいいのだけれど、客観的視点を失って描いてるものは受け付けません。怖くて。そういうのは、もっと個人的にやるべきだと思う。その点、この漫画はタイトルこそ大げさに映るかもしれないけれど、凄くニュートラルな感じがしていいです。読み手に判断をゆだねているというか。そもそも篠さんは神道系の信者ではないみたいですが。でも愛はちゃんとあって、そのバランスが素晴らしいと思うのです。勉強にもなるしね。全然知られていない作品だと思いますが、もっと読まれればいいのにな、と凄く思います。久々の大ヒットです。中の上ヒットは割りとよく出るのですが。次。昨日書いた山崎峰水(大塚英志・原作)「黒鷺死体宅配便」1巻を読みました。まだ1巻しか読んでいないので今後分かりませんが、ヒットの予感がします。絵も好みだし、話も良いです。ちょっと変わった探偵物?どっちかっていったらホラー?死体の声が聞ける唐津を中心に、死体の依頼を受ける仕事をしている仲間たちの話。色んな人が色んな事情で死んでいます。モチーフに使われるものも、遠野物語だったり、都市伝説だったり、保険金殺人だったり、素敵です。まだはっきりしていませんが、唐津にはどうやら死体を動かす能力もあるらしく、殺人の場合、死体が犯人に襲い掛かったりして。「黒鷺死体宅配便」の他のメンバーは、エンバーミング(死体の修復や保護保存用の加工等をする)の天才やら、死体だけにターゲットを絞ったダウジングの天才やら、チャネリング能力者やら、大きい能力はないけれど、ハッキングとか情報収集が得意なリーダーやらがいて、ちょっと凄いですよ!チャネリングやら死体の声を聞くとか、そんなんが一杯でてくる割には浮世離れしてない妙な現実感は何なんだろう。今後に大いに期待。因みに、こっちのメンバーたちはみな「某仏教大学」の卒業生と在校生。偶然にも仏教と神道の漫画だった。日本のこういう宗教は、地に足が着いてる感じがして好きだ。変に夢を見させてくれないというか・・wそうだ、大事なお知らせ。第5回自由漫画党集会開催が決まりました。来週の土曜日、21日です。テーマは「ママレードボーイ」と「ハンサムな彼女」。吉住作品まとめて2つ。今回も参加してくれる人募集!案がある方は、私書箱よりわたしまでお願いします!!いるたさん、宜しく♪あ、自由漫画党がなんだか分かりません!知りたいです。という人は、ブックマークにある「気まぐれ娯楽新聞」の中で探してください。それから、21日に次回のテーマ作品も決めちゃいますので、次回これをやりたい!という案がある人もどうぞ。これはコメント欄でもいいです。最近ニュースとか以外だと、バラエティしか見てないから、余り俳優さんが分からない。お笑い芸人とかばかりだw
2007年04月15日
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昨日読んだ漫画。藤原規代「ハードロマンチッカー」、樋口橘「スワンレイク」「ハードロマンチッカー」(花とゆめコミックス 全1巻)あらすじ。幼い頃に離れ離れになってしまった初恋の「トモちゃん」を追いかけて、難関校に入学を果たした松本壱。11年間文通していたトモちゃんによると、アパート・ライズに住んでいるということで、やってきた壱だったが、そこにはトモちゃんは居らず、学校でも見つからない。壱はだまされたのか?トモちゃんはいずこ!?一生懸命トモちゃんを探す壱くんがかわいいです。トモちゃんが見つかってからの、トモちゃんと壱の関係も素敵!伊織先輩と大和がかっこいいこと!凄く純粋に楽しめる少女漫画でした。壱の弟、双葉も可愛いし。ファンシー便箋を買う大和!!一分以内に階段を登ると願い事が叶う話が好き。藤原さん、絵が綺麗・可愛いです。読みやすいし。崩し方も上手い。崩し方がへたくそだと、途端に冷めるからね。みんな髪がサラサラでいいなあ。一緒に収録されている「ダイヤモンド」は、有名バレリーナの娘が、バレエに挫折するも社交ダンスで才能を開花させる話。短編。でも、ちょっとありきたり。普通に楽しめるけど。北川さんがもっと性格悪い人だと面白いのにwハードロマンチッカー、もっと長く書いて欲しかったです。最近そういうの多いな。無駄に長く続いてるのもあるのにね・・・これも後5冊くらいは行ける!壱、まだ入学したばかりだし。双葉が入学してきて1年間分くらいは描いて欲しかったな~「スワンレイク」(花とゆめコミックス 全1巻)写真無かった。童話をモチーフにした短編3本。「スワンレイク」(白鳥の湖ですね)、「人魚」、「かえる王女」。どれもいいよ!!3本とも主人公は、いろんな事情を抱えた美人。どの話も面白くて、どれが一番好きとか選べない!でも、主人公の中ではスワンレイクの仁礼椿(にれつばき)が好きだな。それぞれ簡単にあらすじかくと・・「スワンレイク」 学校では、美人で頭もよくてお嬢様で、完璧で、と思われている椿だが、実は家は凄く 貧乏。その所為で大学にも行けそうもない。だから、高校生活に賭けている。 完璧を演じて、玉の輿に乗ろうとしているのだった。しかし、ある時、実家をクラスメイトの 相葉に見つかってしまう。どうなる、椿!?w「人魚」 かつて人魚姫だったころの呪縛で、好きな人の前では口が聞けない但馬。三輪先生のことが 好きなのに、先生の前では緊張しすぎて口が聞けないどころか、不審な態度をとってしまう。 それが行き過ぎて、ついに先生に嫌われてしまう。どうなる、但馬!?w「かえる王女」 中絶手術を終えて病院から出てきた菊姫頼子を偶然目撃してしまった鵜飼哲朗。 呼び止めようとしたその時、カエルを踏んづけそうになった瞬間、鵜飼自身がカエルに 変身してしまう。以後、誰かが「かえる」と言うたびにカエルに変身し、また「かえる」 と聞こえると元に戻れる体になってしまった鵜飼。図らずともお互い秘密を握ってしまった 2人は、頼子の頼みで偽装カップルになる。鵜飼もこれに乗じて、頼子の家に(1人暮らし) 転がり込む。なにやらもっと秘密のありそうな頼子。それを探ろうとする鵜飼。 どうすんだ、頼子!?wスワンレイクの、おじいちゃんと桃が可愛い~ 椿のおじいちゃんと弟です。かえる王女の、カエル鵜飼も可愛い!ポーズがさ。樋口さん、凄く上手い漫画家ですね~。漫画としての絵が上手い!!どれもパターン的には定番かもしれないけれど、でも最後、面白い。特にかえる王女。そうだったの~!!というね。ちょっと泣けるし人魚の、現実だか幻想なんだか分からない世界観も素敵。台詞も上手いです。柱の漫画やあとがきやおまけ漫画も凝っていて丁寧で満足。学園アリス、読んでみようかな。2冊とも、何ってことない漫画なんだけれど(言い方が失礼だがw)、凄く面白かったです。変に重くなくって、楽しく読める作品でした。
2007年04月08日
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今日は大人クラスの人たちと韓国料理を食べに行きました。わたしは韓国料理は苦手なんですが、メンバーが楽しいので行きました。食べられるものだけ食べました。手羽先がおいしかったです。でも殆ど食べられない。メンバーが良いからいいのです。楽しかった。Mちゃんの、中学時代の素敵な思い出の話を聞きました。「顔は覚えていないけれど、学校の前で雨で滑って転んだ時に、さっと手を差し伸べてくれた 先輩(男)がいた」という話。王子様に見えた、という話。薔薇が見えた、という話。ああ、いいね~そういう思い出^^転ぶのは嫌だけど。あと、やっぱり脱毛の話。それから、妄想話。結局これ。そんなことより。昨日読んだ漫画。花輪和一「刑務所の中」青林工藝舎 全1巻 2000年発行花輪さんの漫画は好きで、読んでいたのですが、この本を読むのは初めて。噂は聞いてましたが。花輪さんは、過去に銃刀法違反(改造銃を山林で試射したから)で逮捕され、拘置所・刑務所で3年間過ごした漫画家。控訴せず、判決をそのまま受け入れた潔い人。その後モデルガン集めもすっぱりやめている。この漫画は、その服役時代のことが描かれている。思い出をただ描きつけただけなのです。別に、何かを訴えるでもなく、その経験から発想を得て創作したわけでもなく、ただひたすら思い出を描き付けてる。事実(多分)を描いているわけだから、ストーリーが面白いとか面白くないとか、そういう問題すら出てこない。創作と言える部分は、3年と言う長い思い出の中から、どの部分をチョイスして描くかという部分だけな気がする。これは、この漫画がそういう漫画だ、ということなだけで、だからつまらないということじゃない。おもしろいよ、これ。なんか作者の几帳面で拘りの強い性格がうかがい知れる感じ。淡々と描かれているけれど、変に細かい絵に、執念を感じる。花輪さんはもともと凄く絵が上手い人ですけれど、これ以前の創作の漫画と違って、実録なわけだから、執念が余計紙に焼き付けられてる感じがする。何の寓意も無い(ように思える)のに、凄く真摯な気持ちで読んでしまう。ありがたい言葉を頂いてるときみたいな。なんなの、この感覚。時々、刑務所内の現実に、幻想が混じりこんでくる。そういう感覚は、実際に覚えたものなのだろうか?わたしはそういうところに収容されたことないので、どんな感覚か分からない。漫画から見て取れる花輪さんは、あまり反省はしていない。実際の罪は、一応法律でダメって言われてることだからいけないんだけれど、誰か人に迷惑掛けての罪ではないから、妙に読む方もコミカルな気持ちで読んでしまうのかも。花輪さんは、刑務所の中の生活を楽しんでいるように見える。どんな状況に於いても、その状況を受け入れて楽しめる人は立派な人だとわたしは思うので、そこにはかなり感動した。いや、本当にすごーく悪いことして、人に迷惑掛けたのに反省してないとか、楽しんじゃったりしたら人としてダメだけれど。細かいところでは、普段知ることの出来ない刑務所内の様子や規則を知れるのも面白い。何と位置づけたらいい漫画なのか分からないけれど、読んで損はない気がする。潔さが逆に怖い感じすらするけれど、でも花輪さんという凄い漫画を描く人の素の部分が見えるようで、ちょっと嬉しくもある。普段は幻想的な世界、民話やアヤカシの話やら、そういうのを多く描いている人が、どういう精神の持ち主なのか、ここから想像した。今日。ようやく「高天原に神留坐す」の3巻を買えました。やっと見つかりました!!これが最終巻なので、読んだらちゃんと感想書きます。最近、凄い勢いで本を読んでいます。眠いです。4月7日が誕生日の有名人。フランシスコ・ザビエルさん、宮城道雄さん、團伊玖麿さん、フランシス・コッポラさん、ジャッキー・チェンさん、鉄腕アトムさん、パンチョ伊東さん、ジャニス・イアンさん、オーレ・キアク・クリスチャンセンさん、法然さんなど。ザビエルは誰もが知ってるあのザビエル。宮城さんと團さんは作曲家。宮城さんは春の海が有名。多分タイトルは知らなくても誰もが知ってる曲。團さんは、オペラ「夕鶴」が有名。クリスチャンセンは、レゴの発明者だそうです。法然は浄土宗の開祖。
2007年04月07日
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横溝正史「貸しボート十三号」を読みました。これ、凄い本です!!隙が無い!!犯人の意外性、トリック、ストーリーの無駄の無さ、会話の無駄の無さ、登場人物の無駄の無さかなり完成度が高いですね~短編なのですが、長さも丁度良いし、余り不幸でないところもいい。それから、耕助がなんか可愛い。長編では、獄門島がかなりの完成度(上のようなポイントにおいて)だと思うのですが、こういった金田一モノの短編は余りしられていませんよね。映画やドラマにもなっていない(多分)せいもあるかと思いますが。でも、短編にもかなりいいもの一杯ありますよ。もっと読まれるといいなあ。わたしはこの貸しボート十三号が凄く気に入りました。わたしの好きな見立て等は無いのですが、本当に無駄がないのですよ、何度も言うけれど。それでいて、情景は素敵。死体の発見現場の情景。いや、勿論現実にそんなこと起こったら全然素敵じゃないんだけれど、そこはほら。小説だから。一緒に収録されている、湖泥も好きだ。さて、この間(一昨日か?)書いた入学式のスーツの話。思うに、わたしの行った大学は、服飾学部があったせいもあって、スーツの人は少なかったんだと思います。今思えば。ホント、今思えば。今日思えば。みんな華美な恰好してました。ロリ系の人もいっぱいいたし。わたしの隣には3人くらい座ってました。可愛かった。スーツといってもヴィヴィアンのスーツとかは結構居たな。わたしは服飾学部ではありませんが、うちの学部も(入学式は合同)みんな適度に華美な恰好でしたな。異様な世界だな。面白かったけど。その後の普通の授業の時も、割りにみんな普段の華美使用だったし。華美な学校wいや、華美は言いすぎだけれど。華美って言いたかっただけだけどw飯島愛引退特番にもらい泣き。昨日はそういえば、1Lの涙でもらい泣き。見るつもり無かったのに、ついつい見ちゃってもらい無き。どっちも。人生の引き際は難しいですね。関係ないけれど、よく「○○したくてもできない人もいるんだから、○○出来ることを幸せに思え!」とか言う人いるけれど、わたしにはその理論は理解出来ない。○○をしたくない人の気持ちは一体誰が理解してくれるんでしょう。と思っちゃう。人と比べたってしょうがないとか言うくせに、そういうときばかり人と比べる。○○したくても出来ない人の前で、○○出来る人が「したくない」と言うのは無神経だと思うけれど、でも個人の中で考えれば、人のことなどどうだっていいわけで。考えを改めさせたいなら、その人個人の内情について言うべきであって、人の出来ることしたいことと照らし合わせて、思い直させようとする手段は正しいと思えない。正しいっていうか、有効だと思えない。わたしだったら思い直さない。まあ、病気とかには誰だってなりたくないに決まってるけれど。でももしそういう状況になったら、どうしようか。わたしだったらどうするかしら?想像してみてもわかりませんわ。お母さんが「太夫がチョコ食べたで!」とか言って騒いでいます。この間太夫はチョコを食べて吐きました。勝手に人の鞄の中から出してきて食べて吐きました。今回も吐くかもしれません。本能というものが無いのか、お前は!!
2007年04月06日
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昨日読んだ漫画。篠有紀子「高天原に神留坐す」全3巻 KC Kiss全3巻ですが、わたしが今現在持っているのは2巻まで。あらすじ。都会のグリーンオアシス・野々木八幡宮。そこで神にお仕えする女性神職・ともえや坂口くん、女子高生バイト巫女・紗香たちが繰り広げる、ドタバタドラマ。この漫画、めちゃくちゃ面白い!!!買って大正解!!3巻急いで探さなきゃ!神社の中なんて、全然未知の世界だけれど、こんな感じなんだな~神社だけあって、精神世界の話やら死後の話やら、呪いの話なんかもあるけれど、でも働いてる人たちだってやっぱり人間だから、そのギャップが面白い。凄く笑える!!そのくせ癒される!!ともえや宮司(ともえの父がこの八幡宮の宮司)や坂口君の複雑な関係が出てきたりするくせに、凄くさらっとしてる。じめじめしてない。読みやすい。ともえが凄く恰好いい。袴姿も似合うし、そもそも綺麗だし~あ、因みに、このタイトル「たかまのはらにかむづまります」と読みます。たかまがはら、じゃなくて、たかまのはらです。祝詞の中の言葉みたい。この本読んでますます神道に興味が湧きました。最近、わたしに一番会うのは神道じゃないだろうか、と思っているもので余計に。仏教より合ってる気がします。全体的に、岩館真理子さんっぽい。さらっとコメディみたいな。絵もそんな感じだし。でも。篠さんの方がもっと地に足ついてる感じ。岩館さんはふわふわしてるから。絵が綺麗ですよ、篠さん。読みやすい。カラーも綺麗。早く3巻読みたい!!ともえと坂口くん、どうなるの!?ちゃんとした評価は、最後まで読んでから下します。今日が誕生日の有名人。金田一春彦さん、中島らもさん、エディ・マーフィーさん、田辺誠一さん、高橋由伸選手、上原浩治選手、千住真理子さんなど。金田一さんは、国語学者で、有名ですよね。辞書とかで。千住さんはヴァイオリニスト。以前にサインを頂いたことがあるので思い入れもひとしお。おめでとうございます!!
2007年04月03日
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昨日はテレビを見なかった分、長風呂しました。そこで読んだ漫画。伊藤潤二「ミミの怪談」伊藤潤二さんはわたしの好きな漫画家ベスト3に入る人です(因みに他の2人は川原泉と山岸凉子)「ミミの怪談」は、伊藤さんの本では一番最近買った本。伊藤さんオリジナルではなく、原作付き。どうやら、現代百物語「新耳袋」(木原浩勝・中山市朗)という本からの幾つかの話を漫画化したみたいです。ところが、かなり伊藤潤二テイスト溢れる漫画に仕上がっていますね。あとがき漫画にて、かなり原作をいじったと言ってはいますが、流石伊藤潤二!!短編が6本入っているのですが、一応全て、ミミという少女の周りで起こった不思議な話になっています。いつもの伊藤潤二通り、何の説明も無いまま終わる話が多い。不思議なものは不思議なままそこにあるだけ。例えば、1話目の「隣の女」。隣に住んでいる気味の悪い女の正体を見ることはできたものの、なんでそうなったのかが謎のまま。女の目的も、何故そんなことするのかも分からないまま。しかも、大抵の場合、正体がばれたら、その後姿を消したり、目撃者を始末しにかかったりしそうなものの、そういうことも特になく、そのまま隣にい続ける。説明しようのない話なので、ストーリーについてはもう書きません。読んでみてください。絵は相変わらず上手いです。凄いです。きっと部分的に凄く神経質な人だと思います。あとがき漫画の自画像、本当に似てるのか(似せて描いてるのか)分かりませんが、漫画を読んでいてイメージする伊藤潤二はあんな感じ!怖い!!自画像も怖いけれど、漫画も怖いです。怪談だから当たり前かもしれないが。絵の綺麗さも怖さを増長させてます。何か後からじわじわくる!お風呂で読むもんじゃないですね。背後が気になってしょうがないよ!それから、装丁もめちゃくちゃ凝ってる!!素敵。わたしの好きなベスト3漫画家は、好きなだけじゃなく、崇拝すらしていますのですが、その期待を裏切らない良い漫画でした。
2007年03月22日
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以前に、大相撲シールや大相撲カレンダーを贈って送ってくれた友達が、今度は番付表を送ってくれました。ありがとう!春日錦(前頭)さんから貰ったんだそうです。判が押してありました。応援しよう!昨日お風呂で読んだ漫画。一條裕子「犬あそび」 ビッグスピリッツコミックススペシャル。 強そう。写真がなかったのでわたしの本で。一條さんは大好きなので、見つけたら買っています。この本は1ヶ月くらい前に買いました。あらすじ。作家ヒサツグは、幼い頃母に禁止されて以来30年、犬を飼う事をずっと夢見ている。大人になり、1人暮らしも始めたヒサツグは、いよいよ犬を飼おうと心に決める。ヒサツグはいつも和服を着て、大家さんちの庭や自分ちの縁側で妄想を繰り広げている。犬を飼うための前準備として、まず、幼い頃から「モーリス」という犬を紙で作ったりぬいぐるみで作ったりしていて、現在は「モーリスV(五世)」というぬいぐるみを大事にしている。そのモーリスV以外にも、妄想で玄関のたたきに犬を飼っている。関わる人間と言えば、大家さんのじいさんと奥さんとののちゃん。それから編集者の小出君。小出君は犬を馬鹿にし、猫を崇拝している人物。それらの人々にいろんなことを吹き込まれたりして、ヒサツグの心は揺れ動く。犬は飼いたいのに、いつまでも妄想するばかりで最後の一歩が踏み出せない。全44章。それぞれ5ページ程で構成されている全部の章に「○○ごっこ」というタイトルが付けられている。42章までは全部、ヒサツグの「犬を飼うに当たっての、または飼っての妄想」が描かれている。そしてついに43章、自然な形での仔犬との出会いが、ヒサツグに訪れそうになる。しかしヒサツグは・・・・・それは読んで見てください。何かね、凄く下らないのに哀しい。いい年してぬいぐるみを可愛がってるし、友達は居ないし、妄想ばかりで行動に移せないし、凄く馬鹿馬鹿しいことがずーっと描かれているんだけれど、でも、幼い頃拾ってきた子犬を母が許してくれずに哀しい思いをした、ということにずーっと、30年たった今でも縛られているわけです。呪縛。因みに、その時の仔犬は同級生の女の子が引き取ってくれ、その仔犬が「モーリス」。こんな大げさなことじゃなくても、誰しもいろいろ長い間捕らわれていることってあると思います。それが及ぼす影響の哀しさ。それが滑稽なほど哀しい。ヒサツグに犬を飼える日は訪れるんだろうか・・・・おまけで付いてる「モーリスV」の型紙、作ってみようかな。今日が誕生日の有名人。浅利慶太さん、鳥越マリさん、木村多江さん、矢沢心さん、柏原崇さん、姫神さん、鳳啓助さん、安芸乃島勝巳さん(元力士)、若乃花幹士さん(初代)など。若乃花幹士さんは、若貴のおじさんです。
2007年03月16日
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この間、友達とも話していたのですが、あるある大事典絡みで「レタスに催眠効果は無い」っちゅう話ですね。実際どうなんだか分かりませんが、わたしはレタスが嫌いなので食べて眠くなった経験もないし、それはどうだっていいんですけれど、その話は一旦置いておいて、わたしは「ピーターラビット」が好きです。本もいっぱい持ってます。グッズもいろいろ持ってます。あんまり意識したことなかったけれど、好きなキャラクターは何?と聞かれたら、今まで特に無いと思っていたけれど、ピーターラビットがそれに当てはまることに気づきました。でね、置いておいた話を持ってきますと、ピーターラビットシリーズの中に、「フロプシーのこどもたち」という話があるのですが、その中に、“れたすをたべすぎると、『さいみんやく』のようにきくということです。 わたしはれたすをたべて、ねむくなったことはありません。もっともわたしは、 うさぎではありませんけれどね。 でも、フロプシーのうちのこどもたちには、たしかにさいみんやくのようにききました!”というのが出てくるのですよ。うさぎには効くのかなあ。レタスの話はもう終わり。フロプシーというのは、ピーターのお姉さんです。妹かもしれないけれど。ピーターには、ベンジャミンという従兄弟がいるのですが、ベンジャミンとフロプシーは結婚して、子供が生まれるんですよ。で、その子たちがレタス食べて寝ちゃうんですよ。可愛いね!「ピーターラビットのおはなし」とか「ベンジャミンバニーのおはなし」で出てくる、ピーターたちが泣くシーンが可愛いです。これはわたしが所有するピーター本の一部。日本語版ボックスセット↓ これはわたしがまだ可愛かった頃、お父さんが誕生日にくれたものです。いい思い出。そして、英語版。の子供向け↓これくらいならなんとか分かる。塗り絵も持ってます。もう十数年前に塗りつぶしちゃったけれど。ここ何年かピーター熱はなかったのだけれど、思い出したらまたいろいろ欲しくなっちゃった。この間も、ドラッグストアでポイント集めて買えるピーターのぬいぐるみ、一番大きいのを買っちゃった。正確に言えば、買ってもらっちゃった。ラッキー♪でも大きすぎてあまり可愛くないんだよね。実は、バレエ作品で「ピーターと仲間たち」というのがありまして、映像作品なんですが、これがまた素晴らしい出来なんですよ!ピーターラビット好きで、バレエも好きな人で、まだ見たこと無い人は、是非見て!本当に面白くて可愛くて楽しいから。めちゃ踊るリスやうさぎやアヒル。ちゃんとジマイマとかも出てくるんですよ~。凝ってる!興奮して、まとまらない文章になってきたな。シルバニアの人形とか家とか、昔集めてたなあ。あれももっと金持ちになっていっぱい集めたいな。めちゃくちゃ完成度高いですよね。まとめると、動物っていいよね、ってことですよ。それで、バニーとラビットの違いってなんでしょうね?今、ゆうこりんがウルルンに出てますが、さだまさしの「関白宣言」のつもりなのか奇妙な歌をイタリアの人に披露してました。そんなところも可愛いですね。羨ましいですね。紀香と結婚した陣内さんもね。羨ましいね。
2007年02月18日
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昨日はお風呂で風光る21巻を読みました。雑誌で読んでいるので、内容は分かっているのだけれど、まとめて読むとやっぱり違います。ついに沖田先生が、セイちゃんへの想いに気づき始めるのですが、時代や立場や思想がいろいろと絡んで、なかなか大変です。この巻だけじゃないけれど、セイの沖田先生への想いは、ただ、好きとか愛とかそういうものでなく、慕うというのがぴったりです。今の世で、好意を示すのに「あなたのことを慕っております」などと言う人は殆どいないと思うけれど、わたしは言いたいなあ。わたしにとって、理想の好意の表現が「慕う」だからです。いや、セイちゃんと沖田先生の関係は、漫画で見る分には憧れも混じってみてますが、実際自分がそういう立場には立ちたくないです・・・苦しすぎて。でも、「慕う」という表現、いいなあ。作中に、「先生の為なら人も殺せる。自分の命も惜しくない」とか「先生を守りたい。だから強くなりたい。」という表現が何度か出てきますが、同じようなこと、現代でも言う人が(ドラマとか漫画とかも含めて)いますけれど、セイたちが生きているこの時代、その台詞は本気です。ただの、気持ちの度合いの表現だけでは終わらないのですよね。本当に、台詞に殺生が伴ってしまう時代と身分だからこその、本当に重みのある言葉です。この先、どうなるのでしょう?雑誌では、斉藤先生と沖田先生とセイのそれぞれの思いが絡まって、また面白いことになってますが・・・実際には、慕った人はいなくなってしまう運命にあるような気がしてなりません。慕う相手がいつも側にいる清三郎はなかなか幸せです。側にいすぎて苦しい思いも沢山してるから、どっちもどっちかな。とにかく、ああいう時代(幕末・新撰組)に生きている人たちは、わたしたちと違う価値観・思想で生きてるわけで、それは想像してみてもやっぱり体感は出来ない訳で、本当のところ、セイや沖田先生たちの気持ちがどうだったかは分からないけれど、セイちゃんが幸せになれるといいなあ。漫画の中の人だけど。いつか「○○様、お慕いしております・・・・」と、着物で言ってみたいです。この間の「遠山の金さん」面白かったなあ。マツケンやっぱり上手いね。カッコいいし。「見覚えがねぇとは言わせねぇ!」も言ってみたい。何を見せるかが問題だけど。欲しい本がたくさんある。本屋を買い占めたい!
2007年02月01日
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今日は友達に会って、誕生日プレゼントを渡してきました。PS2を最近手に入れたということなので、わたしの2番目に好きなRPG「テイルズオブファンタジア」をプレゼントしました。可愛くラッピングして。わたしはゲーム好きなのですが、ドラクエシリーズもFFシリーズもやったことありません。でもテイルズオブシリーズは大好きでやっているのです。中でもファンタジアがお気に入りです。PS2を手に入れたのにプレステのソフトですけど。原点ですからしかたありません。で。突然始まる漫画紹介。今回は筒井旭さんの「汝なやむことなかれ」(全9巻・マーガレットコミックス)です。写真が無かったので、わたしので。何故か3巻。これは、この間の、漫画サークル火の車の集会の時にテーマが「恋愛漫画」だったのですがその時に実際発表した「キス、絶交、キス」にするか、それともこの「汝なやむことなかれ」にするか、悩んだ。という漫画です。 どんなだ・・あらすじ。女ったらしの彦野千秋は、女遊びが行き過ぎて父親にミッションスクール「聖テレジア学園」に入学させられ、さらにテレジア学園の神父・生駒聖(いごま・さとる)の家に下宿することに。同級生で聖の甥の生駒小太郎も同居することになるが、その家には聖の娘・生駒成(なる)もいた。成は、実は聖の兄の娘なのだが、幼い頃に虐待を受け、心に傷を負っている。見た目も話し方も幼く、はっきりしない態度の成を、千秋は初めは嫌っていたが、次第に好きになって行く。しかし、成の心の傷故、千秋とはすれ違ってばかり。どうする!?千秋!という感じ。1月2日の火の車の所にも書いたけど、わたしは普段「恋愛漫画」という基準で漫画を選ぶことは殆どないのですが、これはモロ恋愛がメインテーマです。ミッションスクールが舞台なので、よく聖書からの引用が出てきますが、説教臭くないのが良いです。千秋が成への気持ちに気づいて行く様子や、気づいてからの感情の起伏が、素直に受け取れるので凄く読みやすい。千秋は見た目も凄く良いし女ったらしなのですが、なんだかんだで凄く純粋な人で好感が持てる。千秋の友達の筧くんは、聖のことが好きで、聖の甥の小太郎は筧のことが好き。更に、成に恋する生徒会長・隆史に恋するマリ(男)など出てくるのですが、何か心情的に納得できるので、そういう系が苦手な人でも不快にならずに読めると思います。そんな気がします。絵も綺麗だし、話もすっきりしてるし、マーガレット系では珍しく、お気に入りの漫画です。時にはこの漫画に諭されたりもします。ただ、文句を言うとすれば、終わり方が物足りないです。ちょっと分かりにくいし。もう少しその先も見たいです。成と想いが通じ合った千秋の浮かれっぷりとか、成が変貌していく様子とか、見たかったです。日々心の葛藤に悩まされているわたしとしては、こういう葛藤漫画は好きなのです。心を浄化したい時に読むと良いです。どうぞ。
2007年01月15日
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ここに来てまだ漫画紹介。時間がないので手短に。岩館真理子さんの「アマリリス」。わたしの把握してる限り~5巻。もしかしたら5巻で完結?あらすじ。ちょっと変わった花店店長・桃田と、雑誌編集者・赤井さんの恋になりそうなならなそうな話。桃田はフィギュア集めやホラー映画鑑賞を趣味にしている。赤井さんは、ぼーっとした人。岩舘さんは、精神世界をテーマにした漫画も多く描いているけれど、そっちも素敵な作品が多くて好きだけれど、こういうコメディみたいなのも凄く上手い。この「アマリリス」は、さらりとしているのに凄く笑える。桃田の一直線な性格、思い込みの激しさと、赤井のやる気の無さの絡み合いが見事。恋愛がメインテーマになっている漫画でここまではまったのは初だと思う。本当に面白い。台詞が上手いんだよ、岩舘さんは。シリアス作品でも、コメディ作品でも、台詞がいい。さらりとした絵もどっちにもあう。シリアス系には勿論。凄い透明感を演出している。コメディ系は一見合わないように見えるけれど、しっかりはまる。流石、上手い漫画家さんです。過去の作品もおもしろいから、是非読んでみてください。
2006年12月25日
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連載中の漫画紹介第2弾。はやかわともこさんの「ヤマトナデシコ七変化」~17巻。です。あらすじ。中学生の頃、「ブスは嫌いなんだよ」といわれてフラれてから、オシャレを捨て、顔を隠し、暗闇に引きこもってホラー映画を見たり、オカルトグッズを集めて暮らすスナコ。スナコの両親がアフリカに行くことになり、叔母さんの家に預けられることに。その家には既に下宿人の先客が4人いた。その4人は、近隣では超有名なカリスマ美少年4人組。おばさんは彼らに「スナコをレディに変身させられたら家賃タダ」という条件を出す。何とかスナコをレディにしようと奮闘する4人だが、スナコの心の闇は深かった・・・という感じ。スナコは引きこもってはいるものの、実は凄く強い(戦うと)し、綺麗にすれば綺麗だし、カッコいいです。そのままでも。4人組の1人・恭平と、くっつきそうなそうでもなさそうな感じでずっと続いているのですが、恭平も、無理してスナコを変えなくてもそのままでもいいんじゃないの?という考えの人なのでこんな良いことは無いだろう、と思うのだけれど、スナコは美しい人を見れない病です。長年暗闇に引きこもっていたので、まぶしい人や本当にまぶしいもの(太陽とか)をまともにみれないのです。蕁麻疹が出たり、鼻血を吹いたり、気絶したり、大変な症状が出ます。これを克服しない限り、レディにもなれなければ恭平ともうまくいきません。尤もスナコは恭平と上手く行こうなどとは思っていませんが。スナコの部屋、素敵。スナコは、わたしの好きな人たちと同じく、好きなものには一直線女です。憧れます。スナコになりたい!あそこまで自分の世界に浸れたら、どんなに楽しいだろうか。ついでに、この漫画では4人組が(特に恭平だけど)よく脱ぎます。多分はやかわさんが、上半身フェチなんじゃないかと思います。そのせいか、スナコはよく鼻血吹いてます。スナコだけじゃなく、恭平たちが脱いだりするたびに、周りにいる女(年齢問わず)全員が鼻血を吹く場面がたくさんあります。割と血の気の多い漫画です。風光るとは違って、単純に楽しめる漫画です。スナコはこれからどうなるんでしょうか。楽しみです。
2006年12月25日
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妖怪つながりで、水木しげる大先生の「水木しげるのあの世の事典」です。この本は、世界の人々があの世をどんな風に考えているのかを紹介した本です。ですが、水木先生もあとがきで書いているように、大まかに分けて天国と地獄の2種類あるはずの「あの世」ですが、天国についての記述はどの国、宗教においても少ないそうで、美しくて、おいしいものがあって、働かなくても良くて、幸せなところ、というだけで、文を読んで面白いというほどの表現が無いのだそうです。やはり、人は、苦しいことを想像したほうが上を向けるということなのでしょうか。天国に行きたい、という気持ちと、地獄に行きたくない、という気持ちでは、どちらの方が強いのでしょうか。この本を読むと、世界には様々な地獄があり、しかもそれぞれが本当に恐ろしいものとして信じられていることが分かります。地獄の描写だけはどの国・地域・宗教においても細かいです。まるで見てきたかの様に。人は基本的に、そういう残酷なことを想像してしまうものなのかもしれないです。わたしはあまり、天国とか地獄とかは信じていません。いいことをしたから天国に行ける、というのは都合が良くていいなあ、と思うけれど。天国とか地獄とか言うよりも、死ぬ時に自分で自分を許せるかどうかという問題だと思います。多分、自分で納得がいかなかったら、わたしの性格からして凄くすっきりしない、後味の悪い気持ちで死んで行くんだと思います。そうならないように、常に清らかな心で居たいものですが、欲に塗れて生きているわたしには無理なことかもしれません。死ぬ時まで、「ああ、あれ買っておけばよかった・・・・」とか思ってそうな気がします。この本は、世界のあの世観だけでなく、水木先生の素晴らしい点描の世界をも堪能できる優れ物です。
2006年12月25日
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東山聖生さんの漫画。アスカコミックス、全1巻。東山さんの作品をそんなに多く読んだわけでは無いですが、なかなか素敵な漫画家さんです。この本は誰かからもらったんだと思うのだけれど、ちょっと覚えていません。漫画が好きだ、とことあるごとに言っていたお陰で、時々漫画をもらったりして嬉しいです。で、この「天仙」という漫画は、中国物を集めた短編集です。全て実在の伝説などをモチーフにしているのかな?そのあたりはちょっと分かりませんが、どれも凄く幻想的な作品です。名前などが難解で覚えづらいので、苦手な人も多いかもしれませんが、わたしは凄く楽しく読みました。絵が妙に果敢無げで、やわらかくて、絵巻物みたいな雅感があります。そもそも幻想寓話みたいな話は好きなのですが、そういうのを漫画で描いた場合、わりとその幻想の部分を台無しにしてしまう人が多いです。そこでいつも勿体無い!と思うのです。そうでなければ、妙にひねった解釈をしたりして、分かりづらくしてしまう人も多いです。その点、この作品集はバランスが良いです。↑見て!全部「そ」でそろった。ちょっと嬉しい。この世のものでないもの、目に見えない存在、幻想風景などをきちんと描ける漫画家が減った気がします。この東山さん、今も描いてる人なんでしょうか?こういう良い漫画家さんが、消えていってしまわないように祈るばかりです。
2006年12月25日
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以前にもちらっと紹介したけれど、いとうせいこうさんによる「難解な絵本」という本が好きです。前の時にも書いたけれど、母にこれを勧めたら「意味が分からない。おもしろくない」と言って返されました。母とは分かり合えませんでした。一応これは絵本です。いとうさんも前書きで「これは難解な絵本だ」と言っていますからね。その前書きによると、そもそも幼児向けの絵本は難解なものが多い。理解に苦しむものが多い。そんな難解の地獄に苦しむ者たちに「これ以上考えるな」といいたくてこの本を作ったのだそうだ。そう書かれているとおり、この本を考えて読んではいけない。考えたって考えなくたって、意味がわかんないんだから。幼児用の絵本もそうなのかも知れないけれど、ここから何かを読み取れるわけでは決して無い。よくあるような、メルヘンと見せかけて、真実を訴えるみたいなあざとい大人の絵本みたいなものでも無い。メッセージなど何も無い。だって、考えて読むものじゃないんだから。読んだって分からないんだから、何も読み取れるわけが無い。じゃあ、何のために読むのかといったら、字が読みたいから読むんです。これはいとうさんの意図したところとは離れてるだろうとは思いますが、とにかく意味はなくとも字を読みたいわたしにはもってこいです。あ、でも、内容もおもしろいですよ、分からないなりに。もう何十回も読んでます。意味分からないけど。どれも子供の世界を書いたもの(もしくは子供の発言を集めたもの)という形をとっているのですが、そのせいか、かつて自分もこんなこと考えていたかもしれない、という錯覚も起こります。実際にはこんな突拍子もないことは考えてなかったと思いますが、世の中にはいるのかもしれません。興味のある人の為に、いくつか見出しを紹介します。「神社における不可視の生成身体」「前衛と無理解」「幼児性欲への反省」「子供の演説・マルクスを超えて」「ゴムなわ一代」「子供のボケ老人」「非転校声明」など・・・どれも含蓄に満ちているようでいて、何の役にも立ちません!ひまな人は読んでみるといいと思います。
2006年12月25日
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由貴香織里さんの漫画。全1巻。ルードヴィッヒ革命容姿端麗・頭脳明晰・傲岸不遜・女好きなルードヴィッヒ王子が、父王の命令を受けて、花嫁探しの旅に出る。というのを基本にして、王子が様々な童話の主人公の姫の下へ行く話です。変な説明。「本当は怖いグリム童話」みたいな感じ(それからひらめいたというようなことが書いてあります)で、童話をベースにしながら由貴さんのイメージする姫の話になっています。童話の中では、常に姫が主役で、王子はお飾り。ついでに姫も、自分からは何もせず、ただ美しさと運で幸せを手にしている。そんな姫たちばかり目立っているのは何故!?という疑問のもとに(大体そういうようなことが書いてあります。あとがきに)王子が目立つ童話を描いたということなのですが、本当に王子が目立ってます。美しいしゴージャスだし、性格悪いし、派手だし、凄いです。豹柄の服とか着ちゃってます。レザーのホットパンツにひざ上丈のブーツをはくんです。おまけに、一番最初のページに「むかし むかし あるところの あるくにに とても うつくしい 王子がいました」とあり、一番最後のページには「王子さまだけはいつまでも いつまでも 幸せにくらしました おしまい」とあります。こういう安直で悪趣味な発想は、美しくて良い!こういう倒錯した世界は好きなので、たまりません。だからといって姫も決してお飾りになっていないのがいいです。「本当は残酷なグリム童話」テイストでありながら、それよりももっと作品としてまとまってるしおもしろいのは流石だと思います。由貴さんの絵は、時として過剰になりがちですが、こういう作品を描くにはもってこいです。ここでの王子は屍体愛好家なのですが、こういう過剰なまでの演出も嫌味でなく描けるのが良いですね。好きです。天使禁猟区では、少々ごちゃごちゃし気味になってしまっていたような絵も、こっちでは毒々しいけど綺麗、という危ういバランスをちゃんと保っているのも良いです。「白雪姫(ブランシュネージュ)」「赤頭巾(シャプロンルージュ)「荊姫(プランサスロンス)」「青髭(バルブブリュー)」の4作が収録されています。ストーリーを説明してしまうと、おもしろくなくなってしまうのでやめますが、誰もが知っている(多分)童話をモチーフにしているので、ストーリーの怖さが引き立ちます。もっと他の童話のも読みたいな。王子がどうなるのかも気になるし・・・と思って調べてみたら、どうやらいつのまにか2が出ていたみたいです。早速買いに行かないと!
2006年12月25日
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テレビを買いに行くと張り切ってるくせに、お母さんのしたくがちっとも済みません。まだ行かないようなので、日記頑張っとこう。今や一番有名かもしれない少女漫画「のだめカンタービレ」の作者、二ノ宮知子さんによる「平成よっぱらい研究所 」。とにかくすごい。よっぱらい研究所所長である二ノ宮さんが、自分のよっぱらい体験・人のよっぱらい体験を漫画にしてるのですが、本当に凄い。こういう人たちって、本当にいるんですね。わたしは余り近くでここまでのよっぱらいというものを見たことが無いので、何だかホラー漫画とか、サスペンス的漫画とか妖怪・怪奇漫画を読む時のような気持ちで読みました。ここまでのことが、よっぱらってる間とはいえ出来るのなら、何も怖いものはない気がします。人生が開ける気さえします。ぐっとやる気が出てきます。「人間は思い込めば何でも出来る」をスローガンに生きているわたしですが、ここまでの状態になる勇気が無いことが悔しいです。ここまで行ったらきっと、何か悟れるのではないでしょうか・・・この漫画は、わたしの元気の源として、常に傍らに置き、精神力が切れかけたときには読むことにしている本です。助かってます、本当に。実際にあったことが書かれているので、こういう人たちが世の中にいるのだということに勇気付けられます。コミックスには「飲みにいこうぜ!!」「瀬戸の花ムコ」「チビが来たりて紙を食う」「九死に一笑」という短編も収録されていますが実はこれらの方が面白かったりもする。二ノ宮さんの人間の大きさを感じさせます。二ノ宮さんのもとで修練を積んだら、わたしももっと高いところへ行けるかもしれません。が、やっぱり小心者なわたしには、あそこまで人に迷惑をかける行為に耐えられない気もします。もっと奔放に生きてみたいなあ、という憧れも感じつつ、この本のあとがきを読むのです。もっと大きい人間になりたいです。
2006年12月25日
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わたしは花魁(含め、遊女・芸妓全般)が好きでし。あの人たちの精神状態と様式に凄く興味がある。遊女は特に、やってることがあんなんだから、実際そういう仕事はしたくないけれど、自分を決して惨めにさせない強さとプライドの高さが素敵だと思う。単純に、生活の様式も好きだ。あの部屋の色使いや、着物の着付け方、髪型、慣わしなど、凄く心を惹かれる。そういうわけで、花魁(と書くが、花魁だけでなく遊女全体のことだと思ってください。)が出てくる映画とか、漫画は好きで読む。でも、なかなか理想の色使い、様式、精神状態を表現してくれている作品は少ない。映画だと「吉原炎上」が好きだと前に書いた気がするが、この映画が色が一番綺麗だとわたしは思った。漫画だと、安野モヨコさんの「さくらん」がとても素晴らしい出来。わたしは安野さんの絵が余り好きではないので、安野さんの他の作品は最初の方をちょっと読んだことがあるだけだけど、この「さくらん」に於ける安野さんの絵はすばらしい。この人はこの絵を描くために漫画家になったのでは・・・などと、大げさなことを思わせる。一見、安野さんの絵は目もぱっちりしてるし、顔も派手だし、洋風な感じだけれど、それが逆に花魁によく似合う。色使いも綺麗だった。内容も凄くいい!簡単に言うと、「遊女きよ葉の出世と恋物語」という感じの話。多分、実際の遊郭はこんな感じなのではないかな、と思った。上にのし上がって行くには、あれくらいの性格でないと続かないだろうな、と。風光るの明里さんはもっとずっと大人しい感じだ。芯の強さは感じさせるけれど、敵意をむき出しにしたりはしない。そんな明里さんも好きだけれど、きよ葉のような攻撃的な遊女も良い!キセルが似合う。キツイ目が素敵。大抵の遊女が家の借金のかたとして売られて来ているわけだから、優しい目をしているわけがない。いろんなものを諦めたり、嫌な世界を目の当たりにしたりして、嫌でも強くならなければならないのだからね。この漫画が映画化されてまして、きよ葉役が土屋アンナ、先輩花魁・粧ひを菅野美穂だそうですが。駄目ですね。目が花魁の目じゃないです。さくらんの世界の目じゃない。きよ葉はあびる優がいい。粧ひは椎名林檎がいい。でも、土屋アンナは好きだから、花魁姿は見たいな。セットも凝っているという話だから、見るだけは見たい。もしかしたら凄く良い出来かもしれないしね。
2006年12月25日
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この本は、大学生の時に友達が誕生日にくれたものです。作者はラテンミュージシャンであり、グリーンランド国際サンタクロース協会から認定された、アジアで唯一の公認サンタクロース(今は違うのかも。他にもいるかも)。この間のタモリ倶楽部にもでてました。で、この本の内容はというと、パラダイス山元さんが入浴剤100種について語った本、です。表紙には「誰も書けなかった入浴剤文化論」「風呂―リスト・パラダイス山元」とあります。お湯のグランプリ別に入浴剤に凝ってるわけではなかったのですが、友達はなぜかこの本を選んでわたしにくれました。なんでだろう?長風呂で有名だったから?それプラス、こういうくだらない本が好きだから、といったところだとは思います。入浴剤に凝ってるわけでは無い(今も)わたしですが、それでもこの本は面白かった。単純に、いろいろな入浴剤について知れて面白い、というのもある。これ試してみたいな~と思う商品もたくさんあったし、その後実際幾つかは買ってきて入ったし。そういうのも楽しいんだけれど、何よりも素敵なのは、パラダイス山元さんの心意気です。日記でも何度も書いていますが、わたしは、「好きなものには一直線」を基本姿勢としていますので、同じようにそういう姿勢を貫く人が好きです。みうらじゅん氏然り、森田一義然り、辛酸なめ子さん然り、伊藤潤二然り、その他わたしの愛する人たちみんな、そういう人です。全てでなくても、そういう面を持った人です。もうね、山元さんの入浴剤にかける情熱が凄い。愛が凄い。愛するが故の辛口。愛するが故の理想の高さ。貫くものがどんなに下らないものであっても、自分がそれを愛するのなら貫くべきだと再認識させられます。これが人間のあるべき姿なのだ、と。随分大げさな!と思うかもしれませんが、わたしは本気でそう思って読んでます。この本はやっぱりお風呂で読むのが一番いいでしょうね。わたしは上記の通り長風呂ですし、急いでる時以外は必ずお風呂で本を読みますから、ぴったりです。文庫サイズなのも良いですね。読みやすい。防水加工がしてあったら、お風呂で読む本としては最高級品になれると思います。昨日、お風呂に入る前に部屋で「お風呂で読む用」の本を用意しておいたのに、持っていくのを忘れてしまい、浴室のドアを開ける瞬間に思い出して、部屋まで走りました。一応タオルは巻いてったけど、いい歳してこの有様はどうなんだろう?と後で思いました。凄く寒かったし。どうしてそこまでしてお風呂で本が読みたいのか、自分でも理解できませんが、好きなことには一直線ですからね!
2006年12月25日
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負けずに漫画紹介します。もうやることは終わりましたから。今回は、私屋カヲルさんの「少年三白眼」です。小学館のフラワーコミックスから出てます。全3巻ですが、2巻は「続・少年三白眼」、3巻は「新・少年三白眼」となっています。15年くらい前の作品です。あらすじ。中学2年生の阿久津ヒロムは、もの凄い三白眼(絵では4白眼になってますが)のせいで周りの人から怖がられてしまい、友達ができずにいた。そのせいで何度も転校を繰り返し、42回目の転校先、鳩胸中学校で、今度こそ友達を作ろうと頑張りますが・・・この漫画は、わたしの所属する漫画サークル「火の車」のメンバーAちゃんが、去年のお正月に「犬が出る漫画」というテーマに基づいて紹介してくれた漫画です。面白そうだったので、早速探して購入しました。凄く下らない漫画です。ヒロムは鳩胸中で念願の友達が出来るのですが、ヒロムは下らないことばかり考えています。イヌッパナという、付けると人の心が見える道具を発明したりします。ヒロムはよくベッキィ(シベリアンハスキー)に自分の身代わりに仕立て上げて、授業を抜け出してイヌッパナの研究に勤しんだりします。この漫画のせいで、ビタワンのパッケージを見るたび笑いがこみ上げてきます。特に大きいサイズのビタワンを見ると、仮面を造りたくなってしまいます。漫画に「ビタワン仮面」というのが出てくるんですよ。ああ、このサイズなら立派なビタワン仮面になれるなあ、などと、ペット用品コーナーで考えてしまいます。ヒロムの父母の暴走ッぷりも凄い。終わり方も下らない。この漫画で一番好きなシーンは、前にも書いた気がしますが、ヒロムとその父と母、3人がトラックに轢かれそうになった直後の、「・・・お母さん 円山応挙の幽霊画みたいよ・・・」と、ヒロムが言うところです。このシーンはもう、毎度大爆笑。多分わたしだけでは・・と思いますが・・・これより後に出た私屋さんの、「夜明けのヨワッキー」も面白いのですが、ヨワッキーのほうが少々下品です。時々行き過ぎることがあるので、少年三白眼のほうが作品として評価が高いです。わたしにとってですけど。でも、ヨワッキーのちくわを着るシーン、面白かったなあ。その後の私屋さんは、訳の分からない方向へ行ってしまい、今はBL系かレディコミ系かなんかの漫画を描いているようです。好きな漫画家が、おかしな方へ行ってしまうのは本当に悲しいですね。でも、少年三白眼の頃の漫画はどれも下らなくて面白いです。
2006年11月25日
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人の意見は聞いた方がいいです。だから今日は、昨日宣言したとおり、「ONE PIECE」について書こうと思います。リクエストがあったもので。有名な漫画について書くのは緊張します。ワンピース知らない、って人だけ読んでください。恥ずかしいから。まずはあらすじから入るのが筋でしょうね。今43巻まで出てるので、長いので、本当に大まかな流れだけですが・・・昔、ゴールド・ロジャーという海賊がいまして、「海賊王」と呼ばれてました。そのゴールド・ロジャーが処刑され、世は大海賊時代に突入します。ロジャーが死に際に言った「自分の手に入れた財宝をこの世のどこかにまとめて隠してある」発言によって、大勢の海賊がそれを探しに行ったんですね。ロジャーの処刑から1年後、ある村にルフィという少年がいたんです。ルフィは当時村に居たシャンクスという海賊に憧れていて、仲間に入れて欲しいと頼むが聞いてもらえません。ルフィはシャンクスたちが敵から奪って船に積んでいた「悪魔の実」であるゴムゴムの実を食べてしまい、ゴム人間になってしまいます。悪魔の実を食べると、何かの能力が身に付く代わりにカナヅチになってしまうんですね。で、いろいろあって、その後シャンクスがルフィの命の恩人になったりするのですが、ついに村を出発する日が来ます。連れて行ってもらえないルフィはシャンクスに「海賊王になる!」宣言をします。そしたらシャンクスが自分の麦藁帽子をくれたわけです。そういう訳で10年後、麦わら海賊ルフィが誕生するわけですね。なんて取り留めの無い説明文!ルフィごめん!続き。ここから先は本当に流れだけ。わたしの勝手な区分けです。1.出発~ロロノア・ゾロ編2.ナミ編3.ウソップ編4.サンジ、バラティエ編5.アーロンパーク、第2次ナミ編6.偉大なる航路(グランドラインと読む)突入編7.ウイスキーピーク、バロックワークス編8.トニートニー・チョッパー、ドラム島編9.アラバスタ、ネフェルタリ・ビビ編10.空島編11.エニエス・ロビー、ニコ・ロビン編 本誌は読んでないので、43巻までの話です。といった感じ。本当に大まかに分けると。基本的にルフィの仲間探しですね。ゾロは剣士で、ナミは航海士で、ウソップは狙撃手で、サンジはコックで、チョッパーは医者です。ここからはわたしの感想。わたしがワンピースで一番好きだなあと思うところは、作者の尾田さんが楽しそうなところです。もう9年くらい連載してますが、尾田さんの気持ちがダレてない感じがして好印象です。だから、わたしも楽しく読めるんです。話を作るのも勿論楽しいんでしょうが、多分、絵を描くのが凄く好きな人なんだと思います。絵、上手いです。リアルな絵のタイプではないですが、漫画として凄く良い絵だと思います。それから、揺らがないところも大好きです。登場人物やストーリー的にもそうですが、何より尾田さんの姿勢がさ。凄く正統派な漫画だとわたしは思っています。前に「少女コミック」の行く末を心配しているということを書いたのですが、あそこの漫画家たちと違って、正しい漫画の姿というか、あるべき姿が見える気がします。最近の、大半の少女漫画がなくしてしまったものがワンピースにはあります。他の少年系漫画にもあるとは思いますが。とにかく純粋に楽しめます。尾田さんの絵も、ストレスが無い、良い絵です。ストレスになる絵とは、いちいち顔の形(デッサン。ワザとじゃないのに)が変だなあとか、人の顔の判別がつきにくい、とか、読んでいて余分なことを考えさせる絵です。これもまた前に書きましたが、漫画の絵の記号性をもの凄く自然に上手に使ってる人だと感じます。あれだけたくさんの人物が出てきたのに、見分けが付かないってことが無いですからね。それから、言葉の選択も良いです。わたし好み。人物の名前、地名、その他の物の名前もそうですし、技の名前も良い。程良い。やりすぎず、やらなすぎず。元ネタ探しも面白いですね。そして、ワンピースでは何度かわたし、号泣してます。これは人それぞれでしょうね。わたしは漫画ではよく泣きますから、他の人がどうかは分かりません。でも、その泣かせ所がいやらしくないんです。不自然じゃないし、全体の流れにもちゃんと乗っています。反面、笑える場面も沢山あるんですよ。それから、女の登場人物が素敵なのもいい。嫌味じゃない。これは大事です。女キャラの名前には、鳥の名前が多いのもいい。わたしは鳥が大好きなので!褒めてばかりでなんだかアレですね、どれか分からないけど。欠点を言うなら、長い!ってことですか。でもね、無駄な話がないので仕方ないんですけど。せっかちなわたしは早く結末が知りたいです。ルフィが海賊王になるまで続くとしたら、まだ相当先っぽいですね。(コナンもちっとも新一に戻れそうもないですね)一番最後は、上手く終わって欲しいです。終わり方次第です。漫画の評価は。わたしは連載中の漫画は、終わってみるまで評価するのは危険だと思っています。途中経過として面白くても、最後によっては台無しになりますからね。上手く終わってくれれば、ワンピースは名作になるでしょうね。純粋に楽しめる良い作品ですから。ついでに書くなら、わたしはゾロとたしぎが好きです。何故なら刀を持っているから。刀を腰に差した姿と言うのは美しいものです。ゾロは右に差してますけど。そもそも日本刀は美しいですからね。剣士というだけで、わたしのツボです。今現在、わたしが現役(新刊が出たら買う)で買っている漫画はそんなに沢山はないです。「風光る」「ヤマトナデシコ七変化」「さよなら絶望先生」「名探偵コナン」。と「ワンピース」。他のは出てすぐには買ってないです。後でいいや的思惑。言い方が失礼だけど。でも、ワンピースの1~27巻まではわたしのじゃないです。弟のです。弟が27巻まで買って、大阪の大学に行ってしまったので、ずっと27巻でストップしてたんです。27巻までを何度読んだことか!でも、ついに続きを自分で買う決心をしたわけです。だって続きが気になるんだもの!今一番楽しみにしている漫画は、実はワンピースではなく「風光る」なのですが、こっちもどうにか上手く終わって欲しい。そうすれば、わたしの漫画史の中で一番の名作になります。多分。待ち遠しい!何にしろ、続きが気になるのは良い漫画ですね。
2006年11月22日
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わたしの区分けする、殿堂入り漫画家の中でも一番好きで崇めている漫画家が山岸凉子さんです。凉の字、気をつけてください。さんずいの涼でなく、にすいです。山岸凉子さんの作品では何が一番有名でしょうか。アラベスクとか、日出処の天子とかですかね。今だったら舞姫‐テレプシコーラがダ・ヴィンチにて連載中ですね。アラベスクとテレプシコーラは、バレエ漫画です。テレプシコーラはまだ連載が終わっていないので、なんとも言えませんが、アラベスクはわたしが読んだ中では未だに「バレエ漫画の最高峰」です。ストーリー的にも絵的にも、あれに優るバレエ漫画をわたしは見たことがありません。相当古い漫画ですが、凄いんですよ。日出処の天子も、賛否両論いろいろ意見はあると思いますが、わたしは大好きです。山岸凉子さんの絵は凄い。この人にしかこの絵は絶対にかけません。神が宿っている。今の山岸さんは、歳のせいもあるのか、当時ほどの凄味はありませんけれど・・・聖徳太子(厩戸王子)が超能力者だった、という設定の話です。王子の怪しい魅力が凄いです。でも、今回紹介したいのはこれらではありません。これらの作品は大作なので、紹介してる人も知っている人も沢山いると思うので置いておきます。今回は短編から選びました。まず、1つ目。「朱雀門」。これは、絵はそうでもないのですが、わたしの一番好きなストーリーです。全ての台詞が凄くわたしにはしっくり来た作品です。簡単にあらすじを書きます。主人公千夏が、芥川龍之介の「六の宮の姫君」という本を読んでいると、千夏のおばさんに当たる春秋子(すずこ)さんがやってくる。すずこさんは32歳の独身イラストレーターで、今日はお見合い用の着物を作るために呉服屋さんを呼んでいる。千夏は、自由に好きなことをして生きているすずこさんに憧れていて、お見合いの話にがっかりする。しかしすずこさんは、たくさんお見合いはしたけれどどれも断ってしまっていた。何度目かのお見合いの相手は、今までのサラリーマンとは違って、星の研究をしている人でした。すずこさん本人も、周りの人たちも、今度こそ上手く行きそうな気がする、と期待していたのですが・・・まだ読んだこと無い人がつまらなくならない程度にあらすじを書くとこんな風になってしまいますがこの後「六の宮の姫君」のストーリーが、すずこさんの生き方に大きく関わってきます。「六の宮の姫君」を読み終わった千夏の感想は、「姫があまりに可哀想。救われないよぉ」というものでしたが、すずこさんは全く違ったことを考えていました。それは芥川龍之介も意図した所なのですが、「生を生きない者は死をも死ねない」のだそうです。「生とはね、生きて生き抜いて初めて『死』という形で完成するんですって」と、両方すずこさんの台詞ですが、わたしは凄く共感します。常々わたしが言っている「理想の葬式」の話は、これとおんなじことです。わたしのほうが表現はバカっぽいけど。それから、ここには書きませんが、一番最後にすずこさんが語る「お見合いが上手く行かなかった訳」にも納得できます。本当にその通り。人間の振り幅は、やっぱり負にも正にも同じだけあるのだとわたしも思いますから。次。「常世長鳴鳥(とこよのながなきどり)」これ、あらすじを上手く説明できません。わたしの下手な文章では。妹による姉殺しの話なのですが、この二人はたしてどっちが不幸でどっちが幸せだったのでしょうか?姉・花影(はなえ)は美人だが体が弱く、足も不自由。妹・雪影(ゆきえ)は健康だが、いつも美人の姉に比べられる地味な存在。両親もおばあちゃんも、姉には華やかな着物を沢山買い与えたりして可愛がり、近所の人も、姉が死んだ時に「可愛い方の娘さんが先に亡くなるなんて可哀想」とひそひそ話す。姉の容態が何時悪くなるか分からないので、雪影はいろんなところで犠牲になっている。明日が遠足、という日に姉の容態が悪くなり家族がバタバタする中、雪影が明日のお弁当をねだっても「お姉ちゃんは遠足なんか行ったことないんだよ!」といわれてしまい、一人淋しくメロンパンを食べることに。そんなのが積もり積もってこんなことになってしまう。こういうことって、割と日常的にあることでないだろうか、とわたしは思います。雪影は確かに健康な体は持っているけれど、「それだけで幸せなこと」という考えは浅はかだとわたしは思っています。こんなこと書くと批判されそうだけど・・・もちろん健康なほうがいいことは当たり前ですが、それだけで幸せでいられる世の中じゃないです。自分が実際どんな状況であれ、自分が納得いかなかったら不満はたまるものです。どんなに恵まれていようと、どうしても埋められないものがあれば心は満たされないです。その埋められない穴が、幼い頃から作られ続けた穴、家庭内で生まれた穴だった場合、それはそう簡単には埋まらないです。雪影の場合は些細なこと、とはわたしは思いませんが、他人から見たら些細なことでも本人にとって、そこが求めても求めてもどうしても埋まらない穴だった場合、そこから抑えきれないものが出てきてしまうんでしょうね。最近多い自殺なんかもそういうことなんじゃないかなあ、と予想します。自殺したい気持ちは理解できませんけどね。だって世の中には楽しいこといっぱいあるから。でも、その人にとって学校なり部活なりが世界の全てだったらしかたないのでしょうか。いじめる側の悪さは当然のことですが、本人ももっと他の世界を持てればよかったのに、と思います。わたしなんてね、死にたくないから、好きなものたくさん集めて、いろんなことやって心の支えにしてるんですからね。全ては楽しく生きるためです。素敵な死に方をするためです。突然話は変わりますが、山岸凉子さんはご本人もよく着物を着るそうですが、漫画にでてくる着物もやっぱり素敵です。参考にしてます。着物好きな人も、山岸さんの作品を読むといいと思う。左の「笛吹き童子」(プリンセスコミックス)に朱雀門、右の「時じくの香の木の実」(アスカコミックス)に常世長鳴鳥が入ってます。多分、文庫にもどれかに入ってると思いますが未確認。両方とも短編集ですが、他の短編もいい。笛吹き童子の絵、この世のものとは思えない美しさ。本当にこの世のものではないのだけれど。是非読んでみてください。
2006年11月16日
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やる気のあるときは漫画紹介。今回は、森博嗣さん原作・皇なつきさん画の「黒猫の三角」(アスカコミックスDX)です。ミステリーに分類していいのでしょうか。那古野市で1年に一度、ゾロ目の日にゾロ目の歳の女が一人殺される、という事件が3年連続で起きた。今年の6月6日に狙われるのは、法則に従うと44歳の女性。阿漕早(あこぎそう)というアパートに住む探偵・保呂草(ほろくさ)と、その仲間の住民たちが事件の解決に乗り出す・・・というストーリー。探偵物なので、詳しく書くと犯人がばれかねないのでやめますが、この作品、凄くよく出来てます。さっきの日記にも書いたように、わたしは探偵物は大好きなんです。昔は探偵になりたかったんです。小説では、好きな作家さんの推理物しか今のところ読みませんが、漫画では探偵物とあればとりあえず読んでみることにしてるんです。わたしの好きな3大ジャンルのうちの一つが、探偵物・推理物なんです。そういうわけで、わたしはいろいろ探偵物の漫画は読みましたよ。本屋でこの本を見つけたときも、その一環として買っただけで、それほど期待してなかったんです。でも、今まで読んだもののなかで一番面白いかも~!金田一物の漫画化とかは、また意味が違うので含みませんが、それ以外では1番ですね。なにより犯人が意外です。これは良い推理物の条件の1つといえますよね。この話の中で、殺人は5件起こるのですが、そのうち3件はトリックが使われるわけではなく通り魔的犯行なので、そこにトリックのおもしろさはありません。でも、4件目の殺人のトリックはおもしろいと思いました。単純なんだけど、想像しなかった。これは、犯人が意外な人物だからこそのトリックです。そして、犯人の精神状態が面白いです。一昨日書いた、倉多江美さんの短編集に出てくる人たちに似ているかもしれません。この犯人にも、人になかなか理解されない自分の思想・美学を誰かに理解して欲しいという願望があります。しかし、自分と同じように、残り1%の種族だと思った人に犯人だと見破られてしまいます。名前は出せませんが、この2人の発言が凄く興味深いです。それから、皇さんの絵が素敵です。紅子さん、凄い美人!この漫画も、このストーリーにこの絵でなければならない良い漫画の1つです。原作はシリーズ物のようです。この黒猫の三角の一番最初にも、上の事件とは直接関係ない短編が入っています。森博嗣さんという作家さんは割りと有名な方なんですね。わたしはこの人の本は読んだこと無いのですが、漫画化されたものは「女王の百年密室」をよみました。こっちもおもしろかったので、今度森さんの本を読んでみます。多分面白いんでしょう。今はもう無いのですが、以前にわたしがよくお邪魔させていただいていたブログのところの方が森さんが好きだということでした。ブログでは本について、凄く素敵な意見が書かれていてとても面白かったし、趣味もわたしに似てたので、その時から読もうと思っていたんですが、まだ実行してませんでした。あのブログ、閉鎖されてしまったのが悔やまれますよ。しかし、文系のわたしには「黒猫のデルタ」の意味が、説明されてもさっぱりわかりませ~ん。あいうえおのマトリクスだとか、クロネッカのデルタだとか・・・自分の貧しい脳が悔やまれます。悔やんでばかりです。
2006年11月13日
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手抜き漫画紹介。フィギュア気分が盛り上がっているので、槇村さとるさんの「愛のアランフェス」。古い漫画ですけれど、フィギュア漫画の中で一番好きです。最近アランフェス協奏曲で演技する選手、多いですしね。この愛のアランフェス(1)はわたしが持ってるのとは違うのですが、文庫でしょうか?わりと最近出たもののようです。ついでに、川原泉さんの「銀のロマンティック・・・わはは」もどうぞ。これもフィギュアスケート漫画。ペアの演技で4回転に挑戦します。昔は2回転半・3回転でも凄い!って時代があったのに、凄いですね、今は女子でも4回転に挑む時代です。人って進化するんですね。さっきの日記にも書いたけど、中庭選手が4回転に挑戦して着地に少々失敗しました。男子の中庭選手でさえ失敗し、他の選手たちは演技に入れてこないような、そんな4回転を安藤選手がオリンピックで挑戦した、ということはもの凄いことだと改めて思いますね。挑戦したことを批判する人も沢山いたけれど、あそこは安藤選手の舞台であって見ているわたし達のための舞台ではないのだから、そんなこと言う権利はないと思います。誰です、そんなこと言ったの!暫くは4回転は封印するそうですが、いつか必ず試合で出してみせるそうです。楽しみですね。真央ちゃんの3回転×3も凄いですよね。男子の選手でも、3回転×2か3回転2回転2回転が多いですからね。それから、男子の柴田選手はビールマンスピンをしますね。男子ではプルシェンコ選手くらいしかやってませんでしたから、目玉になりますね。女子ではかなり大勢の選手が今ではビールマンをやっています。アイスダンスの選手もスピンはしないですが、ビールマンのポーズをします。やっぱり人類全体が進化してるんですよ!だって、昔は1試合に1人くらいしかビールマン出来る人いなかったですから。当たり前のようにみんなやっているけれど、凄いことです。わたしもあのポーズ自体はできます。でも、あのポーズに持って行くまでが汚いです。時間も掛かる。あんなに瞬時にあの位置にいけない。マスターしたいです!今月、新体操の世界選手権の放送がありますが、新体操選手達はもっと凄い。助走してから前後開脚ジャンプをまずしますね、右足が前だとしましょう。で、右足で着地した瞬間に後ろの左足を更に上にあげ、その左足を右手で掴む、勿論頭の後ろで、という技を平然とやってのけるんですよ。イメージできました?しかもね、ビールマンは靴のエッジ部分を手で掴みますよね。でも、新体操の人たちは膝を掴むんですよ、上のジャンプで。しかも、この開脚ジャンプ、180度じゃないんですよ!200度くらい開くんですよ!これもやりたい!マスターしたい!先ずは開脚からですね。今は地上で開いて190度くらいでしょうか。空中では地面について開くより開きにくいですから、あの人たちは多分地面でやったら220度くらいは開くんでしょうね。羨ましい・・・そういうわけで、今のわたしはハードな柔軟→美しいビールマンと素晴らしい開脚ジャンプ、それから一人倒立に挑戦中です。う~ん、今からでも間にあうかなあ。あ、それと、フィギュアの衣装について言いたい!胸の部分の肌の色のパワーネット!あれ、凄くヤダ!美的じゃないよ~ 特に今回の真央ちゃんの衣装。パワーネット部分はなるべく少なくしてください!お願いします。
2006年11月12日
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先ずはこの間、お気に入りの古本屋で見つけた本から。倉多江美さんの「上を見れば雲下を見れば霧」(ロマンコミック全1巻)倉多江美さんは、下の日記の通り、1軍漫画家です。しかもスタメン。倉多さんの作風は、よく哲学的と評されますが、わたしもそう思います。この本は倉多さんの自選短編集です。「上を見れば雲下を見れば霧」「雨の日は魔法」「湖水」「イージー・ゴーイング」「かくの如き・・・!!!」「セブンスター」「江美式バカンス」「尾長」「レンとイルゼの夜の夢」の9作品が収められてます。「雨の~」「江美式~」「レンと~」は、明るい作品です。特に「雨~」は、デビュー作品ということもあって、絵が古い少女漫画タイプです。今の漫画の絵は、どんどんリアルになってきていますが、わたしはそれが必ずしもいいこととは思いません。漫画の記号性というものの素晴らしさを分かってない!と、思います。こういう漫画を読むと強くそう思いますね。きっちり漫画を描いている。プロの仕事だと思います。人を楽しませようと言う心意気がプロです。ほか2作品は、後の作品なので、絵も薄くなっていますが、記号性は失われていない。倉多さんは、年とともに絵がどんどん薄く細く頼りなくなっていくのですが、そんな絵でもコメディ系の漫画がきちんとかけるのは、そのお陰だと思っています。「レンと~」は、童話のラプンツェルをモチーフにしているのですが、これが凄く面白い!そして、この作品は昔よくあった「左から読む漫画」です。文字も横書き。左始まりの雑誌って、なんで廃れちゃったんでしょうね?残りの6作品のうち、「セブンスター」以外は、かなり暗く重い作品です。どれも核となる登場人物の精神世界がテーマになっています。今の漫画界は、ジャンルも作品のテーマもかなり多様化していて、人の精神や思想をテーマにしたり哲学的(何か安易な表現で嫌なんですが)だったりする作品を描く人も多いですよね。そういう漫画の絵って、綺麗なんだけど、大半が「いかにも」な絵です。わたしの主観ですけが。いかにも何か有りそうな、自分の心の傷をひけらかすような、そんなずるがしこさを感じます。でもね、倉多さんの場合、凄く薄いんですよ。気まぐれ娯楽新聞内の、萩尾望都さんの「ビアンカ」という作品についてのページにも書きましたがこの時代の人たちは、透明感や特殊な世界観を描くのが本当に上手いです。倉多さんの作品に出てくる人物たちが、特殊な精神世界を持ってるが故に、世間から浮いてしまうその悲しさなり果敢無さなりが、薄い倉多さんの絵によって凄くリアルに伝わります。だってね、もし自分がそういう精神の持ち主だったら、凄く孤独だと思いますよ。恐ろしいくらいに。余分な線はいらないんです。今の人は過剰です。時として、分かりにくい・識別が付かないところまで行ってしまってますから。倉多さんの作品は冷めてます。そこが余計に怖くもあり、でも何故か安心感にもつながる。これは特殊な出来事なんだ、と思えるというか・・でも、やっぱりその反面、こういうことは日常にわりとありふれてるのかも、という気もして怖くなりますね。本当に上手い漫画家です。さて、倉多さんはこのくらいにして、次。殿堂入りの漫画家から選びました。川原泉さんの「美貌の果実」です。花ゆめ版は写真が無かったので、わたしのを撮影。ちなみに文庫の写真。一応、どちらも本のタイトルとして「美貌の果実」と付けられているのでそれをそのまま使いましたがわたしは「愚者の楽園」が一番好きです。花ゆめ版では、「愚者の楽園-8月はとぼけてる」「大地の貴族-9月はなごんでる」「美貌の果実-10月はゆがんでる」の”大切にしたいね ボクらの第一次産業”をキャッチフレーズにした、農業系漫画3部作に加えて、「架空の森」という短編も収録。文庫では、これら4作品に加えて「森には心理が落ちている」「パセリを摘みに」の2作品も収録。「愚者の楽園」ではトロピカルフルーツ、「大地の貴族」では酪農、「美貌の果実」ではブドウ栽培とワイン製造をテーマに、かなり情報をつめこんだ漫画になっています。川原さんの作品は、多分好き嫌いが割とはっきり分かれると思うんですよ。当たり障りのなさそうな絵のわりに。だから、とりあえずは読んでみろ!と言う事にします。その上で、好きな部分を挙げます。まずね、川原さんの言語のチョイスのセンスが好きです。タイトルもそうですが、台詞もいい。倉多さん同様に、川原さんも「哲学的」と評されますが、これも納得です。倉多さんのような深刻さはないですが、さらりと真理をつくなあ、といつも思います。「愚者の楽園」ってタイトル、凄く好きです。想像が膨らみます。それから、絵に関して言えば、「綺麗」というタイプではないですね。絵だけ見たら「上手い」とも言いがたいかもしれない。キメの場面でわざとゆるい絵を描いてしまう、照れ屋でもある。でも、やっぱり漫画は総合作品ですから。絵とストーリーとその他細かい要素が集まって成り立ってるわけですから、絵が飛びぬけて上手いだけでは良い漫画家ではないですね。川原さんの場合、絵とストーリーの相乗効果が凄いと思います。これでなくてはならない。これ以外の組み合わせはありえない。(だからあの笑う大天使の映画化はやっぱり駄目です)それが良い漫画家の条件だと思いますね。そりゃ、絵が上手いに越したことはないですけどね。それから、登場人物が地味にカッコいいです。殆どの主人公がのんびりやなんですが、その部分はせっかちなわたしにはちょっと「仲良くはなれないなあ」と思わせますが、でもどののんびりやも、あれでいて頑固です。自分の信じる道しか行かない。揺らがない。そこに凄く憧れます。それが一番出てるのが「架空の森」の苑生(そのお)さんです。まだ読んでない人も大勢いると思うので、ストーリーは伏せますが(凄い話ですよ!)苑生さんは決して揺らがない。それが正しいか、幸せなことかはわかりませんが。・・・長くなってしまった!「森には真理が落ちている」も、設定自体は割りとよくあるものだけど、面白いです。文庫本のほうがお得かも。小林恭二という小説家による巻末の解説もとても良いです。読んでみてね。
2006年11月11日
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漫画を紹介する前に・・わたしはランク付けをするのが趣味なわけですが、漫画家にもランクというが、カテゴリー分けがあるんですよ。殿堂入り・1軍・2軍・補欠の4つに分かれます。まず、殿堂入りは、大好きな漫画家さんです。崇拝する勢い。これらの人たちの作品は、大抵は持っているのですが、古い本だと手に入らないものも多い。この人たちの本は、見つけ次第買う、という、作家さんたち。ここには、山岸凉子・川原泉・伊藤潤二・諸星大二郎・大島弓子・岩館真理子・楳図かずお・しりあがり寿・内田善美・楠本まき・水木しげる、が今います。次に、1軍は、余裕のあるときに全部そろえる努力をする漫画家さんです。ここには、萩尾望都・一條裕子・倉多江美・竹宮恵子・清水玲子・さそうあきら・西炯子・波津彬子・つのだじろう・吉田秋生・高橋留美子・陸奥A子・さいとうちほ・田村由美・JET篠原千絵・山中音和・岡田あーみん・槇村さとるが今のところいます。次の2軍は、作品を見て買う作家さん。沢山居ます。殆どがここにいます。まだ数がたくさんでてない人もとりあえずここにいます。補欠は、まだ読んだこと無いけれど、是非作品を見てみたいと思っている漫画家さん。これを踏まえて、次の日記へ行きます。
2006年11月11日
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