見付学校は明治8年(1875年)に開校した小学校で、擬洋風建築といわれる
和洋折衷の建築デザインで、擬洋風建築の学校では松崎の旧岩科学校や
長野県松本市の旧開智学校などが今も残されています。
学校の基礎になっている石垣が横須賀城の石垣で、玄関はエンタシス様式
(中央部が膨らんだ円柱)に近い飾り柱、屋上には2層の楼閣が付けられています。
入り口に付けられた扁額は当時の浜松県・県令から寄贈されたもので
荀子の一節にある「木は縄を受くれば直く、金は砥石に就かば利(するど)く」
(木は縄をあてれば真っ直ぐに育つ、金属は砥げば鋭く切れるようになる)の意味
真っ直ぐ、利発な子供になって貰いたいという願いが込められているようですね。
校舎の中は博物館となっており見付学校の歴史や昔の教育資料や古民具など
が展示してあります。お手玉やおはじき、あやとり、けん玉など昔の遊びが
体験できるコーナーもあるので親子で一緒に遊んでみるのも良いかもしれませんね。
この学校の塔は太鼓やぐらで登校の合図や時報として太鼓が鳴らされていたそうです。
ここにある太鼓が三方原の合戦のさいに浜松城で鳴らされた太鼓だと
伝えられています。あくまでも言い伝えなので真偽のほどは?ですが。
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