上生的幻想

上生的幻想

2008/04/29
XML
テーマ: ★お菓子★(2996)

花菖蒲.JPG

 茶巾絞り型。
 きんとんと並んで、抽象度が高い。そのものを象ることなく、色あいと銘で表現される。
 紺紫と、きなりの、茶巾で絞ったときにできる稜が、大柄な花弁と花弁の中心の黄色い線を想わせる。
 色も画像よりももう少し深く、紺紫のような花菖蒲の花にかなり近い色合いだった。
 また、このこなしの色合い自体が、日本系の色調(たとえば、いまどきの「浴衣」の色調は洋物系が多い。ともすると、パジャマに見えてしまうことも・・。そういう色合いではなくて、いわゆる、昔からの色合いの浴衣っぽい色合い)。そこもいい。

 種は白漉餡。

 他の白餡の上生でも感じることだけど、春はとくに白餡がおいしい、のかな。
 それからこれも何となく感じることだけど、この春の手芒豆は、ふっくら、複雑な風味で、滋味豊かな感じ。鶴屋吉信の白餡だけでなく、あのシャープさが持ち味の俵屋の白餡にも、おなじようなふっくらとした滋味豊かな感じがあるような気がする。
 まあ、そんな感じがする、というだけで、ほんとにそうなのかはわからないけど。今白餡につかわれてる手芒豆が以前の物と収穫年が違う、ということも定かではないし。でも、ワインといっしょで農作物なんだから、毎年、それなりにヴィンテージのようなものがあったとしても、不思議でないとは、思うけど。
 収穫年のせいなのか、季節のせいなのか、とにかく、今、白餡がおいしい。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008/04/29 12:10:44 AM
コメントを書く
[おたべやす  京都  和菓子編] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: