田口凛々 雑文集

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たこのたこのすけ

たこのたこのすけ

2010.11.09
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カテゴリ: カテゴリ未分類
思い返せば、10年前にさかのぼる。

当時、夫と交際中だった私。

朝からこの家に遊びに来て、二階の部屋でゲームなどをしながら過ごしていた。

途中、彼が外出した。

少し時間が掛かりそうな用事だけど、良かったら家で待ってて、という。

とりあえず暇だったので了承して、私はちょうど眠かったので昼寝させてもらうことに。

彼の部屋ではなく、隣の和室に布団を敷いて横になっていた。

秋の休日だったので、エアコンはなく窓を少し開けて眠っていた。


しばらくしてうとうとと眠っていると・・・階段を上ってくる音、枕元を歩く足をうっすら見たような気がする。



ん~~お母さんが来たのかなぁ・・でもなんで?洗濯物???と思いつつ眠気が覚めずにいた。

枕元を通り過ぎて窓を開け、ベランダに出ていったのは良いが、その先が無音。

ベランダはプラ製のすのこみたいなものが敷き詰めてあるタイプのもので忍び足で歩いてもぎしぎしとかなりの音がする。でもしない。


ん??んんん??と思って起き上がる。あれ??いまの何???


目が覚めて考えると、全ておかしい。

彼母は当時から既に目も悪く、肥満からくる糖尿病もあり歩くのも遅く、階段を上るのはやっと、な状態。なので、よほどのことがなければ二階にこないと彼も話していた。

起き上がって一階のリビングに行くと、いつも通りテーブルに彼母と彼祖母がまったりとテレビ見ながら昼寝中。

「あの、さっき二階に来られましたか?私、寝ててすみません」と言うと

「え???行ってないけど??」と不思議そう。私に向かって歩いてくる彼母の様子を見ていても明らかにさっき枕元で歩いていたのとは違う。


さて、あれはいったいダレ???

======


長女が生まれたばかりの9年前。


この家を離れて職場近くアパートで暮らしていたのに、大姑が亡くなってしまったので実家に戻ることになった。

とりあえず広さはあるので、少しのリフォームのみで完全同居。

姑はこれまで通り、西側の広いリビングで生活を続け、昔から使っていた台所と隣の応接間の二間、そして二階の寝室を私たちが使うようになった。

玄関ホールを中心に、東側が若夫婦、西側が姑、という感じ。



応接間の入り口はドアだったが、台所への入り口と、応接間との間は引き戸。

この引き戸がそれぞれ特徴のある音がする。二階に居ても、どっちの戸が開いたかわかる。


ある日、私は長女のおむつ替えを応接間でしていた。
ちょうど、東の窓を背中にして、廊下側を向き、私にとっての右手側に台所との引き戸がある。

この引き戸はたいてい開いたままになっていて、両方の部屋行き来していた。

床マットの上に赤ん坊の長女を寝かせて話しかけながらおむつを替える。

うつむく私の視界の隅・・・ちょうど廊下から台所へ入る引き戸は少し空いていた。

廊下を歩いてくる音、カラカラ・・・と引き戸があくと同時に、靴下をはいた足先がのぞく。

・・・お行儀の悪い子が、足を使って引き戸を開けようとしているような様子が見えた。

がらがらがら・・・・

え?ばーちゃん、そんな行儀悪いことするの??と率直に思った。


・・・でも、一向にダレも部屋に入ってこない。


ん???んん????



おむつ替えを終えて、廊下に出て姑の部屋まで確認にいったが・・・


やっぱり、こたつに入ってテレビ鑑賞中(笑


私が近づいた足音でびっくりして目覚めた。



あの足は・・・ダレ???

=====

上記、二件ともばーちゃん存命中。

いずれも、「たぶん、ばーちゃんの姉のMちゃんだよ」と言う。

姑とその姉の二人は、生涯独身で両親と過ごしてそのまま亡くなった。

特に姉は妹である姑にべったりと依存しているような状態だったので、たぶん亡くなった今も妹の側から離れられずこの家にいるんだろう、たぶん、私が死んだら一緒にあっちに行くわ、と自分で言っていた。



さて、つい先日の夜のこと。


休日出勤で朝から旦那不在。


様々な往復続きで疲労が溜まっていた私と子供達は休日とはいえ、どこにも外出せず寝たりおきたりで過ごしてた。

夕方になって、「今から帰る」とパパから電話。一時間程度でつくだろう。


二階の部屋にある書類を整理しなければならなかったのを思い出し、色々とひっぱりだして、結局は二階の踊り場で荷物を広げ始めてしまった。

目的のものがなかなか見つからないのでどんどん荷物が広がり、イライラしながら作業していると、玄関の鍵が開く音(カチャ!)に続いて、カラカラカラ・・・・と引き戸があいて閉まる音。上がり框に足をかけたであろうカタン・・・という音もする。

あぁ、パパが帰ってきたな。

足音はそのまま廊下を歩いて、仏間の方に入っていった感じ。

仏間の先には、現在の生活で我が家がリビングとして使用している洋間が続いている。



・・・でも、子供達の声も聞こえてこないし、パパの声もしない。


おかしいなぁ・・・と下に降りてみると、子供達はこたつに入ってぬくぬくとテレビ鑑賞中。


「パパは?」と聞くと


「え?パパ帰ってきたの!!」と喜ぶ子供達。


「え?いま帰ってきたでしょ?隠れてるの?」と聞くと「え?いないよ?」という。

ふざけてるのかと思ったけど、ホントにいない。

「さっき、玄関見に行った?」と聞くと「ずっとこたつに居たよ」という二人。



時計を見るとそろそろ7時。

着歴を見ると、6時過ぎに電話が来てて、その時にいる場所から言っても帰ってきてもおかしくない時間。


・・もしや??あれって虫の知らせ??まさか事故???と焦って電話するも対応なく。


15分位してから「さっき電車の中だった~~いま大宮ついた~」とのんきな電話。


7時前にうちの玄関に帰ってきたのはいったいダレだったの~~~~?????


====

はっきりとしたエピソードはこの程度ではありますが、この家、絶対にナニかがいると思う。

悪いものっていうんじゃないとは思う。

でも、なんかいる。







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Last updated  2010.11.09 16:52:00
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