愈々庵気まぐれ日記

愈々庵気まぐれ日記

2020.09.20
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オックスフォード市に入る前にKidlingtonと言う町がある。
前回のブログをこのKidlington Lockで終えたのは一連のブログの冒頭で記した
推理小説「Oxford運河の殺人」でそのトリックのハイライトがこのKidlington
LockとOxford市街の北にあるDuke's Lockの間にあるからである。




Kidlington Lock

Kidlington Lockを過ぎたあたりに広大な青い畑を発見し、ズームしてみると
太陽光発電畑であった。平地が有り余るイギリスでは電気も畑で作れるわけで
都市部のすぐ近くで自然エネルギーが得られるのは羨ましい。


運河の対岸にはGosford Rugby Football Clubの練習所が何面かあり、その上に
不思議な模様が見える。牧草地だろうか、木立が多くそれを避けて草刈りをすると
自然にこうなるのかも知れない。一時期ミステリーサークルで世界を騒がせた
イギリス人は冗談もスケールが大きいので疑問である。


さてKidlington Lock から2キロほど南下すると下の地図で示した
Duke's Cut(公爵の掘割)-Shuttleworth Lockとも言う-と呼ばれるOxford運河と
テムス川を連絡する運河が分岐する。Oxford運河はそのまま市中を貫き町の南部の
Isis水門でまたテムス川と合流する。地図で見ると大して水路が短くなる訳でも
ないのにこの掘割を作ったのは市中の交通渋滞を避けるためのバイパスとしたの
だろう。下の写真でOxford運河右上から左下に流れているのが「公爵の掘割」
である。


本ブログを書くきっかけとなった「Oxford運河の殺人」でのミステリーの
トリックがこの区間で起こっている。犯人の女性は年寄りの二人の船員を酔わせて
おいて3人目の少年船員をかどわかし、船を川岸に寄せてもらい下の写真の
スラップと言うポイントで船からひょいと河岸に飛び移る。


そして打ち合わせておいた悪党の夫が見知らぬ少女を殺害し、妻が船から突き
落とされ溺死したことにして殺害した少女の遺体を運河に投げ込む。二人は闇に
紛れて遁走し保険金をだまし取る物語である。二人の船員が犯人として冤罪で処刑
されて久しいが、物語の主人公の刑事が胃潰瘍で入院し、院内生活の退屈まぎれに
図書館司書の協力を得て昔の公判記録を丹念に検証し事件を解明してゆく物語である。


上の写真で右上部にあるのがShuttleworth Lockで、そこから400ヤード
(340m)上流に懸った橋から遺体は運河に投棄され、公爵の掘割に
流れ込んで上の写真でフリーウエイを潜ったあたりで発見されている。


Google からの写真では立派なレンガ橋に見える。
勿論物語はフィクションであるが作者の脳裏にはこのイメージがあっただろう。






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Last updated  2020.09.21 11:08:14
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