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2009.06.30
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カテゴリ: 読書/歴史系
各地の会戦できわどい勝利を得はしたものの、日本の戦闘能力は目にみえて衰えていった。
補充すべき兵は底をついている。
そのとぼしい兵力をかき集めて、ロシア軍が腰をすえる奉天を包囲撃滅しようと、
日本軍は捨て身の大攻勢に転じた。
だが、果然、逆襲されて日本軍は処々で寸断され、時には敗走するという苦況に陥った。



坂の上の雲(7)新装版 (文春文庫)


まだまだ日露戦争は続いています。

いよいよ奉天会戦が始まり、ロシア軍の圧倒的な戦力の前に、日本軍は苦境に立たされます。

しかし、結果的に辛くも日本勝利となったのは、
ロシアの総司令官・クロパトキンの無能さのお蔭ですねぇ。

日本国民とすれば、もうホント、クロパトキン様様ですよ、ええ

司馬さん曰く、
専制国家の官僚というのは、国家へもたらす利益よりも自分の官僚的立場についての配慮のみで自分の行動を決定する



もしこの時、ロシア軍のトップがクロパトキンでなく、
もっと優秀な官僚だったら、日本は負けていたのかも。。

しかし、
前進の意志を捨てないというのは、日本軍のときには悲惨といっていいほどの特徴
ともおっしゃっているように、もちろん日本軍の頑張りもあったのですが。

読んでいて思うのですが、
この作品では、近代戦の戦闘の様子もとてもリアルに描かれていて、
戦場での悲惨さというのが、とてもよく伝わってきます。

ものすごく丹念にいろいろと調べられたのでしょうねー。
司馬さんのそういうパワーには、本当に頭が下がりますね



こちらの司令長官・ロジェストウェンスキーも、ちょっと問題アリって感じの人ですねー。

でも、ロシア政府の援助もなく、ほとんどほったらかし状態で、
極東への7ヶ月という長~い航海をさせられたのは、お気の毒としかいいようがないかも。。

それらロシアのクロパトキン、ロジェストウェンスキーに比べると、
日本の陸軍総司令・大山巌、海軍司令長官・東郷平八郎という人たちは、


お二人とも薩摩人ですが、本書に書かれている「ウドサァ」という旧薩摩藩の伝統、
薩摩にあっては総帥になるには「ウドサァ」にならねばならない
にピッタリの人物ですよねー。

ちなみに「ウドサァ」というのは、大男もしくは巨人という意味で、
ウドサァになるための最大の資格は、もっとも有能な部下を抜擢してそれに仕事を自由にやらせ、
最後の責任だけは自分がとるということであった

とのこと。

西郷隆盛なんかもそういうタイプの人だったみたいです。

…現代の某総理にも見習って欲しいよなぁ~。。
っっってムリか(笑)

次巻いよいよ最終巻です。
楽しみ♪





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最終更新日  2009.06.30 09:24:51
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