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2009.12.17
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カテゴリ: 読書/小説
博雅のもとを夜な夜な訪れる異国の美しい女性。
語れども声は聞こえず、哀しい眼で見つめ、
翌朝には、残り香とともに消えるその女が気になった博雅は、晴明に相談する。
晴明は、帝より博雅が賜ったという、吉備真備が唐より持ち帰った音のならぬ琵琶に興味を惹かれる。
果たして女性の正体は?
「月琴姫」など全九篇を収録。



陰陽師(夜光杯ノ巻) (文春文庫)


陰陽師シリーズ、文庫最新刊でーす。

「月琴姫」「花占の女」「龍神祭」「月突法師」「無呪」「蚓喰法師」「「食客下郎」
「魔鬼物小僧」「浄蔵恋始末」の短編9編が収録されてます。

どの話もしみじみしたいい話でしたねー♪

特にこの巻は、以前鬼からもらった博雅愛用の龍笛・葉二(はふたつ)が絡んだ話が多かったかな。

晴明も絶賛する博雅の笛の音。
どんな音なのか想像するだけでなんか癒されますー

晴明・博雅コンビのほのぼのしたあったかさも相変わらず素敵ですしね


少し長いけど引用。
↓ ↓
「なあ、晴明よ」
「なんだ、博雅」
「いつ、おれが、どのような死に方をするにしてもだ…」
「どうした」
「こうしておまえとこの世で出会うて、こうしてともに酒を飲んだ夜があったことを思えば―」
「思えば?」
「生きていたことの意味があったということさ。それは、つまり…」
「つまり?」
「いずれ死ぬにしろ、それはそれで運命ということであろうなあ」
「うむ」
「それでよい」
「うむ」
「この世に、おまえがいてよかったと、おれはしみじみと今、そう思っているのだよ、晴明―」
「馬鹿…」
「馬鹿?」
「そのようなことを、ふいに言うものではない、博雅―」
「何故だ」
「俺にも心の準備というものがあるからだ―」
「ふうん」


こういう二人の会話、好きだなぁ~
だから読むのをやめられないのさ、このシリーズは(笑)

次の巻も楽しみでーす





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最終更新日  2009.12.17 09:35:41
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