2003年11月 岩手県遠野市
岩手県は県の中では日本で一番広い。多くの人が内陸の雪や宮沢賢治、花巻温泉郷などを思い浮かべると思う。沿岸はあまり注目されていないような気がするが三陸の海の幸はとてもおいしい。黒潮と親潮がぶつかる海域の魚の種類はとても豊富だ。それにカニ、ホタテ、ウニ、アワビなども獲れる。 岩手県は都会のように華やかではないけれど、自然が好きな人にはいいところだと思う。今回旅行したのは岩手県遠野市。ドコモのCMで紹介されたり、電波少年で騒ぎを起こして問題になったりした。特に昔から残っている家や昔話、河童などで有名な町だ。子供のころはすぐ飽きて親に帰ろうとせがんでいたのを覚えている。 でも歳をとるとこういうものに興味を持つことって多いと思う。
伝承園
家の内部
遠野には昔ながらの良さが残っていると思う。 ふるさと村 や 伝承園 では18世紀初頭に建てられた家が保存されている。そこでは昔ながの生活がどんなものだったかを知ることができる。食堂も雰囲気が良くて、畳、いろりなど古きよき日本の造りとなっている。食べ物も遠野のそば、ひっつみなどおいしいものが多い。国道沿いには 風の丘 という休憩所のようなものがあるが、ここの人気がすごい。テレビで紹介されたこともあって観光客が絶えないらしい。丘の上にあり、そこから見える田舎の景色はのどかで素敵だし、中で売っている食料は地元で取れた新鮮なものばかり。しかも安い。最高のぜいたくだなって思う。レストランのそばやアイスクリームもおいしい。国道でここを見つけたらぜひオススメする。
風の丘から
今回行った伝承園のそばには「カッパ淵」という所がある。カッパが出てくるという言い伝えのある川だ。水は透き通っていて綺麗だ。橋の名前は「かっぱぶち橋」で、河童の像もある。
遠野からは早池峰山も見える。雪をかぶったときなんかはとても綺麗だ。 岩手県を旅行する際、昔のものや日本的なものが好きな人はぜひ寄ってみてください。