タケノコmaxのパソコンでオーディオ

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2013年12月22日
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カテゴリ: オーディオ


以前 NR-MZ60PREMI を中心とする私のカーオーディオ環境も,セパレート2ウェイスピーカーDS-G20の導入で飛躍的に向上した印象があったので,しばらくはそれで毎日の通勤中の音楽鑑賞を楽しんでいた。

しかし,いつもお世話になっているプロショップで,たまたま 三菱のデモカー の音を聴いて驚愕。サブウーファーがどうしても欲しくなってしまった。

そのデモカーは私のシステムとよく似ており,サブウーファー導入後の音の変化が想像しやすかったというのも大きい。まず,車は私と似た国産コンパクト。送り出しは同じNR-MZ60PREMIで,スピーカーは私のDS-G20よりワンランク上のDS-G50だったが,外部アンプはなくNR-MZ60PREMIの内蔵アンプで鳴らしているところは同じ。デモカーでは,それにサブウーファーのSW-G50が加わり,手ごろな価格の ロックフォードのアンプ がつながれていた。

ホームオーディオ用に作成したオーディオチェックCD-Rを聴かせてもらい,まず驚いたのが,私の環境と比べて,低域はもちろん,中高域のリアリティも格段によく聴こえたこと。DS-G20の倍近い価格のDS-G50の実力ももちろんあるだろうが,それにしてもほとんど別次元と言ってよい音が出ていた。低域の再現性がしっかりすることで他の帯域の音質も向上する,という話はホームオーディオでもよく聞くが,私は家でもサブウーファーを導入したことがなかったのであまり実感がなかった。やはりオーディオにおいて低域再生というのは極めて重要なのだろう。

試聴しているときに,私はすでにサブウーファーの導入を具体的に考え始めていたが,気になったのが設置のためのスペースと取り付け工賃。本格的にカーオーディオをしている人は,たいていサブウーファーはラゲッジスペースを大幅に改造して取り付けているイメージがあり,そのためには荷物を置くスペースが犠牲になるし,いかにもコストがかかりそう。しかし,三菱の担当の人に聞くと,そのデモカーではサブウーファーを入れた箱をラゲッジスペースにただポン置きしているだけらしい。箱はショップに製作をお願いしてもよいが,市販されている箱を使うこともでき,何より荷物を置く必要があるときに取り外し可能なのがよい。実際のところは,荷物を置くためにラゲッジスペースを空ける必要がある場合など,それほどないものだ。

サブウーファーの選択肢は,他のメーカーも考えるともちろん色々あるが,せっかっく三菱DIATONEで揃えてきたのだからと迷うことなくSW-G50に。ブリブリ鳴らすタイプではなくスピード感のある低音が出ると評判のウーファーで,私にはちょうどよかった。サブウーファー用のアンプは,車載用デジタルアンプで定評のあるJL AudioのHD750/1を選択。 Rasteme Systems RSDA202 などホームオーディオでその実力を思い知っているデジタルアンプは,電力の限られるカーオーディオ環境にはぴったりだろう。他のスピーカーで試聴した音は,余計な色づけなくウーファーの実力を安定して引き出してくれるという印象。

ショップから取り付け完了の連絡を受けて自分の車で初めて聞かせてもうときには,デモカーと私の車との違いであった,セパレートスピーカーのDS-G50とDS-G20の差が予想より大きいのではないか,DS-G20の力不足でそれほどの音質向上は望めないのではないか,という不安が正直あった。しかし一聴してその不安は払拭された。特に目を見張ったのが,高域の驚くほどの生々しさ。 Ella and Louis のサッチモのトランペットは,ショップによるNR-MZ60PREMIの調整の上手さもあるのか,家のシステムで聴くよりもリアリティを持って耳に迫ってきた。SW-G50の導入により,DS-G20のポテンシャルが十分に発揮されたのだろう。



一方,中域は低域や高域に比べると少しあっさりした印象になった。エラのヴォーカルも素直に鳴らすのだが,家の オートグラフ・ミニ で鳴らす生々しさに比べると少し物足りない。このあたり,デモカーでも少し気になったので,DS-G20の限界というよりはNR-MZ60PREMIの内蔵アンプの限界のように感じる。良質な 外部アンプ の導入により改善が期待できるが,新たな出費が必要だし,導入により今の高域の生々しさが失われるリスクもあるのが難しいところ。

いずれにしても,カーオーディオはホームオーディオよりも導入の結果が簡単に表れておもしろい。また,家では隣に気をつかってどうしても音量を絞ってしまいがちだが,車で田舎をドライブしているときには思う存分ボリュームを上げることができるし,また,車窓の風景という家にはない視覚的効果もある。DIATONEのホームページにある岩田由記夫氏の 名盤リスト などをかけて郊外をドライブするとしばしば感じる高揚感は,ホームオーディオではなかなか得られないものだ。

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最終更新日  2013年12月22日 19時19分43秒
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