サブウーファーの選択肢は,他のメーカーも考えるともちろん色々あるが,せっかっく三菱DIATONEで揃えてきたのだからと迷うことなくSW-G50に。ブリブリ鳴らすタイプではなくスピード感のある低音が出ると評判のウーファーで,私にはちょうどよかった。サブウーファー用のアンプは,車載用デジタルアンプで定評のあるJL AudioのHD750/1を選択。Rasteme Systems RSDA202などホームオーディオでその実力を思い知っているデジタルアンプは,電力の限られるカーオーディオ環境にはぴったりだろう。他のスピーカーで試聴した音は,余計な色づけなくウーファーの実力を安定して引き出してくれるという印象。
ショップから取り付け完了の連絡を受けて自分の車で初めて聞かせてもうときには,デモカーと私の車との違いであった,セパレートスピーカーのDS-G50とDS-G20の差が予想より大きいのではないか,DS-G20の力不足でそれほどの音質向上は望めないのではないか,という不安が正直あった。しかし一聴してその不安は払拭された。特に目を見張ったのが,高域の驚くほどの生々しさ。Ella and Louisのサッチモのトランペットは,ショップによるNR-MZ60PREMIの調整の上手さもあるのか,家のシステムで聴くよりもリアリティを持って耳に迫ってきた。SW-G50の導入により,DS-G20のポテンシャルが十分に発揮されたのだろう。